カテゴリー別アーカイブ: 全仏

バブリンカ全盛時の強さ戻る ツォンガ 破りファイナルへ 全仏2015

全仏2015  準決勝 S.バブリンカ クロスコート打ち合いを制する
 この二人、ビッグ4に次ぐ、記録を持つ。
 大きな大会、グランドスラム、マスターズ1000で、ビッグ4以外が優勝しているのは、
 実は数少ない。

 ここ数年では、N.ジョコビッチの独壇場、そこにR.ナダルが絡む
 

 それだけ、ビッグ4、N.ジョコビッチ、R.フェデラー、A.マレー、R.ナダルが強いと言う事なのだが。
 ご存知の様に、S.バブリンカは去年の全豪で、R.ナダルを破って優勝
 
 J.W.ツォンガもマスターズ 2014 ロジャーズカップで優勝
 
 この時は、A.マレー、R.フェデラーと破り、J.W.ツォンガの時代が来るとさえ思わせた。

 直近の試合では、スイスが優勝したデビスカップ、最初の試合でS.バブリンカがJ.W.ツォンガに勝ち、リードした。
 

 S.バブリンカには精神面で支える、G,ノーマンコーチの存在が大きい
 
 G.デミトロフも指導している。

テニスは自分と、心との戦い。

 地元の声援を受ける、J.W.ツォンガに対して、冷静に戦う必要がある。
 S.バブリンカは冷静だった。3年前までは、結構ホットで、逆転負けが多かった。
 G.ノーマンコーチのコーチング受けてから、冷静さが増していた。
 まさにメンタル.タフネスの効果だ。
Swjtscore

  メンタルタフネスと言えば、J.W.ツォンガ、チェンジエンドの椅子に座って、 瞑想している。
 禅的な瞑想、メンタル.タフネスの良い例だ。

前のポイントは忘れ去り(これが難しい)、次に集中力する。
 S.バブリンカ、Wawrinkaeyesfocus

 バックハンド、
 自信があるので、
 次の流れを
 瞬時に判断できる。
 目が獲物を狙っている。

 

 チェンジエンドの20秒で、集中力出来る、イメージカードご存知ですか?
 効果的ですよ。  僕も使っています。

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 こんなカードConcentration2_2

 を見ます。
 20秒見ると、
 集中できる。
 不思議ですね
 残像が残るんです。

メンタル.タフネス、慣れていないと難しいですが、自分を客観的に観る事。
 試合の反省が大事。メモに採り
 
 次に結びつけます。
 プラス思考が大事です

 自分が乱れるのはどんな時か。気づきから次に発展します。
Mtplusmind

 この二人、以外にも友人同士。練習も良く行う。
 だから、S.バブリンカも試合をスムーズに進められたのかもしれない。

 試合の流れが分かる数字、データ

 グランドスラムならではの分析  

 ウィナーからアンフォーストエラーを引いた安定指数で、試合の流れが分かる。
 S.バブリンカが 60-48=+12
 J.W.ツォンガ  39-53=-14  お互いに攻撃しての結果だから仕方がない。

Swjtstats

 攻撃型の選手はミスを恐れては勝負にならない。
 S.バブリンカ、J.W.ツォンガも超攻撃的な選手。
 速い、っ強烈なストローク、アウトミスを恐れていたら打てない。
 勇気が必要だ。

 ベスト8でR.フェデラーを破った、S.バブリンカ。攻撃力で勝った
 

 デフェンス力の選手はアンフォーストエラーを極端に抑える。

 これができなかったR.ナダルはN.ジョコビッチに敗れた
 
 
 ブレークチャンス、お互いに多かった。
 J.W.ツォンガの多く17回、S.バブリンカは15回。
 しかしブレークに成功し他のは、S.バブリンカが3回。J.W.ツォンガはたったの1回。

二人のクレーコートでのラリー練習

錦織圭を育てた ゲーブハラミロ最新ストローク上達法

 作戦ボードの詳しい内容は

 作戦ボード、年々進化中

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カテゴリー: エッセイ, シングルス, ストローク, テクニック, バブリンカ, 全仏, 勝因 | 投稿者tsukky 17:49 | コメントは受け付けていません。

バブリンカ 見事バックハンド フェデラー 破る 全仏2015

バブリンカ 完全復調 苦手のフェデラー破った。全仏準々決勝
 スイス人同士の対戦から、
 バックハンド、ストローク、
 パッシングショット、
 勝つ要素を探ってみたい。

 過去の対戦成績は R.フェデラーの圧倒。16勝2敗。
 二人の対戦成績

 S.バブリンカは、上位に対して、まだまだ弱い。
 ここは錦織圭の方が上。

 S.バブリンカ、R.フェデラーに打ち勝つ。
 S.バブリンカ、去年は、全豪、グランドスラムで初優勝して、一気に赤丸急上昇。
Swrfscore

 

 しかし、今年は、前半連敗を重ね、低迷していた。

 去年この二人デビスカップで大活躍、二人で優勝した。
 
 R.フェデラーは、ロランギャロスでの2勝目を狙っている。

 S.バブリンカはひたすら、自分のテニスを追い求める感じだ。
 試合スコアは一方的に見えるが、
 R.フェデラーは、自分のテニスをきっちりこなしている。
 サービスからの展開、
 サービスエース7本でダブルフォールト0。これは素晴らしい。

R.フェデラーらしいドロップショット
S.バブリンカをRf
 ベースライン
 深く追い込んで。
 強打する
 構えから、
ドロップショット

 S.バブリンカが久々にR.フェデラーに勝った、去年のモンテカルロ。
 この時もストロークが良かった
 

 ウィナーもアンフォーストエラーをよりも多く、
 ドロップショットも良かった。

 一つの誤算が、ネットプレー。
 S.バブリンカはR.フェデラーのネットプレー、
 パッシングショットで待ち構えて、ウィナーを奪った。
 R.フェデラーから44本のウィナーを奪うのは並大抵のことではない。

 S.バブリンカのパッシングショット。
 スウィングスピードが速いので、片手打ちでは最速。
 普通に、ワイドかダウンザラインを狙えば、ネットポジションにつく前に抜ける。
 それくらい速い。
Swpshotscross

片手打ち バックハンドの魅力 

 バックハンド、最速対決 両手打ちの錦織圭、片手打ちのS.バブリンカ 

 錦織圭もパッシングショットは上手い
 

 驚いたのが、ランニング、のパッシングショット
 走った勢いがあるので、クロスに打ち、走り抜ける事が多い。
 さもなければ、ワイドに走り抜けながらポール回し的なダウンザライン。
 こうでなければ、ランニングショットは難しい。

これをS.バブリンカは
 ランニングで、Swfspshotrunrev

 フォアの逆クロス、
 を打った。
 見事に抜ける、

 R.フェデラーは、
 全く予想していなかっただろう。
S.バブリンカのギャンブル魂だ。

二人の試合スタッツ。注目は1stサ-ビスのポイント獲得率、ウィナーの数。ブレーク数。
Swrfstats

 試合のデータ分析は、プレースタイルが良く分かる。

 ランニングショットと言えば、試合で走る距離がデータとして紹介される。
1ポイント当たりの距離が面白い。
 S.バブリンカはSwrfrunrg

 9.81m  
 R.フェデラーの
 10.42mよりも短い。
 この二人の
 展開が早い
 と言う事だ。

 錦織圭は、J.W.ツォンガに11,4m走らされている。

 コートの大きさと走る距離
 

 どこかに錦織圭は、走る距離が短い選手として紹介されていたが、
 データの出る、全仏でチェックしておこう。
 乞う! ご期待!!

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0604

 錦織圭 J.W.ツォンガ戦 予想記事。
 

 錦織圭の敗因を探る。メンタル.タフネスでくくった 保存版です。
 有り難うございました。

 作戦ボード、指導のビジュアル化
 ポジション名、ロブ表示までできる作戦ボード。コーチ経験から生まれた、便利グッズ。
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 シングルス 
 コート図で説明を。
 かわいいマグネットも
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カテゴリー: クレーコート, ストローク, テニスノート, バブリンカ, フェデラー, 全仏, 勝因 | 投稿者tsukky 16:58 | コメントは受け付けていません。

ジョコビッチ ナダル攻略 戦略 ボレーの上手さ 全仏2015ベスト8

ジョコビッチ 事実上のファイナル、ナダル戦、制する
 ジョコビッチ、ナダル、
 ロランギャロスで見慣れた決勝戦の入場。
 しかし今回は、なんとベスト8での対決。
 全仏のドロー
 R.ナダルの今年前半の不調がが響いている。
 
ナダルと、上位のランキング  

 今大会、注目は、ナダル、ジョコビッチの偉大な記録への挑戦でもある。
 これだけでも、大きなプレッシャーになる。

Nolerafascore

 クレーコートキング、ナダルが、どこまで勝率を伸ばすか?
 二人のロランギャロス、新しい再インストールの展開が見られた、それは。
 ネットプレー。
 クレーコートではストロークのラリーが増える。
 サービス、ボレーでは決めきれないからだ。それが常識。
 しかし今回この二人、積極的にネットプレーに出た。

 リスクを冒してのギャンブルとも見えるが。
 ボレーの魅力も見えた。
 それを教えてくれたのは、R.フェデラーのネットプレーだろう。

 試合勝利の法則基本編 

 ジョコビッチのボレー、科学的動き 
Nolevosliderg

 スライドさせる、クレーコート。
 スライスの回転、見事なマッチングだ。
 しかもアングル、ドロップボレー。

 ドライブボレーが主流だが、ボレーの基本はスライス。

 ボレーマスター
 
 ジョコビッチのグランドスラムのチャレンジがある。
 

試合は動いていった。
 ジョコビッチ ◎ 7-5 6-3 6-1 × ナダル
 ナダルとの試合で、楽なポイントは一つもない。と語った。
 二人の試合は、パターンが見える。
 ジョコビッチ、早い段階で、ナダルの跳ねるサービスを叩く。
 バックのダウンザラインが勝負。

 ビッグ4の強さと個性
 
Nolerafastats

 一方のナダルは、1stサ-ビスの確率を高くして、ワイドに揺さぶり、
 オープンコートウィナー。
 相手を前のおびき寄せ、パッシングショット。
 ナダルのオープンコート攻撃 
  トップスピンマスター 

 ジョコビッチToptspimhiimppoint

 ストローク
 エッグボール
 対応の
 高い打点

 少し前まではナダルのエッグボールが効いた。
 しかし最近は、ジョコビッチが、高い打点で、ナダルを叩くことが増えてきた。
 この頃から対戦が有利になって来た
 

 きっかけはこの試合。意外な戦略だった。しかしジョコビッチだけができる勇気。
 それは?
 

この二人の試合、簡単なものは一つもなかった。
 しかし今回は、ジョコビッチが完全ナダルを抑え込んだ。
 試合のスタッツが物語る。
 1stサ-ビスの確率
 1stサ-ビスのポイント獲得率
 ブレークポイントコンバージョン
 リターン、ポイント獲得率
 ネットプレーの確率

 ストローク上達の基本3要素
 
 
 ナダルのストローク戦 特徴 

 戦略的なジョコビッチ
 

 ナダルをシャッタアウト。
 言わずと知れた、ナダルはクレーキング、特にロランギャロスの王者。
 ここ10年で、何と70勝1敗、今回、敗れて、2敗になったが、
 これは前人未踏の記録。

 クレーコートの勝率 ジョコビッチ、ナダル、錦織圭、A.マレー
 

 そのナダルを、圧倒した。 第一セットは7-5 と競ったが、第2セット、第3セットと、
 ぐんぐん引き離していく。

 今年のジョコビッチの強さの真骨頂。
 試合をしながら、さらに強くなる、この男の強さ、桁違い。

 ナダルとの対戦記録もジョコビッチの21勝、23敗と迫って来た。

 3年前の連勝記録を彷彿させる。
 2011 ビッグ4の連勝記録比較
 どこでも勝つ、ジョコビッチ
 芝のR.フェデラー
 クレーコートのナダル
    

 二人はライバルの歴史でもある。
 と言うか3人がライバル。ジョコビッチ、ナダル、R.フェデラー
 この3人が、現代のテニスを引っ張て来た。

 勝利の法則シングルス
J.W.ツォンガ 錦織圭 ハイライト動画

 これでジョコビッチは、D.フェレールを下した、A.マレーと対決する。

 もう一方の準決勝は
 錦織圭を下した、J.W.ツォンガとR.フェデラーを破ったS.バブリンカ。
 
 これも目が離せない。

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カテゴリー: ATP, エッセイ, クレーコート, ジョコビッチ, テクニック, ナダル, ボレー, 全仏, 勝因, 戦略 | 投稿者tsukky 07:42 | コメントは受け付けていません。

保存版 メンタル.タフネス 錦織 ツォンガの敗戦から学ぶ

錦織 悔しい敗戦 敗因は自分にあり 何を学ぶか。
 全仏2015 ツォンガに敗れる。フルセット、2セットダウンから、奇跡の挽回へ向かったが。
 錦織選手、夢を絶たれた。佐藤次郎以来となる全仏ベスト4入りを期待されたが。
 相手は過去に4勝1敗と相性の良い、ツォンガ。相手も苦手意識を持っている。
 これは絶対の優位だった、だったはず。
 試合の結果、これは仕方がない。ここから先にどう進むかが問題だ。

男子シングルス 準々決勝
●錦織選手(5) vs. ○ツォンガ(14), 1-6, 4-6, 6-4, 6-3, 3-6
 ツォンガに粘るも、突き放される。
 負けは負け、次への踏み台にしたい。
 テニスは心の戦いであることが、よく分かった。
 一般プレーヤーにも重要な、テニスと心.技.体の関係を、ツォンガ、錦織戦から、解きほぐそう。

 第1セットは完璧、第2セットまではツォンガの流れ。このままストレート負けかも、そんな展開だった。
 第3セットで盛り返し、第4セットも奪う。
 得意のバックハンドが出始め、
 スピード、コントロール、破壊力、世界一の評価。

 

 リターンエースも出て来た。
 

 錦織圭の開き直りで、
 これは錦織選手の得意の逆転かと。
 錦織選手の最終セットの強さ
Jtkeiscore

 しかし、走らされ、エネルギーが枯渇。流れを引き戻す体力がなかった。
 錦織の強さは、ベースラインに入り、相手を先にに動かすことにある。
 フットワークでもトップにランクインされている錦織選手だが、今回は走らされた。
Jtkeirunrg

 走り負けると、心の余裕もなくなる。心・技・体は連動しているのだ。

 試合、運もツキも実力の内。
 勝つ時もあれば、負ける時もある。
 試合の流れを作るのは自分だ。

 ポイントが取れない、気持ちは焦る。
 自分だけに集中しているから、ついつい感情を出す。
 これが悪循環につながる。

 ポイントを取った時は、ガッツポーズ、外人は、表面に出すのが上手い。
 特に、N.ジョコビッチ
  N.ジョコビッチは、いら立ちを少し表面に出すタイプ。
 R.ナダル
 ナダルはマイナス面を出さない。

 テニスの強さはメンタルにある
 

 心がパフォーマンスを決める

 即効、 心を落ち着ける
 
良い時の錦織圭のメンタル
 

  負けた時にすべきこと
 

 テニスは孤独な、メンタル.タフネスのスポーツ。
 過去の試合を振り返っても、錦織選手の敗因の多くはそこにある。

 引き金は、ダブルフォールト、
 ブレーク、モチベーションの低下につながる。

 USオープンのM.シリッチ戦 ファイナルの緊張と、ダブルフォールト。  

 心が折れる。
 ローマでのクオーターファイナル、N.ジョコビッチ戦 がまさにそうだった
 

 地元、J.W.ツォンガの人気は高い。
 しか怪我から復帰で、判官贔屓もある。
 完全アウェー状態は分かっている。
 さらにフランス人は、外国語を話す人をあまり好まない伝統がある。

 第1セット、錦織選手の審判へのクレームは良くない。
 クルム伊達の日本での事件もある

 観客を味方につける事。これがトッププレーヤーでは大事だ。

 唯一、例外、それはJ.マッケンローだが
 
 悪童を演じて、観客を楽しませた。
 でも自身はいたってクール。これを演じられるのはJ.マッケンローを除いて役者だけ。

3つの負ける法則をやってしまった。
Saymtkeiemotion

 本当は、こうしてほしかったのだが。
Saymtjtguts

 1:早い段階でのサービスブレーク
 いきなり最初のゲーム。

 2:いらだちを表に出す。
 テニスはメンタルなゲーム。

 3:観客を敵に回す。
 トッププレーヤーならではの対策。
 N.ジョコビッチはそれが上手い。

 ツォンガ戦に向けての対策
 心配していた序盤の悪さが出た。
 
 メンタル強化ノート  

テニスの心を強くする

“60秒メンタルトレーニング”が、遂に一般公開!!

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 出だしの悪さ。ダブルフォールト、負ける法則をやってしまった。
 サービスゲームを取り切れない。

 先日のブログで紹介した勝利の法則、負ける法則と対極にある
Big4の戦いから学ぶ 勝利の法則 勝利には何が必要か
 1:ブレーク数で上回る
 2:安定指数で上回る
 3:流れに乗る、特に錦織選手の場合は序盤  この辺の技術的なことは、午後にアップする。

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カテゴリー: エッセイ, コーチ, メンタルタフネス, 全仏, 戦略, 錦織圭 | 投稿者tsukky 07:57 | コメントは受け付けていません。

全仏2015 錦織 ツォンガ戦予想 順当勝ち 勝利の法則

錦織圭のベスト8 対戦相手は、相性の良いJ.W.ツォンガ
 注目のロランギャロス、男子ベスト8の戦いが始まる。
 何とビッグ4がそろい踏みだ。  

 錦織を、優勝候補に挙げる、解説者、J.クーリエとM.ビランデル
 キラーバックハンドと紹介している。

 J.W.ツォンガは、2年前は、錦織圭の上の存在だった。
 しかし、錦織圭上昇のきっかけを与えてくれたのが、J.W.ツォンガ。
 二人の過去の対戦から、準々決勝を占おう。

   
勝利の法則
   
スコアをつけよう

対戦成績 錦織圭の4勝1敗
Keijt

 J.W.ツォンガは14シードで、順調に勝ち上がり、
 ベスト8で、今年好調のT.ベルディフを3-1で下した。
 勝因はサービスエース、
 1stサ-ビスのポイント獲得率
 ウィナー43本、しかしアンフォーストエラーを41本。
 ここつけ込むチャンス。
 レシーブポイント獲得率も38%と高い。
 特に2ndサービスを攻めてきている。
 ここは錦織圭要注意。

 助かるのが、ネットアプローチが極端に少ない事。

 錦織圭 J.W.ツォンガ対策
Lckeijt

錦織圭、J.W.ツォンガ戦の注意点
 2ndサービスは叩いてくる
 ウィナー多いがミスも多い
 ネットプレーは少ない

 一方の錦織圭も順調に、1セットも落とさず勝ち上がっている。

 全仏のドロー  

 錦織圭  2回戦、クレーコートのスペシャリストに勝った
 

 4回戦 ハードヒッターに勝っている
 

 過去の対戦を見ても、錦織圭の上昇過程にいつもJ.W.ツォンガがいる。
 勝たせてもらって、飛躍する、感謝すべき選手だ。
 もちろん錦織圭選手の実力があってのことだが。

 錦織圭が凄い点は、ビッグサーバーに強い。
 と言うか、サービスエースも同じ1本。
 ラリーになった時に奪えばよい、サービスエースを焦らない。

 そしてビッグサーバーの早いサービスを読み、リターンするギャンブルが好きだ。

 錦織圭が得意のビッグサーバー
 F.ロペス

 I.カルロビッチ  
  身長208㎝ですよ。

 さらにビッグサーバーは大体ストロークも速い。
 この速いボールが好き。
 相手の速さを利用して、展開をさらに早くする。
 錦織圭の展開力

 今年の全仏の流れで大丈夫だろう。

Lckei

 J.W.ツォンガ 今年は怪我で出遅れているが、着実に、元の強さに戻りつつある。
 ビッグ4意外で、マスターズを勝っている数少ない選手。
 錦織圭はまだ勝っていない。

 持ち味は、強靭な体力を活かした、パワーショット。
 ビッグサーブとフォアハンドが武器だ。
 J.W.ツォンガ 好調時 2013 クレーコートでR.フェデラーを破っている
 

 弱点は、バックハンド。
 以前はスライスで多くの選手に狙われたが、ここ数年、バックハンドの改良に取り組み、
 成果を上げている。

 J.W.ツォンガのバックハンドのバロメーターは、
 相手がバックに打ってアプローチした時に、トップスピンで打てるかどうかだ。
 弱気の時はスライスになる。

 これって一般プレーヤーの方にも参考になる。
 バックハンド、スライス症候群  トップスピンで打つコツ
 

 そしてクレーコートでの対戦は初めて。
 J.W.ツォンガは地元で人気のある選手。
 アウェー状態での戦いになる。
 これは全仏、1回戦で経験している。
 マチュー戦  
 錦織圭の場合には、ハンディを自分の力にできる戦略がある。

 今年のデータを見ると、錦織圭がサービス力でも上回っている

二人の過去の対戦、どの試合も接戦。錦織圭上昇の歴史でもある。
 錦織圭が逆転勝ちのケースが多い。
 1stサ-ビスでは、J.W.ツォンガがポイント獲得率を大きくリード
 2ndサービスで、錦織圭が追いつく。

 リターンゲームで結果的に錦織圭がプレッシャーを掛ける展開になる

 2014 パリマスターズ 錦織圭 16R 6-1 4-6 6-4 フルセット
  ブレークチャンスを多く握り、プレッシャーをかけた。

 2013 パリマスターズ 錦織圭 32R  1-6 7-6(4) 7-6(7)
  
  タイブレークサービス力有利を覆した、錦織圭のリターン力

 2013 上海マスターズ J.W.ツォンガ 16R 7-6(5) 6-0
  第2セット、腰痛が悪化した。

2012 オーストラリアンオープン 16R 錦織圭 2-6 6-2 6-1 3-6 6-3

 この時J.W.ツォンガは6位。
 錦織圭はJ.W.ツォンガに勝ち、トップ10入りを宣言。

 2011 上海マスターズ 32R  錦織圭 6-7(1) 6-4 6-4
  
 J.W.ツォンガの11本のサービスエースを耐えた。

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全仏2015 ナダル キング復調中

ロランギャロス ナダル 調子を戻しつつある。
 クレーコートの王者、ナダル、
 クレーコートシーズン、精彩を欠いている。
 しかし、クレーキングの意地がある。
 その輝かしい全仏での歴史。まさに尊敬に値する。 

 試合を重ねるたびに、調整に苦労している姿が浮かぶ。
 フレームショットも多く、
 得意のストローク、回転とスピードが合わないのか、オーバーが目立つ。
 レシーブでも、普段はまず返すのがR.ナダルだが、ネットミスが目立つ。
 明らかに苦労している。

 クレーコートとグランドスラム、コートサーフェイス
 
R.ナダル、やっと本調子。 A.クズネトフを退ける。
 6-1, 6-3, 6-2.
Nadalkuzuscore

 得意技と言うか、きっちり確認をしてきた。
 ナダル クレーキング 去年まではまさにキング

 最近のランキング推移、トップ10が大移動
 このシューズはNadalrgshoes8

去年だから
ナンバーは8

今年は9
 テニスはシューズの戦い
 滑らせ、止まる、
 ダッシュ、スライド、
 クレーコートはだから面白い。

 今のナダルのランキングは7位。信じられるか?
 

 最近の選手、ナダル対策ができてる。
 ナダルのエッグボール、少しでも浅くなると、高い打点で叩く。
 今までのナダルのボールは、多少浅くても面白いように弾むので、簡単には反撃できなかった。
 それが少しずつ、慣れてきた。

 ナダルは、これに対抗して、フォアを少し厚めに当てて、深く速いボールを打つ様にしている。

 R.ナダルのエッグボールの進化
  

 対抗するN.ジョコビッチのカウンターショット
  

この戦術に少しずつ慣れてきている。
 しかし、ナダルも、相手を利用して調子を戻す。実力者。
オープンコートを活用する、R.ナダルらしい戦略
 A.クズネトフ戦では、相手の反撃を左右に振って、オープンコートを作り、
 楽に抜き去っている。
 R.ナダルの基本戦略、と言うか一般プレーヤーにも活用できる、勝利の法則でもある、オープンコートを作れ
 自分い作ってはだめですよ。
Nadalaimopenc

 錦織圭のT.ガバシビリ戦への予測、クレーコート勝利の法則
 J.クーリエ,M.ビランデルの二人のレジェンドが、錦織圭を優勝候補の2番手に上げている。
 

 一般プレーヤーのためのオープンコートの作り方教室 
 

 ナダルの超基本、相手を左右に動かして、
 オープンコートに決める

 オープンコート狙いの極致が、ドロップショット
 シングルスコート、縦に長い。コートの正しいイメージを持とう。
 特にジュニアはシングルスの試合が多い。
Nadalpencdrop

 しかも本人も前に出て次のショットの準備に入っている。
 クレーコートは一本では決まらない、だから次の構えが大事

 そして仕上げのネットプレー、 
 普通の選手は、ボレーはスライスが多いが、
 R.ナダルはドライブボレーでより早く、オープンコートを抜く
 

試合のスタッツを見て、「まだナダルが本調子ではないなあ」と思うのは、
 1:サービスエースの少なさ、サービスが好調の時は、多い方ではないが、5,6本は取る
 2:1stサ-ビスのポイント獲得率が80%に行っていない。
 3:安定指数では、ウィナーが上回っているが、全仏のナダル、
 アンフォーストエラーは、もっと少ない、半分以下のはず。
 相手のA・クズネトフのアンフォーストエラーを増やしていない。
 結構ウィナーを決められている。
 好調時ならこの半分以下だろう。
Nadalkuzestats

 試合スタッツ スラムトラッカー 3セットの推移が見える。
 これがあるので僕はデータの分析ができる。感謝。

 ナダル自身も、テニスがよりソリッドになって来たと語る。
 自信を取り戻しつつある。
 ドロー、シードの関係で、ベスト8でN.ジョコビッチと激突する可能性がある。
 好カードだ。
 
 ベスト16は面白い試合ばかり。
 トッププレーヤーはしっかり勝ち上がっている。異変が多い、ロランギャロスとしては珍しい。
 N.ジョコビッチ vs R.ガスケ
 R.ナダル vs J.ソック 初顔合わせ
 A.マレー vs J.シャーディ
 D.フェレール vs M.シリッチ

 錦織圭 vs T.ガバシビリ
 T.ベルディフ vs J.W.ツォンガ
 S.バブリンカ vs G.シモン
 R.フェデラー vs G.モンフィルズ

ここまで来ると誰が勝ってもおかしくない。

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 この写真は、お客様の注文で制作した、マグネット作戦ボード。
 システム手帳にマグネットの作戦ボードをつけたものです。
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カテゴリー: エッセイ, クレーコート, システム手帳, シングルス, ナダル, 全仏, 戦略 | 投稿者tsukky 16:57 | コメントは受け付けていません。

錦織 クレーで難敵ベルッチ下す 勝因は

錦織圭 ベルッチ 教訓を得ながらの勝利。
 相手のベルッチはクレーコート4勝、今年も絶好調でロランギャロスの赤土に乗り込んだ。
 試合前の練習から自信たっぷり。

 一方、錦織圭は決して万全とは言えなかった。
 試合前の予想。
 試合序盤、強力なサービス、フォアと互角の戦い。
 しかしここぞでのお相手の逆を突くダウンザラインが効果的に決まった。
 見せました。
 錦織圭の強さ、
 戦略の引き出しの多さ
Keibellucciscore

 勝因=相手の敗因

 男子シングルスはサービス力が勝負。
 クレーコートではハードコートに比べて、サービス力は20%近く落ちる。
 それでもトッププレーヤーは1stサ-ビスでは80%台をキープする。

 トップ10以下は60%に下がる。
 クレーコートだろうと、1stサ-ビスのポイント獲得率は80%を維持したい。

 7-5, 6-4, 6-4
 第1セットは息詰まる、ラリー戦。
 錦織圭も試合後のインタビューで語ったように、どちらに転んでもおかしくない試合展開。
 セット終盤で、錦織圭が取ったのは、プレッシャーへの対応だろう。
 T.ベルッチ、ストローク、フォアを中心に個気味良いテンポで打ち込む。
 それが後半ネットミスが増えた、ダブルフォールトも量産。
 これが錦織圭を助けた格好に。

 錦織圭を助けたのはベルッチのダブルフォールト
 これは不調時の錦織圭にもよくあったこと。  

 負けにはダブルフォールトが絡む。
 最近は激減した。

 ダブルフォールトは、有利なサービスゲームを無駄にする。
 特に、手打ちのネットミスは腕が縮んでいる証拠。

 ダブルフォールトの理由。
 主婦の方のサービス改良策からどっやって肩を回すか。
  

 錦織圭が良かったのはサービスから次のショットをフォアで狙えた事。
Saykeisernextfs

 ナダルの戦略 サービスの次のショットは狙う

 サービスの前、その前のポイントから同じルーティーンでは入る事。
 その前のポイントをミスして引きずっていると、
 サービスのイージーミスとなる。

 第2セット、そのまま押し切るかに思われた。
 錦織圭の2ブレーク、このまま押し切れたら、ビッグ4だろう。
 少しの油断から、ブレークバックを許し、
 競った試合となってしまった。
 これは錦織圭の次への反省点だ。

錦織圭の安定指数  第1セットは危なかったが、8-21=-13 で自滅してくれた。
第1セット 11-15=-4Lcstabilityindex

第2セット 15-11=+4
第3セット 13-4=+9

テニスで重要な安定指数  

 新技出ましたよ。 これは後で詳しく内容を紹介します。
 スライスロブ、ドロップショットの打ち方の参考にしてください。
 共通点はスライスタッチです。
 ドロップショット返しのスライスロブ

 低弾道高速超逆回転ドロップショット

 そして超格好いい、ポール回しのウィナー

 錦織圭T.ベルッチ ハイライト動画

 サービスを含めて、テニスにはルーティーンが大事。
 勝利の法則 ルーティーンを持つ
 
Saymsnodf

 流れを平常に戻すためだ。

 M.シャラポワのルーティーン。ぜひ参考にして欲しい。皆さんも自分のルーティーンを持とう。その参考になれば、
 

相手のベルッチ、負けの法則を教えてくれた。
 本日の御教訓 ダブルフォールトは厳禁
ダブルフォールト 全てが台無しに
 1:ルーティーンで自然に入る事
 2:思い切り良く振り抜く
 3:サービス、そして次のショットの連携

Keibelluccistats

錦織圭の3回戦の相手はF.ベルダスコをフルセットで破ったB.ベッカー、
 楽天で対戦、タイブレークで逆転で勝っているが、
 
 俊敏な錦織圭タイプのプレースタイル。
 これもあとで紹介します。 紹介することが多いけれど、頑張ります。

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カテゴリー: ATP, エッセイ, クレーコート, サービス, スコア, 全仏, 勝因, 戦略, 錦織圭 | 投稿者tsukky 19:03 | コメントは受け付けていません。

全仏 ナダルの歴史 ビッグ4の死闘 ジョコビッチの挑戦

ナダル ジョコビッチ全仏で偉業を目指す。
N.ジョコビッチ 連勝を伸ばす。
 今年の見どころ。
 N.ジョコビッチ、R.ナダル、そして錦織圭だろう。
 N.ジョコビッチは生涯グランドスラムがかかる。
 R.ナダルは前人未到のロランギャロスで10勝目。
 ここ最近、勝っているのは、R.ナダル、R.フェデラーの二人だけ

 ランキング逆転状態、錦織圭にチャンスあり。

全仏2015 主なシード選手の試合結果。
 いつもはハプニングが起きるが。
 第10シードG.デミトロフが敗れた。

○N・ジョコビッチ(1) vs. ●J・ニエミネン, 6-2, 7-5, 6-2
○R・フェデラー(2) vs. ●A・ファリャ, 6-3, 6-3, 6-4
○錦織圭(5) vs. ●P・H・マチュー, 6-3, 7-5, 6-1
○T・ベルディヒ(4) vs. ●西岡良仁, 6-0, 7-5, 6-3
○A・マレー(3) vs. ●Facundo Arguello, 6-3, 6-3, 6-1
○R・ナダル(6) vs. ●Quentin Halys, 6-3, 6-3, 6-4

シードダウン
●G・ディミトロフ(10) vs. ○J・ソック, 6-7, 2-6, 3-6
 N.ジョコビッチ Y.ニエミネン
 Y.ニエミネンも第2セット頑張った。5-3とリードしてあわやブレークまで行ったが、
 そこから強いのがN.ジョコビッチ。25ポイントの内の20ポイントをとってセットを奪う。

 これで今年の勝率、クレーコートでの連勝も伸ばした
Nolecunterroma

 一方、クレーキングのナダル。
 このシューズ、ロランギャロス9勝の証明。前人未到の10勝目を目指す。
  こんな選手、過去に居ない。
ここ10年で、R.ナダルの9勝、Rgwinner

R.フェデラーが1勝。
 2014 N.ジョコビッチを破る
 2013 D.フェレールを破る
 2012 N.ジョコビッチを破る、
N.ジョコビッチ戦の連敗を7で止めた。
 2011 R.フェデラーを破る  
 この時R.ナダルはR.ソダリングにまさかの敗戦

 このお蔭で優勝したR.フェデラーはグランドスラム達成
 

 2010 R.ソダリングを破る R.フェデラー1位から陥落。ナダルが1位に

 普通でも強いけれど、クレーコートではダントツ、
 特に赤土のロランギャロスではめっぽう強い。
 その理由は

 しかし今年はこのクレーキングに少し異変が、
 通常、R.ナダルはロランギャロスに入る時は、クレーコート連勝で入る。
 2014  イタリアではN.ジョコビッチに敗れはしたが、ロランギャロスでは優勝。
  

2013 破竹の快進撃  

 しかし今年は、少し様子が違う。
Nadalhalysscore

 フランスの若手18歳のアリス、失うものがないアリスの怒涛のハードヒットに、
 アンフォーストエラーを連発した。
Nadalhalysstats

 しかし随所で、サービスからフォアに回り込み、
 ナダルの戦略  
 サービスの次 フォアで決めに入る

相手にNadalfsrev

逆クロスを見せて、
ダウンザライン、

オープンコートを
作ってから、
ウィナーを決める
パターンは定番。
これぞR.ナダルを
見せてくれた。

 R.ナダルは比較的、オープンコートを狙う選手。
 無理なギャンブルはしない。

R.ナダルの代名詞 フォアハンド
 強烈なトップスピンのエッグボール  

 フォアに回り込む  

 プロペラスウィング 
Nadalpprg

 ダブルクイックサーキュラースウィング 動画で見よう
  

 R.ナダル、少しずつ、復活の兆しがある。
 ロランギャロスの王者は渡さない、そんな意気込みが見える。

 対照的に、狭い所を狙うのが、R.フェデラー。
 まあクレーコートのサーブ&ボレーは、一種のギャンブル
 

 R.フェデラー、華麗な攻撃、たたみかけるネットプレー。健在。
 

 A.マレー、クレーコートの連勝で、疲れ過ぎ、イタリアで棄権、休養。
 トッププレーヤーと言えどもモチベーションは大事。
 無理して戦っても怪我をするだけ。

 T.ベルディフは日本の西岡に少し手を焼いた が、安定性抜群。とりこぼしをしないだろう。
 

 全仏シードとドロー1

 全仏シードとドロー2 

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カテゴリー: ATP, エッセイ, クレーコート, シングルス, ジョコビッチ, トッププレーヤー, ナダル, 全仏, 歴史 | 投稿者tsukky 12:35 | コメントは受け付けていません。

錦織 全仏 2回戦へ 勝因は? 地元選手にストレート勝ち

錦織 初戦突破 地元のベテラン P.H.マチューを破る
 ロランギャロスの激闘が始まった。錦織圭が第5シードで登場した。
 
 去年はまさかの初戦敗退。 全仏2014錦織クリザン戦

 しっかり、今年のバルセロナオープンで借りは返してはいる が、初戦は誰でも緊張するもの。

 今年のロランギャロスのクレーコート、いつもよりも滑ると、錦織圭の印象。
 日本選手のトップバッター、添田豪。残念ながらP.コールシュライバーに完敗。
 ○P.コールシュライバー(22) vs. ●添田豪, 6-1, 6-0, 6-2
 112位の土居美咲P.ツェトコフサ(チェコ)を6-3, 6-2のストレートで
 56位の奈良くるみは主催者推薦で出場の18歳O.ドダン(フランス)を3-6, 7-5, 6-1
 で幸先の良いスタート。

さて日本エース、世界注目する錦織圭。今年のクレーコートの戦いを整理しておこう。
 ご存知のようにかなりの好調さ。
全仏知っ得情報
 クレーコートの転戦で、好成績を上げている。
N.ジョコビッチ断トツ
 なんとClay2015may

 2番手は
 A.マレー
 R.ナダルは
 トップから 
 滑り落ちている
 そして4番手に
 錦織圭が居る。

 今年だけを比べたら、錦織圭が上がり、R.ナダルは下がる。
 そしてT.ベルティヒが上がってくる。
 

 P.H.マチュー戦、予測  

 ロランギャロス2015と日本人選手 

 錦織圭の強さ、クレーコート1   

  錦織圭の強さ、クレーコート2
 

 ロランギャロスと試合経過が見れる スラムトラッカー
 

 今日のブログでも、大いに活用させてもらった。
 全仏 ライブスコア スラムトラッカー

 P.H.マチューは地元の人気選手。終わってみれば、錦織圭 6-4 7-5 6-1,第2セットが山場だった。
Keiphmscore

 ピンチになると、「ポール、ポール」の大声援が起こる。
 完全なアウェイ状態。
 しかし海外を転戦する、錦織圭、その状況にはしっかり慣れている。
 錦織圭が、この試合、唱え続けた言葉、
 それは「1stサ-ビスを入れろ!」だった。
 第1セットは良かったが、第2セット、
 サービスに力が入り、1stサ-ビスのネットミスが増えていた。
 これは一般プレーヤーにも良くあるミス。

錦織圭、サービスのスタッツ
Keiphmstatsser

 入れようと思えば思うほど、力が入り、ネットミスが増える。

 サービスで重要なのは、リラックスと平常心。クレーコートでは特に重要だ。
 

 リラックスKeiserftrg

 出来たら、
 身体が
 鞭のようにしなり、
 サービス力が上がる。
 リラックス有っての運動連鎖 なのだ。

 サービス
 運動連鎖

  ↓
 スムーズな
 円運動

 ↓
 結果的に
 ヘッドスピードが上がる。

 サービス、科学的レベルアップ法 40枚のレッスンカード
  サービス力アップ

第1セットは、無難に1ブレークで快調な滑り出しかと思われた。
 第2セット、P.H.マチューが攻撃に転じる。

 いきなりブレークされる。錦織圭がブレークバックするも、続けてブレークされる嫌な展開。
 セットポイントも握られるが、
 何とかP.H.マチューの5-6まで挽回した。
 P.H.マチューも粘る。
 特にバックハンドのダウンザライン、
 フォアの鋭角ショットが決まり始める。

 第2セットの打ち合いでは、P.H.マチューに分があった。
 タイミングが完全に合っている。
 錦織も意識的に打ち合った。ここをクリアすれば、次が楽になる。
 しかし捨身のP.H.マチューに迫力があった。

 強いボールが来るし、少し下がると、
 絶妙なドロップショットが来た。

 錦織圭もフットワークは良いので、何とか拾うが、
 ドロップショットからのポイントはP.H.マチューがリードしている。

 錦織圭も切れそうな場面が何度かあったが、ローマの教訓で切れなかった のが良かった。

 テニス、心を強くする レッスンカード
  これがメンタル.タフネス  

リターンのスタッツ
Keiphmrestats

 第2セットは追い込まれている。

 錦織圭も試合後のコメントで、「第2セットは、非常に緊迫した展開だった
 気は全く緩められなかった。このセットは失うかもと思った。ストレートで勝てて良かった」

 そこで錦織圭は、少し緩急を入れ始めた。
 これがミスを誘う。

 そして得意のダウンザライン、逆を突く、相手の足を何度も止めた。
 
 一瞬のテイクバック、肩を入れて、タメを造る。
 これが良い
 錦織圭の展開

 角度をつけたショットでポイントを稼いだ。
全体のスタッツ
Keiphmstatsall_2

 最終セットは、ノーブレークで、余裕で勝ち進んだ。結果的に勝った。
 第2セット、競ったのが次の試合への緊張感となる。

 次の相手は。M.マトセビッチ vs. T.ベルッチの勝者と対戦する。

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 現役コーチ発、アシスタントコーチ、サークルでの指導、もちろんテニススクールのコーチに大きな刺激を。
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 WTA 女子プロテニス公式サイト

 ロランギャロスの公式サイト リニューアルで、見にくくなった。
 まだ慣れていないせいだろうけれど、見方を今度お伝えしたい。
 スラムトラッカーが面白い。僕の情報源。

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