D・ティーム A・ズべレフ
2-6、4-6、6-4、6-3、7-6(6)
グランドスラムの全米オープンで
23歳のズべレフと27歳のティームが
優勝をかけて戦っていた
ティームからみて7勝2敗
10度目の対戦が全米オープンの決勝
どちらが勝っても
新チャンピオンの誕生だ
いかにチャンピオンシップポイントが
難しいポイントか思い知らされた
お互いにチャンスはあった
それをモノにするかしないかで
勝敗が分かれる
2018年も2019年もティームは
全仏オープン決勝で
ナダルに敗れていた
今年の全豪オープンも
フルセットの末に
ジョコビッチの前に涙を飲んだ
ティームが勝利して
2000ポイントが入ると
ナダルとのポイント差が僅差になる
それに加えて全仏オープンへの
勢いにもなりかねない
それらを考慮して
心を鬼にして
ズべレフを応援していた
30分でズべレフが先取した
続く第2セットも49分で取った
ズべレフが勝つとしたら
ストレートか3-1だろうと
思いながら見ていた
グランドスラムはここからが勝負だ
2セットダウンから
ティームが巻き返す
2-2からファイナルセットへ
この時点でポイントの事は忘れ
ティームを応援している自分がいた
邪悪な心は良くない
お互いにチャンピオンシップポイントを逃して
タイブレに突入した
ティームは逞しくなった
勝利への執念を感じた
序盤で冷静に戦っていたズべレフ
攻撃を早め
どんどんネットに出てくる
しかし終盤はティームの
攻撃に押されていた
気力と気力のぶつかり合い
エースも15本あったが
同じくらいDFのあったズべレフ
痛い所でミスがあった
最後はバックハンドがサイドを割り
ティームが勝利した
「両親はいつも僕を支えてくれた。
ただここには来ていない。非常に辛い。
僕は勝てなかったが誇りに思ってくれるだろう。」
両親と言ったところで
涙が溢れ言葉に詰まった
ズべレフの悔し涙は
私の心にもグッと来た
「今回の決勝こそ勝ちたいと思っていた。」
そう話すティームの意気込みが凄かった
「人生のゴールが達成した。
何年も夢見てきた。」
はじめて掴んだビックタイトル
勝ちたいという気持ち
ティームの方が上だった様に思う
そして全米オープンは幕を閉じた
次は待ち遠しかったローマだ
ローマでナダルに会える
ほんっとに楽しみ
VAMOS!! RAFA!!