青山墓地の桜です。
これを撮ったのはもう1週間前かな。
私は、桜を見るたびにこの岡本かのこの句を思い浮かべます。
学生たちがコート上で声を出しながら一生懸命ボールを打つ。それを見るたびに私は、彼らのために命をかけようと思うわけです。
桜ばないのち一ぱいに咲くからに 生命をかけてわが眺めたり 岡本かのこ(浴身)
佐藤直子
おはようございます。
NHK朝ドラの「虎と翼」は見ていますか?
私はいつも朝ストレッチをしながら、BSNHKで7:30からの
「虎と翼」を見ています。
初めて裁判官になった女性のストーリーです。
ほんの少し前まで、我々女性は本当に人権も何もなかったのだなとしみじみ思います。
私もいつも、女子の賞金が0で男子プロ選手だけ賞金を受け取っていた時代があり、グラディス・ヘルドマン、ビリージーン・キング等が声を発して、叩かれながらも戦ってやっと現在の同額の賞金を勝ち取った話を学生にしています。
朝ドラを見ながら、昔、結婚すると妻の財産も行動も全て夫の管理なると知ってビックリ。
今の普通の人間として認められるまでに、戦ってくれた方がいるんだなと思いながら、毎朝見ています。佐藤直子
本日、母も招待が来ていましたが、ギリギリで「ナナに迷惑をかけるから、やっぱりやめておくわ。」と言って来ませんでした。
ただ、「藍さんには会いたいわぁ。」「藍さんが来るならママと行こうかしら。」とずっと迷っていたのです。
飯田藍女子連名誉会長を見つけて、私はすぐ走っていき、母が会いたがっていたこと、こなかったことを伝えました。
そしていろいろと話していたら、石黒賢ちゃんとダテック(伊達公子)がいたので、一緒に写真を撮りました。
私もダテックがまだ子供だと思っているので、「ダテック、飯田藍さんにちゃんと挨拶した?」と先輩風を吹かしたら、「何言ってるんですか、勿論ご挨拶しましたよ!当然じゃないですか。」と逆襲されました。
ヤンチャだけど可愛い後輩です。佐藤直子
アップするのを忘れていた実行委員会のブログをアップします。
4月8日に能登和倉国際女子オープンテニスの実行委員の皆様に意見を聞く会をやりました。
皆様がそれぞれ大変な経験をし、今も先が見えない中、いろいろな意見が出ました。
大きな被害を受けられた方々の立ち直り支援の方が先ではないか。
それは当然だけれども、前を向くことも大切だ。
など、私もどうするのがよいのかわからなくなり、困り果てた時に、
「うちは蔵が倒れて大変だけれども、何人かの仲間とテニスを始めた。周りを通る人は『あの人たちは何をしているのか』と呆れた顔をしているけれども、やはりボールを打つのは楽しい。と本音をお話しくださいました。
私も以前、辛くて先が見えない時に突然父が「テニスのボールでも打ちに行こうか」と言ってくれて、テニスボールを打った時の喜びを今も忘れません。テニスを好きな人はみんなボールを打つのが大好きなんだ!
私も突然勇気が出て前向きになることができました。佐藤直子
有明テニスの森で行われている東京オープンテニスの女子ダブルスの準決勝に我が東京国際大学の大坪花・星野桃花が出ていて応援に行きました。
すごく良いプレーをしましたが、セカンドの真ん中から少しプレーが雑になり、ファイナルのスーパータイブレークでマッチポイントもあったのに負けました。
私は相手のコールなどに頭に来て(本当はそんなことではいけません。セルフジャッジなのでそれを尊重しなくてはいけません。でも私の目の前だったので心を乱しました。)試合が終わって、頭から湯気を立てながらうちの選手とも話もせずにその場を立ち去りました。
私もだんだん母に似てきました。
昔、国際大会の決勝で、私がファースト落としてセカンド2-5の時に、私の車に乗って一緒に会場入りした母が帰ってしまったのです。
結局私はそこから挽回して優勝しましたが、帰りたいのに母がいない!家に電話すると父が出て「ママは家に帰っとる。しかも電話には出ないと言っとる。」と言うのです。「私、優勝したよ!」と言うと父が「ママ、直子は勝ったらしいよ。」と叫ぶと、母が「えーっ?あれから勝ったの?」と嬉しそうに電話に出てきました。
負けが嫌いなのは母のDNAだと思います。佐藤直子