順延にも負けず錦織圭ウィンブルドン16強

7月2日(土)ウィンブルドン

錦織圭が42位のA.クズネツォフ(ロシア)を7-5,6-3,7-5のストレートで破り、2014年以来2度目の16強入りを決めた。

この試合は前日7月1日、2番コートの第3試合に予定されていたが、雨のため前の試合が何度も中断、錦織の試合は3番コートに移動されるなど、大幅に予定が遅れる。
結局午後8時に翌日への順延の発表がされたが、それまで錦織は会場で待機していなければならなかった。

「昨日は正直やりたくなかった。
でも最後の方はやるつもりで待機していたので、もうちょっと早く決断してくれればいろんな治療などもできたのに。
順延が決まったのが8時くらいだったので、ちょっとだけキレそうだった。

その上、試合は次の日の第一試合(11時開始)だったから、寝る時間も少なく、
7時間くらいしか寝られなくて。
ちきしょーと思った」
と正直にその時の気持ちと調整の難しさを告白。報道陣を笑わせていた。

2016.wim303
<<男子3回戦>>
〇5)錦織圭 7-5 6-3 7-5 ●A.KUZNETSOV(RUS)

第7ゲームをブレークされるが、すぐにブレーク・バック、最後のゲームをブレークし第1セットを取る。
第2セットも中盤にブレーク、6-3!

なんとここで雨が降り出し、約2時間中断。

この中断でクズネツォフは立て直し、第3セットを3-0とリードする。

ところがここでまたも雨。
約20分の中断

今度の中断は錦織を立て直す。
再開後は錦織のペースで試合は運ばれ、ストレ-トで勝利した。

雨の中断について錦織は
「普段だったらやっぱりいやだが、今日は無の状態だった。
中断しても全く何も考えていなくて。良い意味でボーっとしていたというか。ストレスもそこまで感じなかった。」

「3セット目は(0-3)絶妙なタイミングだったので、そこで気持ちを切り替えられた。
中断は良い方向にも行くし、悪い方向にも行くので、難しいが」

2年ぶりの4回戦では、14年USオープン決勝で優勝を争った、第9シードのM.チリッチ(CRO)(クロアチア)と対戦だ!

7/04 オーダー・オブ・プレー

錦織、ウィンブルドンは7度目の出場、
松岡修造以来の日本人男子21年ぶりのベスト8を狙う。

ウィンブルドン
賞金総額28,100,000ポンド(約40億円)
優勝賞金2,000,000ポンド(約3億円)
準優勝:1,000,000ポンド
4強:500,000ポンド
8強:250,000ポンド
4回戦:132,000ポンド(約2000万円)
3回戦:80,000ポンド(約1400万円)
2回戦:50,000ポンド(約900万円)
1回戦:30,000ポンド(約450万円)
———-
予選決勝:15,000
2回戦:7,500
1回戦:3,750

ライブスコア
ロンドン現地時刻(時差-8時間)

<<4回戦>>
28)S.QUERREY(USA) vs N.MAHUT(FRA)
6)M.RAONIC(CAN) vs 11)D.GOFFIN(BEL)
3)R.FEDERER(SUI) vs S.JOHNSON(USA)
5)錦織圭 vs 9)M.CILIC(CRO)

10)T.BERDYCH(CZE) vs J.VESELY(CZE)
19)B.TOMIC(AUS) vs 32)L.POUILLE(FRA)
7)R.GASQUET(FRA) vs 12)JW.TSONGA(FRA)
2)A.MURRAY(GBR) vs 15)N.KYRGIOS(AUS)

ジョコビッチ負けた!!
<<3回戦>>

〇5)錦織圭 75 63 75 ●A.KUZNETSOV(RUS)
〇28)S.QUERREY(USA) 76(6) 61 36 76(5) ●1)N.DJOKOVIC(SRB)

<<2回戦>>
〇5)錦織圭 46 64 64 62 ●J.BENNETEAU(FRA)

<<1回戦>>
〇5)錦織圭 64 63 75 ●S.GROTH(AUS)
J.MONACO(ARG) 75 46 63 62 ●ダニエル太郎
S.STAKHOVSKY(UKR) 63 64 64 ●Q)西岡良仁
男子本戦ドロー

<<女子4回戦>>
土居美咲 vs 4)A.KERBER(GER)

<<女子3回戦>>
〇土居美咲 76(1) 63 ●A.FRIEDSAM(GER)

<<女子2回戦>>
〇土居美咲 76(5) 63 ●15)K.PLISKOVA(CZE)
〇25)C.WITTHOEFT(ROU) 63 60 ●奈良くるみ

<<女子1回戦>>
〇奈良くるみ 62 67(5) 63 ●M.BRENGLE(USA)
〇土居美咲 61 62 ●L.CHIRICO(USA)
〇32)A.PETKOVIC(GER) 36 75 62 ●日比野菜緒
女子本戦ドロー

西岡良仁厳しい予選を突破、見事本戦入り
男子は西岡良仁、守屋宏紀(224位)杉田祐一(99位)添田豪(154位)、
女子は尾崎里紗(121位)、桑田寛子(152位)、日比万葉(166位)、江口実沙(173位)、加藤未唯(174位)、総勢9名のプレーヤー達が予選に挑戦した。
男子予選ドロー
女子予選ドロー

(写真 佐藤ひろし/TennisJapan 協力/内田暁)


カテゴリー: 錦織圭 | 投稿者塚越亘 20:55 | コメントをどうぞ

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