ミスターTです。
今回は、タイトルの通り、プロテニス界で後を絶たない八百長疑惑について話します。
世界各地で開催されているチャレンジャーやフューチャーズ大会にて、数え切れないほどの八百長疑惑がかかっている報道がありました。チャレンジャーやフューチャーズ大会の八百長疑惑には、わたくし自身本当に腹が立っています。
なぜテニス界では八百長疑惑が無くならないのでしょうか。
それは、プロ選手の数が非常に多いこと、そしてチャレンジャーやフューチャーズ大会の賞金総額が現状の生活水準から乖離しすぎていることが挙げられます。
この内、選手の数については、ITFも本腰を入れて対処しているようです。実際のところ、来季からフューチャーズ大会に変わって始まるトランジション・ツアーに参加する選手はプロではなく、アマチュア扱いとしてカウントすることになっています。
しかし、チャレンジャーやフューチャーズ大会の賞金については、各地の経済事情もあるのか、なかなか上積みの動きがありません。今年の慶應チャレンジャー男子大会の賞金総額が以前の$50,000+ホスピタリティから$75,000に引き上げられましたが、まだまだ低いと思います。(慶應チャレンジャーは大学テニス部が主体の運営なのでここから更に賞金総額を引き上げろと言うのは酷ですが)
特に問題視されているのがフューチャーズ大会です。
僅か$15,000〜$25,000の賞金を32人で争うフューチャーズ大会では、$15,000のシングルスにおいて本戦一回戦で負けると貰える賞金は日本円にして約16,000円です。また、今年の国内でのフューチャーズ大会は僅か8大会しかなく、大会によっては出場選手数の関係で予選にも入れない選手がいます。
そういう日々の生活費にも困る選手たちにとって、八百長に加担してお金を手に入れたくなるプランは、夢のような話ではあります。が、実際のところ八百長は立派な違法行為であり、選手として決して八百長話に手を出してはいけないのです。
読者の中でも試合に出ている皆さま、八百長には決して手を出してはいけない!そして、八百長を持ちかける人はテニスをする資格はない!そう心に誓って下さい。
ミスターTでした