ミスターTです。
ヘッドの新スペック、MP LITE。
果たして、パワーはいかほどなのでしょうか?
まずはMP LITEの重量を見てみます([]内はMPの重量)。
G360 スピード→275g[300g]
グラフィンタッチ ラジカル→270g[295g]
G360 インスティンクト→265g[300g]
ちなみに、MP LITEの無いG360 エクストリームはMPが300gに対し、軽量版はSの280gとなります。またグラフィンタッチ プレステージはMPがストリングパターンが18/20の320g、軽量版のSはストリングパターンは16/19の295gとなります。
パワーの解釈は人それぞれですが、威力という面でのパワーは重いものを早く振ることができればその分パワーは増すというのが前提です。
つまり、ゆっくりスイングをする人と早くスイングができる人ではもちろんパワーの差はあります。
ただ、重いものを頑張って振っていたがそれが大変になったと感じたら話は別です。
基本的に、ボールの威力で大きな要素となるのはラケットの重さよりもスイングスピードです。早い話が300gは威力が無くてしんどいが270g〜280gにすると威力が上がるというのは、ラケットが軽くなった分スイングスピードが速くなったからなのです。
ここで本題に戻りますが、MP LITEはMPより重量は軽いので、スイングスピードは速くなる傾向になります。ただ、一発の威力という面では軽量な分MPより劣ります。
では、飛びすぎという面はどうでしょうか?
ここで重要となるのは、しっかりスイートスポットでボールを捉えていてオーバーするのか、それともただラケットの面が上向きなだけなのかをちゃんと見極める必要があります。
前者の場合は、ラケット重量を重くする、それがまだ早いガットを考え直すなどがあります。
問題は後者の方です。
わたくしの場合もそうですが、ラケット面が上向きではボールは上方向へと行ってしまいます。そのため以前紹介したように素振りや球出しでラケットをかぶせるスイングを体に叩き込む必要があるのですが、それでも飛びすぎるならラケットは軽すぎ、ネットばかりになればラケットは重すぎと言えます。
MP LITEの場合、しっかり振ることでボールが飛ぶようになっているので、飛びすぎを恐れてしっかり振ることができない人に向いているのかもしれません。
ミスターTでした