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錦織 強さを数字で 確率の面白さ

テニス 錦織と数字 確率の面白さ
 先日朝日新聞に錦織圭選手の事が大々的に報道されましたね。
 錦織圭選手が勝った情報は流れていましたが、
 具体的にどの様に強くなったかは、初めての情報でしたね。
 一般の方が読んでくれると良いのですが。
 皆さんは読まれましたか?
Frrkeinews

 いろいろなデータが紹介されていました。特に今年のランキング上昇の情報。
 錦織圭選手の何が良かったかなんですね。
 テニスの数字の基本を考えてみると、テニスのゲームの面白さが見えてきます。

 幾らポイントを奪っても、ゲームを取られたら、Nothing。
 幾らゲームをとっても、セットを奪われたら、Nothing
 セットをとっても、マッチを取られたら  Nothingです。
Lc1game

 一般プレーヤーでは1セットマッチが多いでしょうから、ゲームを頑張ります。
 トッププレーヤーはマッチを取るまで、頑張る持久力が必要なんです。
 ここがトッププレーヤーの厳しさですね。
 グランドスラム、デビスカップは5セットマッチですから。
 グランドスラムの大変さ

 デビスカップ、フェデラーの活躍でフランスを破る
  

 錦織圭選手世界ランク5位です
 
今年のポイント獲得率が出ていました52%です。
 トッププレーヤーの試合スタッツ
 
  いろいろなデータがあり、僕の情報源の一つです。

 凄く少ないと思いませんか。相手が48%とっている訳です。
 でも世界NO1のN.ジョコビッチでもポイント獲得率は55%、その差はたったの3%なんです。
 まあ、お互いに上位どうして戦っていますから、差は出にくいのでしょう。

 ちょうどこの数字、ATPファイナルのラウンドロビン、A.マレー戦でありました。
 錦織圭選手がポイント獲得率52%、  A.マレーは48%です。
 凄い接近戦ですよね。

 次にサービスのポイント獲得率を比較しましょう。
 1stサ-ビスのポイント獲得率 錦織:70%。A.マレー 75%。
 普通であれば、トッププレーヤーは1stサ-ビスのポイント獲得率が勝敗を大きく分けることになります。
 この時、錦織の、A.マレーの2ndサービスに対するアタックが凄かったんですんれ。
 A.マレーは2ndサービス26%しかとれませんでした。
 その結果、1stサ-ビス、2ndサービスを合わせたサービスのポイント獲得率は
 錦織圭60% A.マレー55%となります。
 ポイント獲得率から少し離れてきました。

Matchpointgameset

 ゲームカウントは6-4 6-4で錦織圭選手が取りました。
 するとゲームの獲得率は  12:8  錦織圭選手60% A.マレー選手40%となります。
 これから少し引き離したかな? って感じですよね。

 でもセットのカウントは2-0で錦織圭選手が完勝、ここでは100%となります。

 ポイントの獲得率はたったの2㌫差なんですが、試合は完勝。100%まで膨れ上がります。

 ATPファイナル ラウンドロビン 錦織圭 A.マレー戦
 

 錦織圭のブレインゲーム 強烈なフォアいつ使うか
 

 例えば、1ゲーム 40-0からポイントで取りました。100%です。 ゲームも1-0で100%。
 これがデュースの連続だとポイント獲得率は大きく変わります。
 競ったゲームで3回連続デュースでやっととりました。
 ポイント数では 8-6 57%でやっと取ったにもかかわらず、ゲームカウントは1-0,100%です。

 ですからゲーム的には、ポイントで幾らデュースを続けて頑張っても、負けたらNothingなんです。
 良くデュースゲームは頑張らないと、そう言いますよね。
 デュースゲームは頑張りどころなんです。特にサーバー側ですね。
 落としたら損失は大きいですよ。
 逆にリターン側はチャンスですから、カサにかかってきます。
 競った場面で強いのが、R.ナダルです

 裏を返せば、ポイントよりも、ゲームを取ることを考える。
 ミスでポイントを落としても2ポイント連取で取り返す。これが大事なんです。

 勝利の法則 2ポイント連取する

Sayingnovacwinlaw

 勝利の法則シングルス

 勝利の法則ダブルス

 ゲームを落としたら、いくらなんポイントで競っても、落としたものは返りません。
 それは忘れて、後を引かないようにして次に集中力 なんです。

 1セットを落としても、草大会では負けですが、それはたったの1セット、
 多くのゲームとさらに多くのポイントがあるのですが、
 このミスは反省材料として、次に活かしますが、今は反省しません。忘れます。
 次のセットでは気持ちを切り替えて
 たったの0-1セット、この気持ちで臨むことなんです。
 テニスの試合、基本を見直そう  

 要するにポイントにこだわらず,大局的に試合を見ようという事です。
 試合中は反省せず、次の新しいポイントに集中する。
 これを覚えてください。

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 本日の御教訓 試合に勝つ数字
大局を見る,ミスは忘れる
1:デュース取らなければNothing
2:ゲームを取る事
3:セットを取る事

 錦織圭 A.マレー戦 ハイライト動画

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 最後まで読んでいただいて、有り難うございました。

カテゴリー: エッセイ, 戦略, 錦織圭 | 投稿者tsukky 07:08 | コメントをどうぞ