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錦織 ステップアップ 敗因 Part3戦術編 上海マスターズ2015

ATPファイナルに上がるために 敗因を整理 自分を取り戻せ
 上海マスターズでは残念ながら3回戦で敗れた。今、錦織圭には重要な局面。
 そう、錦織 Keiatprace7

 ATPファイナル出場の
 ために落ち込んでいられない。
 去年錦織圭が
 一気のフィーバルできたのは
 ATPファイナル出場があったから。
 ランキング上位も重要だが、
 トッププレーヤーとして
 ファイナル出場は夢。
 ましてや2年連続となれは、
 その実力も認められる。
 今の錦織圭に必要なのは、自信の良いプレーヤー―を思い出すこと。
 相手に飲まれず、自信を持ってプレーする事。
 ATPファイナル出場へ向けて2014 Play Back

 ATPファイナルの重要性 

錦織圭に必要なのは、残りの試合で成績を残すこと。
 大きなプレッシャーに打ち勝たなければならない。
その意味で、K.アンダーソン戦を振り返っている。
 Part1メンタル.タフネス編  
 Part2データ編
そして今回がPart3 戦術編。
  上海で勝ち上がっている、N.ジョコビッチ、R.ナダル、J.W.ツォンガ、A.マレー
 その共通点は、相手のサービスを攻め返すこと。
 特に2ndサービスは、前に入り込み、叩き込んでくる。
 N.ジョコビッチのB.トミックの1stサ-ビスから、リターンエース、140キロ超えでコーナーに突き刺さる。
 これがトッププレーヤーですね。しかも錦織圭は出来ていた。

 上海マスターズ ベスト8 ハイライト動画
 

K.アンダーソンの良さが目立った。
 戦略的にはチャレンジャー精神でハイリスク、ハイリターンの攻撃
 その基本戦術が
  1:ビッグなサービス  
  2:攻撃的なリターン
  3:仕掛けが早い

1:ビッグなサービス
 ファーストサーブは仕方がない。時速240キロ。予測しなければ取れない。
 予測が外れたら、抜けて行く。ワイドが多かった。
 これは、錦織圭が仮にリターンを返しても、次にオープンコートが出来るから、そこを狙っていく。
 ワイドサービスにオープンコート攻撃。これは長身のビッグサーバーの特権だ。
 錦織圭は、R.フェデラーの様なコースを狙うサービスが必要。

2:攻撃的なリターン
 錦織圭の2ndサービス、甘くなったところをウィナーを狙って叩きこんでくる。
 最近の錦織と対戦する選手、と言うか、トッププレーヤーは2ndサービスはGood Chanceなのだ。
 リターンゲームで、K.アンダーソンが上回っているのが良く分かる。
 このリターンゲームこそ、錦織圭の得意技のハズ
 自身に満ちた構えで、サーバーにプレッシャーをかけること。
Saykeidefencesecret

 逆手に取られた。

3:仕掛けが早い
 サービスを打ったら出来るだけフォアでストロークをとる、
 これがベースライン入るのが早いし、ショットも速い、151キロ。錦織圭の2ndサービスよりも速い。
 そして逆クロスのショートクロス。ボールがストンと落ちる。
 躊躇なく振り切れているからできる技だ。
Kevinkeiattack

 このショットのコンビネーション、トッププレーヤーでは常識的。
 ビッグサーバーのサービス、リターンが甘くなるので、この作戦は有効になる。
 ここまでクロスを狙われたら、ギャンブルで読んで、動くしかない。
 でもダウンザラインもあるから、結局動けない。

 パッシングショットは速くて力があるが、ラリーで力負けをしている。
 楽天オープンのペール戦がまさにそうだった。

 K.アンダーソンは、このところ調子を上げ、ランキングも10位まで来ている。
 しかしリターン力では錦織圭が上のハズ。
 そのK.アンダーソンにリターン力で負けた。

 それは、結果的に、サービス力の不足と言える。
 錦織圭のサービス力が押せないので、K.アンダーソンのリターンで攻め込まれた。

 錦織圭のやりたいことを相手にやらせてしまった。
 出だしのサービスゲーム、1stサ-ビスが入らない。
 ネットミスは少ないものの、はっきりしたフォールトが目立つ。
 錦織圭の大きな弱み。調子を出すのに時間がかかる。相手と組み合いながら調子を上げる選手。
 
 トッププレーヤー相手では、組み合ているうちに引き離されてしまう。

 頂けないのは第1セットのセットポイント、ダブルフォールトで落とした。
 このタイブレーク、ミニブレークでリードしていたが、すぐに追いつかれた。
 第2セットのタイブレーク、いきなりのミニブレークで0-3,
 これはビッグサーバーのK.アンダーソン相手ではきつい。

 マッチポイントを握られてから、相手の1stサ-ビスに対してリターンエース、
 次の2ndサービスに対してリターンエース
 と見せ場は作ったが、開き直りのショットでは確率勝負のテニス、では勝てない。
 追い込まれてからの開き直りではなく、試合展開中に、開き直れる事が重要。

錦織選手が立ち直るために、武器はたくさん持っている。 
 錦織選手にしかない良さ、ひらめきを思い出して欲しい
 タイミングを外したドロップショット 

 相手のドロップショットを読んでの逆襲
 

 いきなり来るダウンザラインのウィナー
 

 相手をネットに寄せてのトップスピンロブ
Keitr4tlob

 

 これらを可能にしているのがゾーンを前にとって攻めるショット
 

 さあ、この錦織圭自身を思い出して、自信を持ってプレーして欲しい。
 可能性を秘めた選手なのだから。

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  試合のスタッツを見た方はATPのサイトから入ろう、上海マスターズのサイトは見にくい。偏見がある。

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カテゴリー: ATP, エッセイ, 作戦, 戦略, 敗因, 錦織圭 | 投稿者tsukky 09:37 | コメントは受け付けていません。

錦織 上海の敗因を探る データ編 実は意外な

錦織圭の 敗因を探る データ編
 プロ野球も大詰め。
プロ野球 パリーグ 
 ソフトバンク 3-1 ロッテ
 ソフトバンク、圧勝ですね。

  が3勝1敗、
 ヤクルト、王手です。

男子シングルス 準決勝
R.ナダル(8) vs. JW.ツォンガ(16)
ジョコビッチ(1) vs. A.マレー(3)

男子シングルス 準々決勝
●K.アンダーソン(12) vs. ○JW.ツォンガ(16), 6-7, 7-5, 4-6
●S.ワウリンカ(4) vs. ○R.ナダル(8), 2-6, 1-6
○N.ジョコビッチ(1) vs. ●B.トミック, 7-6, 6-1
○A.マレー(3) vs. ●T.ベルディヒ(5), 6-1, 6-3

 試合のデータを出来るだけ集めている、客観的に何故試合に勝てたか、負けたかを集計して、法則化したいから。
 Part1ではデータ化しにくい、メンタル.タフネスについてふれた。
 
 錦織圭はK.アンダーソンに心で負けた。
 錦織圭が負けた時に、良く起こる事。表情に出やすい。
 R.ガスケに勝てない理由もその様な気がする。

 錦織圭の好不調の波  
 トッププレーヤーと言えども人間、好不調の波はある。
 でもN.ジョコビッチ、不調でもそれなりに勝つ。
 それがトッププレーヤーの宿命。錦織圭もBig4の一角に入るであれば、その強さは不可欠。

 あれだけ試合を戦っているトッププレーヤーでも、プレッシャーは必ずかかる
 セットの終盤、4-5、タイブレークではプレッシャーがかかってくるのが良く分かる。
 ましてや一般プレーヤーならなおさらのことだ。
 K.アンダーソン、錦織圭の試合をテレビで見ていたが、
 錦織圭を応援しているせいか、ミスをするとすごく気になる。
 ところがデータを集計してみると、全然雰囲気は異なる。
 ここがデータと見た目の違いの面白いところだ。
 指導者コーチは、冷静に試合を見つめる必要がある。
 その意味でスコアは凄く大事。
 ただカウントの推移ではなくて、アンフォーストエラー、
 ショットの精度をしっかり見極めたい。

Kevinkri
 錦織圭のアンフォーストエラーが多過ぎる。

 草大会であれば、ボールの深さ、相手がどのボールで前に詰めて来るかなど、データ化すると良い。

サービスのデータ
 ファーストサーブの確率、ポイント獲得率も錦織圭が上だが、
 2ndサービスで逆転された。
 裏を返せば、錦織圭がK.アンダーソンの2ndサービスを叩けなかった事。
Kevinkeiserstats

リターンゲーム 錦織圭得意のリターンゲーム。
 見たかった錦織圭の弾丸リターン
Kevinkeirestats

 

 ここでK.アンダーソンが上回っている。
 リターンの成績では、錦織圭は10位以内、K.アンダーソンは50位台。
 考えようによっては、K.アンダーソンのサービスが良く、
 錦織圭のサービスが甘かったことになる。

 最近の錦織圭の試合、乱打戦が多い。ストローク、バックハンドも得意なのだが、
 相手は少しずつ、錦織圭の速いテンポに慣れてきている。

 B.ペール、K.アンダーソンも錦織圭の打ち機をそらせるムーンボールの使い方が上手かった。
 
 攻め込まれた時に、時間稼ぎに使う。左右の遠く振られた時にトスをしっかり効かせて返す。
 センターに深く。そうしないと、角度をつけて叩きこまれるから。

 実はこの敗戦、前兆が、その前の試合、キリオス戦 
 

 楽天B.ペール戦  
 USオープンのB.ペール戦、に見える。

 攻撃合戦、打ち合いが得意な様に見えるが、
 ミスを少なくして、最後に抜く、これが錦織圭のスタイルだと思うのだが。

 試合中のひらめき、奇想天外なショットが減って来た。
 打ち合いのラリーが増えている事で分かる。

 相手に攻撃パターンを読まれて、カウンターを食らうことが多い。
 その原因は、サービス、リターンのコントロールの甘さ。
 ウィナー狙いのショットの精度が落ちている。
 コーナー狙いのショットが甘く入る。ミスを恐れているのだろうけれど。
 リターン力は30-40%の世界。
 しかしサービス力は、80%の世界。ここを下げると試合は厳しくなる。

 錦織圭は最近サービス力は良くなっているが、

 基本はデフェンス力の選手
 K.アンダーソンに、強く出られて、プレッシャーをかけれなかった。

 K.アンダーソンのサービスが好調なのは仕方がない。
 リターンの名手、S.バブリンカを破っている
 

 バックハンドの打ち合いでも、フォアに回り込まれてショートクロスの逆クロスを決められていた。
 一方、錦織圭のショットは、ミスが目立った。

 錦織圭、ATPファイナルに向けて、今年の試合も終盤。
 大きな修正点は、無いはず。冷静に自分を見つめ直して、まず休養をとろう。
 気持ちの持ち方が大きい。
 USオープンの時の様に、敗戦を引きずらない方が良い。

 レッスンマニュアル 改定 内容充実  

 負けた試合から得ることは多い

本日の御教訓 敗戦の後
 試合分析、整理
 1:敗因を見つけ出す
 2:対策を考える
 3:次の試合に間に合う方法で
Saykei

 テニス、試合前に、Plan → Do → Check → Actを考える事は重要だ。

 上海マスターズ。シードで敗れたのは、
 R.フェデラー、予選上がりのラモスビノラスにまさかの敗戦
 
 そして第6シードの錦織圭。 
 第7シードのD.フェレールもB.トミックに敗れた。
 このところD.フェレール、精彩がない。錦織圭同様、ATPファイナルの当落線上にいる。
 R.ガスケも敗れた。それだけプレッシャーが大きいのだろう。

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カテゴリー: ATP, スコア, 敗因, 錦織圭 | 投稿者tsukky 05:50 | コメントは受け付けていません。