リターン上達法 ストローク感覚ではだめ コンパクトに

コーチ歴35年、月さんが明かす テニス上達のヒント リターン編
 テニスの技術論を展開していますが、
 リターン特集です。

 学校では新学期が始まりました。
 もう学生ではない皆さんも、一つの区切りとして、再出発のきっかけにしましょう。
 何となく時間が流れてしまいますから。
 新学期と言えば、新しくテニス、ソフトテニスの部活の顧問になられて、苦労されている方も多いようです。
 いろいろ質問を頂きます。
 部活での指導法
 作戦ボードについての質問 が多いですね。  

さて、テニスの技術論を再構築しています。
 僕の場合、テニスと言うか、スポーツの指導の原点があります。
 それは合理的、科学的、顧客志向、合目的的と言う事です。
 テニス上達のマニフェスト
 テニスの基本、科学的な上達法、それは?

 スポーツの動きとしては、全体像から入り、部分をチェックします。
 動きをフィーリング でつかむようにしています。
 
 基本的には、全身運動、円運動が基本。そして動き始めたら連結してプレーします。
 試合を想定しましょう。サービスから始まってのコンビネーション、
 リターンも同じですね。
 サービスは次のショットのジャンプ台。
 リターンもそうですね。

 上達には、良いイメージが重要です。
 良い見本を探して、徹底コピーします。

リターン上達法に入ります。
ATPのマスターズを見て気付いた、リターンの進化を取り上げながら、説明しています。
 サービス、リターンは試合の一番最初にプレーするショットですから。
 リターンの重要度は大きいです。
Sayre

 一般プレーヤーの方はストロークが好きですよね。
 試合を考えたら、重要度の高いショットを練習したいですね。
 1にサービス、2にリターンです。

 昨日はリターンはレシーブ、ストロークにあらずと言う観点から、リターンの総合論 を紹介しました。

今日はリターンの各論Part1  リターンはストロークにあらず。
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 Part1-1 リターンの基本的な考え方、を紹介します
まずは、皆さんに二つの質問。
質問1:皆さん、レシーブ、リターンどちらの言葉を使いますか?

質問2:リターンはストロークですか?
 皆さんはストローク大好きな方が多いですね。
 練習でも、ストロークで打ち合うのが好きな方を多く見受けます。
 確かにストローク、ラリーが続くと楽しいですが。
 リターンの違い、グリップと関係します。
 ストロークで叩きたいんであれば、厚いグリップ。
 ボレー感覚で合わせるのであれば、薄いグリップになりますね。
 これならフォアバックの両方に対応できますから。

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試合を考えたら、リターンでしょう。
 僕はレシーブよりもリターンの考え方の方が、好きです。
 より攻める感じが言葉から伝わります。
 リターンの勧め 

 そして、リターンはストロークではなく、独自のテクニックだと把握しています。
 ストロークのラリーでは、1.5秒でボールが来ます。
 でもサービスは1秒以内、ビッグサーバーなら0.5秒でボールが飛んできます。
 ですから、動き出して打つ余裕が少ないですね。

Serrecrossratern

 リターンはコンパクトに A.マレーの教え
 

 これは何度も書きますが、レシーブと言う言葉よりもリターンの方が積極的に攻めるイメージがあります。
 レシーブだと受け身的なんですね。
 最新のテニス技術では、リターンは攻める、逆襲する発想です。
 リターンを攻める先駆者は、R.ナダルですね。
 錦織圭は予測の良さを活かします。動きが俊敏ですね。

 リターンをストロークととらえている方、サービスが遅い場合は良いのですが、
そこそこ良いサービスには反応が難しいでしょう。
ですから、サービス優位の場合は、リターンはコンパクトに合わせる事から始めましょう。
リターンはボレー感覚って言います。

A.マレーが強くなった理由 リターン力アップ

ただし、グリップが厚いと、ストローク対応ですから、
ボレーのグリップの方が楽ですよ。
 面白い事に、最初はタイミングが合わなくても、
 試合を続けて行くうちに、少しずつあってくるものです。
 人間って能力あるんですよ。
 自分を信じてあげてください。

リターンと普通のストローク、どこが違うか。
 リターンはストロークにあらず
 ストロークは続けるショット、
 リターンは緊急ショット、ですよね。余裕ないでしょう。

 どこが違うか、それはテイクバックですね。
 リターンのテイクバックは小さく、でもボデターンはしっかり。

 そこで、リターンにも、システム5 の考え方をを活用しましょう。
 
 テイクバックをコントロールする考え方。

 イメージはボレーと同じです。
 ボレーと異なる事は、ボレーはスライス感覚を活かしますが、
 リターンでは、スライス、トップスピン、フラットとタイミングで異なります。
  余裕がない時、まだ相手のサービスに慣れていない時は、スライスで準備した方が楽です。
  タイミングが読めて来たら、フラットで合わせます。
 サービスを読み切ったらトップスピンがいいですよね。
 攻撃的に行きたいとき、サービスが良過ぎる時は、開き直ってのライジングリターンもありです。
 自分のリターンのタイミングを信じて動きます。

リターンする時に、速攻の意識はありますか?
 サービス優位なので、そこを逆手にとって、発想を切り替えます。
 皆さんのリターンはどちらですか?
 攻撃 or 守備
 叩く  or 返す
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 ダブルスではさらにリターン力が重要
 何故だか分かりますか?
 リターンの続編で詳しく解説します。

テニス上達のレッスンカード
 リターン上達のヒント

 勝利の法則シングルス

 勝利の法則ダブルス

この様な展開で進めます。乞う! ご期待!!

テニス上達のヒント
リターン重視のドリル練習 ボール出しマニュアルの概要

必見!! 錦織圭を育てたコーチの指導法DVD
「ゲイブ・ハラミロの「Making Champions 4&5」(サービス&リターン)」

 月さん、コーチ歴30年の集大成 レッスンマニュアル、ボール出し上手になる
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カテゴリー: イメージ, イラスト, エッセイ, テクニック, リターン, レッスン, 上達 | タグ: , , , | 投稿者tsukky 05:44 | コメントは受け付けていません。