ジョコビッチの戦略のベース フェデラーの攻撃力をそぐ それは?
ジョコビッチ、強かった。
フェデラーと活き詰まるキープ戦、コレハガチンコ勝負と思われたが、
一瞬、リードすると、そこから一気に引き離しにかかった。
ジョコビッチが、結果的にストレートでフェデラーに勝てた理由、勝因を探ってみよう。
これで、ジョコビッチはイタリア国際連覇。
ロランギャロスの初優勝にグランドスラムを賭ける。
トッププレーヤーとグランドスラム
勝ては生涯グランドスラム、このまま連勝すれば、年間グランドスラムも夢ではない。
いつもならこのジョコビッチ、フェデラーのライバル同士の試合はもっともつれる。
しかし今回、ジョコビッチが、圧勝した理由は何だろうか。
と言うか、第1セット、R.フェデラーがブレークされるまではイーブンの展開。
特に二人のサービスゲーム、全く崩れる様子がなかった。
特に最初のポイントは必ず取って、アドバンテージを握る。30-0に行くことが多い。
基本的には相手の苦手を攻めて、チャンスを待つ。クロスコートのラリーになる。
これが途中から、フェデラーがポイントのリードを奪えなくなってきた。
きっかけはN.ジョコビッチのドロップショット。
R.フェデラーもベースラインの内側から攻撃する選手なので、それほど下がってはいない。
しかし、N.ジョコビッチのハードヒットが効いている。
次は、フォアか、バックか? R.フェデラーが考えている一瞬にドロップショット。
これが絶妙、ネット際にポトリと落ちて、サイドスピンで横に逃げる。
R.フェデラーは体力を奪われる。
一方で、N.ジョコビッチは余裕がある。N.ジョコビッチスーパータフネスだ。
クレーコートのフットワーク、N.ジョコビッチに長がある
クレーコートは
滑る
だから
滑らせる
遠くまで届く。
slide
しかし、
次のポジションに
戻る
stop
してすぐ戻る
クレーコートのフットワーク
N.ジョコビッチ、クレーコートのフットワーク、冴え、気持ち良く滑らせる。
そこはR.フェデラーも分かっているから、試合展開を早めようと、ネットプレーを増やした。
フェデラーの試合展開の速さ、早さ。
この体力勝負で優位に立ち、戦略が冴える。
まずサービス力。
1stサ-ビスではR.フェデラーのフォアにボールを集め、威力で、フェデラーにプレッシャーをかけた。
と、簡単に書いたけれど、R.フェデラーの得意ショットはフォア。
ここを攻める勇気。フェデラーは、ノバックは、バックを攻めるだろうと、予測していたのだと思う。
その得意を、打ち破って、戦意喪失させようと言う、大胆な作戦だ。
皆さんはやらないでね。相手の苦手を攻めるんですよ。
R.フェデラーのフォアのリターンはそれだけでも大きな武器だからだ。
そして2ndサービスは、R.フェデラーのバックに、弾むキックサービスを打ち込んだ。
片手打ちバックハンドの選手が一番嫌がる場所だ。
片手打ちバックハンドの高い打点は、力が入りにくいからだ。
ストローク戦になっても、N.ジョコビッチは深く、安定して返した。
しかしR.フェデラーは、どうしたことか浅くなった。
疲れで、脚部のタメが無くなってきた。
さらに驚いたのが、R.フェデラーのバックハンド、得意なはずのスライス、
このミスが響いた。
トッププレーヤーではスライスは防御のショットだが、
ことR.フェデラーに関しては、7色のスライスとまで言われ、
滑り方、回転数、コースと、普通は申し分ない。
これが浅かったり、ネットミスが多かった。
リターンのスライスでもミスが目立った。
結果論だが、N.ジョコビッチのトップスピンが良く伸びて深かった。
これもN.ジョコビッチの体力があっての伸びだ。
R.フェデラーはラケットの上部に当てる、フレームショットが多かった。
R.フェデラーの良かったのは、唯一、ネットプレー
サーブ&ボレー
アプローチショット、これでのポイントはしっかり稼いだ。
と言う事は、もっと積極的にネットプレーに出るのもありだったかもしれない。
まあ、テニスでは 「たられば」 はないけれど。
負けに言い訳無し
なぜかここに、月さんが、若い頃、葉山マリーナでウッドベースを弾いていた時の貴重な写真があります。
テニス、メンタル.タフネスの重要性、 心が体、技をリードする。
ボール出しマニュアルでも、メンタル.タフネスにはかなりのページを割いています。
レッスンマニュアル ドリル選270 冊子版
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★☆★ クレーコート シーズン ★☆★
イタリアオープン 公式サイト
トッププレーヤーの練習風景の動画があり親切。
全仏 公式サイト
5月24日
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