月別アーカイブ: 2017年6月

俊輔がジュビロで10番をつける「縁」は思ってるより絶妙なのかもなあ

ジュビロ磐田に移籍した中村俊輔の背番号は当然のように「10」。
そして7と10は誰がつけるかは、名波監督に決定権があったらしい。
去年はつけたいという選手もいたけど許可せず、
今年俊輔が入ってくるのを待っていたように空き番になっていたことに名波は「縁」と言っていた。
ぼくも似たような感覚はありますが、「7」ではなく「10」が空いていたのには、
もっと絶妙なほどの天の配剤が込められているのかもという気持ちもあります。

今回の移籍の注目度の高さは、
俊輔と名波のプレー(の感覚)が似ていることからくるためだろうけど、
だからといって俊輔が名波の「後継者」というわけじゃない。
後継者というにはあまりに本人に実力と実績がありすぎるからね。
中村俊輔はすでに中村俊輔として確立されている。

でもやはり名波と俊輔のプレーやサッカー観は、
観てるこちらにとっても重なる部分が多く見える。
そしてそのプレーは、やはり一般的には「10番的」なものになる。

名波といえば背番号は7。だけどプレーは10番的。
俊輔と名波に重なるところはある。
だけど同じ人間ではなく、後継者でもない。
つまり重なるところは「10番的プレー」というところだけ。
もちろんプレーとは書いても、ピッチ上のそれだけでなく、
サッカーに対する接し方、考え方、感覚なども含めてのことだ。

だからこの「10番」は、中村俊輔そのものを表現しつつ、
名波浩を感じさせもする絶妙な番号なんじゃないかなと、そんな気がしてるんですよ。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者komachin08 16:41 | コメントをどうぞ

今年のマリノスは強いかもしれないな

今回はまたしても、よそのクラブのことを好き勝手書いているので、
そういうのがアカンという方はバックでお願いします(汗)。
あとだいたい報道を見ての印象だけなので、
事実と違うことも多々あるかと思いますが、そこも申し訳ありません(汗)。

提携先の影響力が強すぎて、フロントが無力になり、
選手に不評の監督が残留し、またクラブハウスや練習場も定まらないため、
中村俊輔をはじめ主力が相当出て行って、
「今年はJ2降格もありえるんじゃ?」とも懸念されている横浜マリノス。
でも見方を変えると意外と強くなる要素もあるかも、とも感じています。

まずこれだけネガティブな要素がてんこ盛りなわけだけど、
逆に言えば残った選手はそのことをわきまえているわけで、
「もう何を言っても無駄なんだ。変わらないんだ」というあきらめを基礎に「だったらだったで残ったんだから」と割り切ってサッカーに集中する心理状態になっているかもしれない。
気にくわない監督だとしても、更迭も交替もないのなら、
この人の言うことを能面のような表情で全面的に聞いて、
やれと言われたことをきっちりやりきるしかない。
「監督を男に!」みたいな連帯感はなくとも、
ビジネスライク的な「団結」は得やすい環境になったとも言えるんじゃないでしょうか。

それに中心選手がかなり出て行ったけど、
もともとJリーグでも上位の戦力を持っていたクラブだ。
多少小粒になるにせよ能力の高い選手は維持できているはずで、
その選手たちが、理由はどうあれ「団結」して監督のサッカーを体現していくとすれば、
これは充分脅威になります。

加えて若手の中から急成長して中心になる「親孝行」な選手が出てくれば、さらに万々歳だ。
これは功労選手を切り捨ててでも強引に若返りをはかろうとしているくらいだから、
なかなか期待できる話でしょう。

ついでにシーズン中も「造反者」はほとんど出てこないはず。
なにしろこれだけ大騒ぎしても何も変わらなかったんだから「言っても無駄」は選手に染み着いているはずで、
だったらどんなに不満があっても黙々と言うことを聞くはずだからね。

そしてこれで結果が出始めれば、自然と選手の方も軟化してくる。
勝利以上の肯定材料は、この世界ではなかなかありえないから。

ただしそれも、今年うまくいって結果が出ればの話だろうけど。
うまくいかなければ不満や鬱屈はさらに深まって内圧を高め、
モチベーションは低下し、造反に近い形でパフォーマンスも落ち、
結果、J2へ降格という流れになってしまう可能性は高い。

それにたとえうまくいっても、今のマリノスは構造的不満があるから、
選手やサポーターどころか、フロントにすら鬱屈がたまっていくと思えてならないです。
なにしろ誰が最終決定権を持っているのか、まったく見えてこないものなあ。
フロントや社長の上にいる人が勝手に現場や人事をいじくって、しかも責任は取らない。
この前社長が辞めさせられちゃったけど、
これだってスケープゴートにされた印象があるものねえ。

今回のことも、社長は選手のため、ずいぶんがんばってたように見える。
でも今のマリノスは、選手やサポーターの声がフロントまでは届くけど、
その上には届かないイメージだ。

本来、最終決定権保持者=最終責任者であるはずの社長が「中間管理職」じゃ、
関わる人全員が不信と不満をおぼえても無理ないよ。
これで成績が出なかったら、監督が解任されて、
それで大騒ぎになったら社長が辞めさせられるんだろうな、また(苦笑い)。

そしてこれで今年うまくいっちゃったら、「見えない上の人(たち)」が、
「ほら見たことか。お前らは俺(たち)の言うことを黙って聞いときゃいいんだよ」的な感じになっちゃって、
さらにシッチャカメッチャカになってしまう可能性もある(苦笑い)。

仮にそれで「来年」や「再来年」も結果が出たとしても、
フロントも選手もさらに不満は募り、怒りは内圧を高めるのも間違いない。
人間なんだから、たとえうまくいってても
「お前らはアホなんだから黙って言うこと聞いとけ」って扱いをされればいい気分はしない。
ましてプロになるような選手や、クラブ(企業)のフロントに入るような人たちは、
自分の実力や実績にプライドを持っているだろうから、なおさらね。
そして数年後、結局今以上に取り返しのつかない形でクラブが崩壊してしまうかもしれない…

だから今年早々に失敗しちゃって、その「負の実績」を盾に大胆な構造改革をするのが、
長い目で見るとクラブのためになるんじゃないかなーとも思うんだけどねえ。
でもよそのクラブの話だから、あんまり言うのもねー(苦笑い)。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者komachin08 16:40 | コメントをどうぞ

昔の記憶がよみがえるとき(笑)

いまアニマックスで1980年版の「サイボーグ009」が放送されています。
ぼくの中で009といえばコレなので、とてもありがたい(笑)。
さすがに当時は小学生だったからねー、純粋に観てましたよ、いろいろと(笑)。

主題歌の「誰がために」も、カッコよくて、
それだけじゃなく歌詞の内容も作品の内容やテーマにあまりにピッタリで、
これぞ「テーマ(主題)ソング」って感じです。
原作の石ノ森章太郎さんが作詞だけど、
この人はコピーライターとかやらせても超一流になってたんじゃないかと思うほどですよ。
もちろん作曲の平尾昌晃さんの曲も抜群で。
そしてOPアニメーションもすばらしい。
さすが金田伊功。
「鉄人28号(太陽の使者)」も大好きでした。
もしかしたらもろもろひっくるめて、
アニメ史上最高の主題歌かもしれないとも思ってます。

そして当時は偶然見かけた原作マンガを読んで首を傾げることもあった。
「アオイホノオ」のホノオも言っているが、
原作は「なんだかよくわからない」ところがまた魅力だから、
小学生にはレベルが高すぎるのだ(笑)。
アニメはそのあたり「ちゃんとしている」(ホノオ談)からね(笑)。
ホノオはOPアニメも大絶賛だ(笑)。

たださすがに30年以上経っていて、あまり再放送を観た覚えもないだけに、
すっかり忘れてる話も多いんですが、
昨日の第43話「あばけ! 三兄弟の秘密」のシーンはなぜかよく覚えてて、
記憶が補完されて楽しかったです。
このあとちょっとネタバレ入ります。

これは004ことハインリヒが印象深かったんですよねー。

ネオブラックゴーストのボスの過去を探りに行ったチベットの山奥の村で、
仲良くなった村人たちがゾンビーグ(殺して言いなりになるよう改造されたサイボーグ!)
にされてゼロゼロナンバーズを襲いに来るっていう内容でしたが、
いくら「死体」とはいえ親切にしてくれた村人に反撃するのを躊躇するゼロゼロナンバーズは、山小屋へ逃げ込む。

だけどそこに、最も仲良くなったシーラという少女(推定6歳くらい)のゾンビーグが近づいてくる。
しかも003は彼女の体内には爆弾が仕掛けられていることをスキャンしてしまう。
爆発の有効範囲は約50m。
そこに達する前に彼女を撃って爆破しないと、自分たちも道連れになってしまう。
しかしいくらゾンビーグとはいえ年端も行かない少女を撃つなど…とためらうサイボーグたち。
それでも撃たなければ自分たちが死ぬ、とわかってるだけに、
009がリーダーとして銃を手にする。

が、それを制して「009、その役はおまえには似合わない」と前に出る004、ハインリヒ。

左手に仕込まれたマシンガンを構え、シーラに狙いをつける。
それでもわき上がる一瞬のためらい。
それを振り払うように胸中で強くつぶやく。
「…俺のあだ名は死神だ!」
発射されるマシンガン。
弾はシーラの胸を貫通し、爆弾も爆発する。
そしてそれに誘発されて雪崩が起こり、
ゾンビーグたちと彼らの村は雪の下に沈む…

雪崩に埋もれた村を見下ろしながら、ハインリヒは手にした折り鶴を見つめる。
「それは?」と尋ねる006に、
「俺が003に習って折ったんだ」と答えるハインリヒは、
シーラの名を呼びながら空へ向かって鶴を投げる…

という感じの話だったんですが、いろいろ覚えてたんですよねえ、なぜか。

004だって撃ちたくない。
だけどこういうとき、必ず「汚れ役」を買って出るんだよね、ハインリヒは(泣)。
ゼロゼロナンバーズは全員悲しい過去を背負い、
理不尽な経緯でブラックゴーストにサイボーグ化されているけど、
ハインリヒのそれは「ベルリンの壁」という戦争を想起させる要素があり、
さらに体中に武器を埋め込まれたサイボーグだけに、
余計に「戦い」や「殺し合い」のイメージを強めてしまうんだろうなあ。

あと関係ないが、この時期はもしかしたら「人間爆弾」が流行ってたのかもしれない(苦笑い)。
それと何回か、
折り鶴を最後のシーンみたいに投げたことがあるけど、ああは飛ばないな、やっぱり(笑)。
いいシーンなんだが、
おそらく今だったらかなりツッコミも入るだろう、Twitterの実況TLあたりで(笑)。

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