日別アーカイブ: 2017年6月12日

昔の記憶がよみがえるとき(笑)

いまアニマックスで1980年版の「サイボーグ009」が放送されています。
ぼくの中で009といえばコレなので、とてもありがたい(笑)。
さすがに当時は小学生だったからねー、純粋に観てましたよ、いろいろと(笑)。

主題歌の「誰がために」も、カッコよくて、
それだけじゃなく歌詞の内容も作品の内容やテーマにあまりにピッタリで、
これぞ「テーマ(主題)ソング」って感じです。
原作の石ノ森章太郎さんが作詞だけど、
この人はコピーライターとかやらせても超一流になってたんじゃないかと思うほどですよ。
もちろん作曲の平尾昌晃さんの曲も抜群で。
そしてOPアニメーションもすばらしい。
さすが金田伊功。
「鉄人28号(太陽の使者)」も大好きでした。
もしかしたらもろもろひっくるめて、
アニメ史上最高の主題歌かもしれないとも思ってます。

そして当時は偶然見かけた原作マンガを読んで首を傾げることもあった。
「アオイホノオ」のホノオも言っているが、
原作は「なんだかよくわからない」ところがまた魅力だから、
小学生にはレベルが高すぎるのだ(笑)。
アニメはそのあたり「ちゃんとしている」(ホノオ談)からね(笑)。
ホノオはOPアニメも大絶賛だ(笑)。

たださすがに30年以上経っていて、あまり再放送を観た覚えもないだけに、
すっかり忘れてる話も多いんですが、
昨日の第43話「あばけ! 三兄弟の秘密」のシーンはなぜかよく覚えてて、
記憶が補完されて楽しかったです。
このあとちょっとネタバレ入ります。

これは004ことハインリヒが印象深かったんですよねー。

ネオブラックゴーストのボスの過去を探りに行ったチベットの山奥の村で、
仲良くなった村人たちがゾンビーグ(殺して言いなりになるよう改造されたサイボーグ!)
にされてゼロゼロナンバーズを襲いに来るっていう内容でしたが、
いくら「死体」とはいえ親切にしてくれた村人に反撃するのを躊躇するゼロゼロナンバーズは、山小屋へ逃げ込む。

だけどそこに、最も仲良くなったシーラという少女(推定6歳くらい)のゾンビーグが近づいてくる。
しかも003は彼女の体内には爆弾が仕掛けられていることをスキャンしてしまう。
爆発の有効範囲は約50m。
そこに達する前に彼女を撃って爆破しないと、自分たちも道連れになってしまう。
しかしいくらゾンビーグとはいえ年端も行かない少女を撃つなど…とためらうサイボーグたち。
それでも撃たなければ自分たちが死ぬ、とわかってるだけに、
009がリーダーとして銃を手にする。

が、それを制して「009、その役はおまえには似合わない」と前に出る004、ハインリヒ。

左手に仕込まれたマシンガンを構え、シーラに狙いをつける。
それでもわき上がる一瞬のためらい。
それを振り払うように胸中で強くつぶやく。
「…俺のあだ名は死神だ!」
発射されるマシンガン。
弾はシーラの胸を貫通し、爆弾も爆発する。
そしてそれに誘発されて雪崩が起こり、
ゾンビーグたちと彼らの村は雪の下に沈む…

雪崩に埋もれた村を見下ろしながら、ハインリヒは手にした折り鶴を見つめる。
「それは?」と尋ねる006に、
「俺が003に習って折ったんだ」と答えるハインリヒは、
シーラの名を呼びながら空へ向かって鶴を投げる…

という感じの話だったんですが、いろいろ覚えてたんですよねえ、なぜか。

004だって撃ちたくない。
だけどこういうとき、必ず「汚れ役」を買って出るんだよね、ハインリヒは(泣)。
ゼロゼロナンバーズは全員悲しい過去を背負い、
理不尽な経緯でブラックゴーストにサイボーグ化されているけど、
ハインリヒのそれは「ベルリンの壁」という戦争を想起させる要素があり、
さらに体中に武器を埋め込まれたサイボーグだけに、
余計に「戦い」や「殺し合い」のイメージを強めてしまうんだろうなあ。

あと関係ないが、この時期はもしかしたら「人間爆弾」が流行ってたのかもしれない(苦笑い)。
それと何回か、
折り鶴を最後のシーンみたいに投げたことがあるけど、ああは飛ばないな、やっぱり(笑)。
いいシーンなんだが、
おそらく今だったらかなりツッコミも入るだろう、Twitterの実況TLあたりで(笑)。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者komachin08 16:40 | コメントをどうぞ