日別アーカイブ: 2017年6月18日

今年のマリノスは強いかもしれないな

今回はまたしても、よそのクラブのことを好き勝手書いているので、
そういうのがアカンという方はバックでお願いします(汗)。
あとだいたい報道を見ての印象だけなので、
事実と違うことも多々あるかと思いますが、そこも申し訳ありません(汗)。

提携先の影響力が強すぎて、フロントが無力になり、
選手に不評の監督が残留し、またクラブハウスや練習場も定まらないため、
中村俊輔をはじめ主力が相当出て行って、
「今年はJ2降格もありえるんじゃ?」とも懸念されている横浜マリノス。
でも見方を変えると意外と強くなる要素もあるかも、とも感じています。

まずこれだけネガティブな要素がてんこ盛りなわけだけど、
逆に言えば残った選手はそのことをわきまえているわけで、
「もう何を言っても無駄なんだ。変わらないんだ」というあきらめを基礎に「だったらだったで残ったんだから」と割り切ってサッカーに集中する心理状態になっているかもしれない。
気にくわない監督だとしても、更迭も交替もないのなら、
この人の言うことを能面のような表情で全面的に聞いて、
やれと言われたことをきっちりやりきるしかない。
「監督を男に!」みたいな連帯感はなくとも、
ビジネスライク的な「団結」は得やすい環境になったとも言えるんじゃないでしょうか。

それに中心選手がかなり出て行ったけど、
もともとJリーグでも上位の戦力を持っていたクラブだ。
多少小粒になるにせよ能力の高い選手は維持できているはずで、
その選手たちが、理由はどうあれ「団結」して監督のサッカーを体現していくとすれば、
これは充分脅威になります。

加えて若手の中から急成長して中心になる「親孝行」な選手が出てくれば、さらに万々歳だ。
これは功労選手を切り捨ててでも強引に若返りをはかろうとしているくらいだから、
なかなか期待できる話でしょう。

ついでにシーズン中も「造反者」はほとんど出てこないはず。
なにしろこれだけ大騒ぎしても何も変わらなかったんだから「言っても無駄」は選手に染み着いているはずで、
だったらどんなに不満があっても黙々と言うことを聞くはずだからね。

そしてこれで結果が出始めれば、自然と選手の方も軟化してくる。
勝利以上の肯定材料は、この世界ではなかなかありえないから。

ただしそれも、今年うまくいって結果が出ればの話だろうけど。
うまくいかなければ不満や鬱屈はさらに深まって内圧を高め、
モチベーションは低下し、造反に近い形でパフォーマンスも落ち、
結果、J2へ降格という流れになってしまう可能性は高い。

それにたとえうまくいっても、今のマリノスは構造的不満があるから、
選手やサポーターどころか、フロントにすら鬱屈がたまっていくと思えてならないです。
なにしろ誰が最終決定権を持っているのか、まったく見えてこないものなあ。
フロントや社長の上にいる人が勝手に現場や人事をいじくって、しかも責任は取らない。
この前社長が辞めさせられちゃったけど、
これだってスケープゴートにされた印象があるものねえ。

今回のことも、社長は選手のため、ずいぶんがんばってたように見える。
でも今のマリノスは、選手やサポーターの声がフロントまでは届くけど、
その上には届かないイメージだ。

本来、最終決定権保持者=最終責任者であるはずの社長が「中間管理職」じゃ、
関わる人全員が不信と不満をおぼえても無理ないよ。
これで成績が出なかったら、監督が解任されて、
それで大騒ぎになったら社長が辞めさせられるんだろうな、また(苦笑い)。

そしてこれで今年うまくいっちゃったら、「見えない上の人(たち)」が、
「ほら見たことか。お前らは俺(たち)の言うことを黙って聞いときゃいいんだよ」的な感じになっちゃって、
さらにシッチャカメッチャカになってしまう可能性もある(苦笑い)。

仮にそれで「来年」や「再来年」も結果が出たとしても、
フロントも選手もさらに不満は募り、怒りは内圧を高めるのも間違いない。
人間なんだから、たとえうまくいってても
「お前らはアホなんだから黙って言うこと聞いとけ」って扱いをされればいい気分はしない。
ましてプロになるような選手や、クラブ(企業)のフロントに入るような人たちは、
自分の実力や実績にプライドを持っているだろうから、なおさらね。
そして数年後、結局今以上に取り返しのつかない形でクラブが崩壊してしまうかもしれない…

だから今年早々に失敗しちゃって、その「負の実績」を盾に大胆な構造改革をするのが、
長い目で見るとクラブのためになるんじゃないかなーとも思うんだけどねえ。
でもよそのクラブの話だから、あんまり言うのもねー(苦笑い)。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者komachin08 16:40 | コメントをどうぞ