2016/2/6~7 0勝2敗 今季0勝2敗 通算411勝285敗
●3-6、2-6 シングルス1回戦
昨年0-6 0-6で完敗したI藤コーチと再戦。「1年に1ゲームずつ差を縮めていきます」と宣言したところ、師匠ミスターXから「3-6 2-6なら合格」と無条件で計画の4年前倒しを求められた。あなたは悪徳元請け企業か・・・
コイントスに勝ってサーブを選択したが、そのサーブが不調。気持ち良く振りきれているのにイメージより弾道が長くなっていたようで、1stサーブがほとんど入らない。第1ゲームをさっそくダブルフォルト絡みでブレイクされてしまった。
ただ相手も同じく立ち上がりのミスが出てすぐブレイクバック。3-3までは何とか食らいついたが、徐々にタイミングを合わせてきたようでストロークラリーが苦しくなってくる。第7ゲーム40-0からダブルフォルト絡みでブレイクされたのが致命傷になった。
2ndセットに入るとI藤コーチのサーブとストロークのキレが1段階アップ。リターンも重く深く、なんとか打ち返しても3球目で決められてあっという間に0-5。なんかこれ昨年見た気がする!これあかんやつや!
でもここで一度落ち着く。対戦前に考えておいた通り「サーブはコース重視でワイド多め・バックはスライスで中央に深く緩く返す・フォアだけは踏み込んでコーナーに思い切り打つ・不用意に前に出ない」を徹底して、ようやく納得できるキープ。
1-5 40-40のマッチポイント、センターにフラットサーブ来た!でもまだ終わりたくない!と飛びついたらラケットの先っぽに引っ掛かって入ったらしい。そのチャンスボールをI藤コーチがミスして2ndセット初めてのブレイク。根性と運でミスターXの課題をクリアした。
昨年と違うのは自分のネットミスやロングアウトで終わらず、相手にしっかり決められてのポイントがほとんどを占めたこと。1球でも多く打たせて粘る、自分らしいテニスはできたと思う。
I藤コーチの特徴はフラットサーブとキレのいいスライスサーブの組み合わせが厄介なこと、ストロークは弾道の低いフラットドライブ中心で重く深いこと、常に厳しいコースを狙う攻撃タイプであること、自分に厳しいが故に選択肢の中から一番厳しいショットを選ぶため攻撃時にミスショットも出ること。これを基に次の対戦までに作戦を練っておこう。
試合後、サーブが長くなっていたのはトスの位置が少し後ろになっているからでは?とアドバイスを頂いた。
そうだった・・・いつもサークルのみんなに「サーブが入らなかったらトスの位置で調節するんだよ」と言ってるのに自分で修正できなかった。
強敵相手にダブルフォルトは厳禁。もう絶対忘れない!
●6(4)-7 3-6 ダブルス1回戦
初めてY永さんと組んでのダブルス、1回戦からI藤コーチ・K林コーチという過去最強の相手と対戦。なんか1人だけ素人が混じってる気がする・・・
コイントスに当たりサーブを選択。とにかくサーブはコースを考えず思い切り振りぬいてストロークで粘る、でも長くはもたないから早めにポーチで助けてください!という作戦。これが見事に当たってリターンミス2本、ポーチ2本であっさりキープ。
Y永さんも12時間待機の末の初めてのサーブ、宣言通りコーナーに決めてリターンがまともに返ってこない。終始強気に攻めてここもキープ。
3-3から一度ブレイクされたものの、Y永さんの「クロスのサービスボックスの角にリターン入れます」という宣言通りのリターンエースでブレイクバック。有言実行かっけぇぇぇ!!
そしてここで1stセット4-4 時間切れサスペンデッドゲームとなり、サーブの順番とコートをスコア用紙に記入して続きは翌日に持ち越し。
将棋や囲碁のタイトル戦でよくある「封じ手」ですね。こんな事したらなんだか強くなった気がする・・・。
翌朝、試合再開は私のサーブから。実はこの日、アップの時から絶好調でサーブもストロークも外す気がしなかった。最初から全開でコース無視の1stサーブを打ち込み、一度もリターンが返ってこない上々の立ち上がり。
さらには5-6と逆転されてもブレイクバックという粘りを見せて、とうとうタイブレーク突入。ここでも0-3から4-4と追いついて最後まで互角の勝負を演じたが・・・4-6からK林コーチの1stサーブがセンターライン外側に2ミリほど掛かった「ように見えた」。さすがにY永さんも手が出せず惜しくもセットダウン。
2ndセット、相手のサービスキープで0-1から私のサーブ。ここで私はちょっとリターンのタイミングを外そうと、緩いスピン系サーブを2球続けて選択。これがそもそもの間違いで、まともにリターンを打たれてポーチに出たY永さんの逆を突かれてしまった。これが響いてとうとう初めてのサービスダウン、0-3。
普通ならここで気落ちしてしまうところ、Y永さんは違った。「コースとか作戦とか考えないで勢いで行きますか!」とワイドにサービスエース2本。強引にボレー戦も制して流れを引き寄せてくれた。理論派に見えてパワー勝負もできるらしい。
私ももはや何も考えずに、と言うよりもともと脳筋プレイヤーなので考えても無駄。頭脳労働はY永さんに任せた!と力ずくでサービスキープ。
でもさすがにブレイクは難しく2-5でチェンジコート、Y永さんのサービスゲーム。サーブの動作で足がつってしまったそうで、サーブ&ボレーはもう無理。
手の負傷が癒えたばかりで握力は既になく、さらに足まで動かないという状態を相手に悟らせずにプレイ続行するという、それも今自分にできるプレイをして勝つという・・・
私の脳内では「まだだ!まだ終わらんよ!」とクワトロ大尉の声が聞こえましたね。
Y永さん曰く「動けないのでスマッシュみたいにカーンと打っちゃいます」
そしてまたしても有言実行でフラットサーブをぶち込み無理矢理キープ。漢(おとこ)だぜ・・・
さすがにここから逆転とは成りませんでしたが、自分も最後まで死力を尽くして戦いました。最強の相手と頼もしいペアのおかげで100%の力を出しきれたと思います。
ここまでやって勝てなかったのは単純に相手が強かったこと、自分が未熟だったことに尽きますね。負けはしたものの、悔いのない最高の試合ができました。
敗因は2ndセット最初のサービスゲーム、せっかく通用していたトップスライスサーブを打たずに緩いサーブを打ってしまったこと。自分のサーブとY永さんのポーチを信じて思い切り打つべきでしたね。
この試合で掴んだのは苦手だった(ダブルスでの)バックハンドリターン。薄い当たりのスライスではすぐポーチに出られてしまうので困っていたのですが、他の人の試合を見ていると面を合わせるだけのフラットでブロックリターンしていたので真似してみたところ、球威も角度もあるリターンが決まりました。
おそらく相手のサーブが厳しくて余計な動作をする時間がなかったこと、サーブの球威を利用して打ち返せたことが上手くいった理由でしょうが、これを応用すれば緩いサーブにもタイミングを合わせるだけでリターンできそうですね。
あと今後の課題は前衛での動き。後衛時はストローク強打や足元へのスピン、ロブなどで貢献できるのですが、前衛時はラリーのスピードについていけずポーチも間に合わず、ほとんど役に立ちませんでした。
もっと活きたボールを見慣れて積極的にラリーに絡めるようになれば、もっと上に行けますね!
ダブルスを組んでくれたY永さん、ありがとうございました。おかげで最高の試合ができました!
勝てなかったのは申し訳ありませんが、次までに泣くほど努力して必ず強くなっておきます。是非またお願いします!