KOTY（クソゲーオブザイヤー）2015年の大賞が
Xbox Oneソフト「アジト×タツノコレジェンズ」に決定しました。
「アジト」シリーズは秘密基地を作って怪人やヒーローなどを配置し敵と戦うシミュレーションゲームであり、PS1時代の良作として知られています。
かたや「タツノコプロ」は老舗アニメ制作会社であり、「ガッチャマン」「ヤッターマン」を創りだしたといえば分かる方も多いでしょう。
この理想的なコラボ作品がなぜKOTYを受賞してしまったのか・・・？
・クリア困難なレベルでフリーズ頻発
・旧作をコピペして拡大しただけの低クオリティグラフィック
・ヌルゲー、長時間作業ゲー、ゲームバランスも崩壊
・頭の悪い戦闘AIを見守るだけのストレス仕様
・声優は全員棒読みの専門学校生
・諜報に出した戦闘員が全員失踪してゲーム進行不可
・エレベーターが天高く射出されて戻ってこない「魔のエレベーターバグ」
さらにトドメとなったのが、2回目のパッチ配信による
・ゲームを終了すると100％の確率でデータが初期化される「賽の河原バグ」
という超特大バグでした。
これによりプレイヤーは、「フリーズに怯えながら100時間以上に及ぶ作業ゲーをセーブなしに、他のゲームを起動させず、もちろん電源も切らずにクリアしなければならない」という苦行を強いられます。
その苦行の果てにはエンディングも何もなく、オペレーターから一言「ミッション成功です」と報告されるだけという、まさに三途の河原で石を積むに似た徒労感のみが残ります。
各方面で低クオリティを見せつけ、致命的なバグを搭載した上に修正パッチで自らにトドメを刺した、まさに進化するクソゲーと言えましょう。
話は少し変わりまして、私が愛するクソゲーといえば「バンゲリング・ベイ」であると昨年の記事で書きましたが
その私が初めて出会ったクソゲーといえば、初代ファミコンの「ゲイモス」です。
ファミコン時代としてもチープなグラフィック、使い回しのザコ敵とボスが延々現れるだけの手抜き感、ステージをクリアしても地面の色が変わるだけという内容の薄さ。
当時小学生だった私にゲーム開始10秒で薄い笑いを浮かべさせ、強烈な不快感と奇妙な快感を混在させて、クソゲーの地平を垣間見せててくれた作品でした。
そして数日後、友達に「10円やるから頼むからもらってくれ」と頼んで我が人生最初のクソゲーは私の元を去るのですが
その「ゲイモス」、現在はamazonにて新品1,880円の値段がついています。
クソゲーの歴史、時代の流れをを感じさせてくれる逸品。興味のある方は是非ご購入頂き、感想をお寄せください。絶対お勧めしません。
