「申し訳ない」ジャパンオープン2回戦棄権

10月5日(水)、2016楽天ジャパンオープン3日目
優勝を狙って準備万端でプレーしていた錦織圭が2回戦でまさかの途中棄権、ジャパンオープンを去った。

2回戦で世界34位のジョアン・ソウザ(27歳、ポルトガル)と対戦した錦織。
「彼は攻撃的に攻めてくるプレーヤー。
ストロークがいいので、ストロークの打ち合いになると思う。」と言っていたが、
その言葉通り、お互いに一歩も引かない凄い打ち合いになる。

3-0となったが、錦織自身も、信じられない、とぼうぜんとしてコートサイドで治療を受けなくてはいけない事になってしまった。

Kei-20161005-I-07

1回戦の苦戦に比べると絶好調のテニスをする錦織。
対戦相手のソウザ(ポルトガル)のテニスもかなりレベルが高く調子良い。

お互いに凄い打ち合い、卓球の試合のようにコートを広く使い速い展開のラリーが続く。
第2ゲームはデュースが2回、
第3ゲームはデュースが4回あった。
相手も必死に食い下がりレベルが高い闘い。

サーブを2回ブレークし、錦織が3-0とリードだ。
ところが、そこでトレーナーを呼ぶ。

「第3ゲームの最後のポイント、どのショットか分からないが、ポイントが終わった瞬間から痛みが出た。」と錦織。

次のサーブをキープし、4-0としたが、明らかに体をかばったプレーだ。

第8ゲーム、15-30となった時点で棄権を申し出た。

体の切れが凄い。
ところが、その身体の切れ過ぎが錦織の体にダメージを与える。

トレーニングで、ついつい調子が良いので、負荷をかけ過ぎたりすると、ピッっっとやってしまうような状況だろう。
体調が良過ぎて怪我してしまった。

一寸先は闇と言うが、勝負は怖い!

日本の大会で棄権するのは辛かったことだろう。

「出だしであれだけいいテニスができたことも少ないし、準備万端だったので、悔しいし、申し訳ない。」と錦織。

来週はグランドスラムに次ぐ格の上海マスターズがある。
その後はビエナ、パリオープン、そして今年最後の公式戦、トップ8名だけが出場できるATPファイナルとある。
「どうしても出たい気持ちはある。
でも数日の回復を見ないとどうなるか想像がつかない。」
心配な錦織の体調だ。

大会データー:2016楽天ジャパンオープン
賞金総額:$1,506,835(約1億6千万円)ATP Tour500 Tokyo
優勝: $310,330(約3.5千万円)
準優勝:$145,750(約1.7千万円)
4強: $72,370(約800万円)
8強: $36,185(約400万円)
2回戦:$18,335(約200万円)
1回戦:$9,650(約100万円)
32ドロー、ハード
10月3日(月)~9日(日)
会場:有明コロシアム

オーダー・オブ・プレー
ライブスコア

<<2回戦>>
J.SOUSA(POR) 3-4ret. ●1)錦織圭

<<1回戦>>
〇1)錦織圭 46 62 62 ●D.YOUNG(USA)
〇2)G.MONFILS(FRA) 63 61 ●杉田祐一
〇5)D.GOFFIN(BEL) 75 62 ●西岡良仁
〇J.TIPSAREVIC(SRB) 62 64 ●ダニエル太郎
〇F.VERDASCO 67(2) 63 63 ●Q)添田豪
シングルス本戦ドロー
本戦ドローnet版
シングルス予選ドロー
ダブルスドロー

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錦織圭ITFデーター
錦織圭ブログ

(記事/塚越 亘 写真/伊藤功巳 鯉沼宣之TennisJapan)


カテゴリー: 錦織圭 | 投稿者塚越亘 10:38 | コメントをどうぞ

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