カテゴリー別アーカイブ: 『特攻野郎Dチーム』〜世界征服への道〜

ミスターTです。

大博士)ファー、もう！
大博士は怒っているのでしょうか？
そこに、謎の男の声が。
？)助けてくれ！ホイミン！
大博士)アンタ、元GボーイズNo.4の我孫子“シュナイダー”怜王やないか！
？)ホイミン！覚えていたのか！我孫子だよ！そう、我王だよ！

我孫子こと我王が大博士に救いを求めてやってきたようです。
大博士)バカに慌ててるやないか？我王。
我王)大変だ！ホイミン！俺がかつていたGボーイズが愛と正義によって組織ごと消されたんだ！
大博士)ハァ、とうとうGボーイズまで消されたか。ワシの古巣の龍の騎士団までやられてもうて、ホンマどうすりゃあええねん。
我王)えっ！龍の騎士団まで愛と正義によって消されたのですか！困ったなぁ。
ミスターT)話が全然読めないじゃないか！詳しく教えてくれ！
すると、大博士が我に返ったように話を始めました。この中身を掻い摘んでいうと、大博士と我王は同じ高校の出身(途中で留年しているのも同じ)で、その高校の2大チームとしてその名を轟かせていた龍の騎士団とGボーイズのメンバーだった(大博士は龍の騎士団、我王はGボーイズにそれぞれ入っていた)こと、そのチームでは2人とも校内で紛争を起こさないように交渉する役割だったことから卒業後意気投合したものの、最近連絡が取れなかったことなどなど。

いつのまにかその話を他校(帝丹学園OB)の3人が盗み聞きしていました。
北野四郎)全く。ひどい話だ。
熊谷暁)でも、龍の騎士団もGボーイズも消されたなんて、一昔前じゃありえない話だろ。
工藤平次)まぁ、天下のバカ高校だったあそこもあそこだけどなぁ…
大博士)コラ！何盗み聞きしとんねん！
我王)またかい、天下の帝丹は油断も隙もないぜ。

大博士と我王に挟まれた3人。
熊谷暁)あーあー、こりゃまな板の上の鯉だぜ。
工藤平次)全く、チンピラ2人に挟まれたらたまったもんじゃあないよ。
我王)なぁ帝丹のガキ、知恵貸してくれよ。
大博士)そうや。ワシらチンピラだけやどうしようもないんや。
北野四郎)ハァ、困ったなぁ。妙案もないし…
大博士)あぁん？なめとんのか？シメてやろか、我王。
我王)いやぁ、いくら帝丹でも妙案が浮かばないとはなぁ…

果たして、Dチームの明日はどっちだ。

ミスターTでした

ミスターTです。

のみもんた)ホンコンに弟子入りだってよ。
大博士)ワシに？ま、とにかく事情だけは聞かんとな。
のみもんたが弟子入り志願者だという人を連れてきました。
のみもんた)ホンコンさ、大丈夫かい？
大博士)そらこっちのセリフや！アンタ、名前は？
？)僕は、銀治郎。のみもんたさんから話を聞いて、是非チェンさんの弟子になりたくて、ここまでまいりました。

大博士)銀治郎、ねぇ。アンタの最終学歴やらなんやらは聞かんが、のみとはどういうつながりやねん。

のみもんた)それが、ねぇ…
銀治郎)全くの偶然で意気投合した仲なんだ。
大博士)でもなんであまりにも臭い仲やねん。
のみもんた・銀治郎)それは、なんでだろう…
大博士)まぁえぇ。銀さん、ワシについていくんやから、当然最終目標は分かっとるな？
銀治郎)えぇ。最終目標は世界征服のはずです。
大博士)流石やなぁ。のみの腕はピカイチやなぁ。
そう言って、大博士は姿を消しました。

銀治郎)良いのですか？チェンさん、かなり上機嫌ですけど…
のみもんた)あぁ、心配すんな。ホンコンはまだ自分の力で世界征服できると誤解しているみたいだ。いっぺんルビィにやられていてもなお懲りてないからな。
銀治郎)じゃあ、紋太郎さんとルビィさんは…
のみもんた)あぁ、昔からのダチなんだ。一時期恋人同士だったけど、ルビィがある日突然忍びの組織に入ったから、今は敵なんだ。
銀治郎)そうですか。
のみもんた)何、心配すんな。ホンコンなどすぐに御用になる。安心してこっちで過ごしてくれよ。
銀治郎)はぁ。

どうやらのみもんたと一条ルビィが一時期恋人同士だったことが判明しました。この関係がのちに与える影響は如何に？

ミスターTでした

ミスターTです。

そういえば、ここしばらくDチームの動向を伝えていなかったので、振り返ることも兼ねて今回の特攻野郎Dチームを始めていきましょう。

大博士)ハァ、マーロウのおかげで、ワシら野垂れ死にせずに済んだで。
マーロウ)すまないなー。僕だって、間一髪遅かったらどうなっていたかわからないよ。
大博士)しっかしよー、あのかげろうのルビィに前のアジトを襲われてもうて、助手(ミスターT)には散々なまでに叱られてもうたから、ワシらあわや野垂れ死にしそうやった。
マーロウ)全くだ。たとえ忍びでも、アイツは鬼畜野郎だから、今頃東京湾の藻屑にされてる“はず”だよ。
※(ミスターT注記)実は前回の投稿後、一条ルビィから愛と正義にアジトの情報が伝わり、Dチームはアジトからの脱出を目論んでいた。脱出があと1日遅ければ愛と正義がそのアジトを襲撃するところだったそうだ。
大博士)ところでマーロウ、どうすればええんや？
マーロウ)さあな。愛と正義にここがバレたら今度こそザ・エンドだぜ。
大博士)まぁ、愛と正義もワシらの隠れ蓑にたどり着くわきゃないやろ。
マーロウ)それはどうかなぁ？第一、キミは無関係だけど、僕には仕事ってモンがあるんだから、なんとか仕事のPRしなきゃいけないんだ。
大博士)フーン。
その時。玄関の呼び鈴が鳴りました。
？)すみません、チャンドラー探偵社さんは、こちらでよろしいでしょうか？
マーロウ)あ、今行きます。
大博士)んー、何やろ？
？)ごめんください。
マーロウ)お待ち…オイ‼︎
大博士)まさか‼︎

一条ルビィ)その“まさか”よ。
何と！あろうことか一条ルビィが現れました。
大博士)オイ貴様！テメェは東京湾で藻屑になったんとちゃうんか？
マーロウ)何でこんなことになるんだよ！まさか、僕らはハメられたのか？
一条ルビィ)何言ってんのよ！イエローページ(電話帳)と野生のカンでここまで来たんだから。
大博士)オイ、マーロウ。何でイエローページに載っけんねん。いくら仕事とはいえ安易に載っけたらそこからボロが出んねん！
マーロウ)いやー、弱ったなー。
大博士)もう、オイ貴様！さっさと帰らんかい！誰か！早よ塩撒いとけ！
一条ルビィ)しょうがないわね。もうここに来るつもりないわよ。
こう言い残して一条ルビィは姿を消しました。
大博士)オイ、マーロウ…何してんねん…
マーロウ)そんなぁ…
早くも先行きが思いやられるDチーム。果たして、明日はどっちだ？

ミスターTでした

ミスターTです。

大博士)このーっ、ハァハァ…
大博士が相撲をとっているようですが、かなり苦しい態勢です。

大博士)誰や！このデブは！ハァハァ…
工藤平次)すまんなぁ、コイツはデブで寡黙な漢で。
大博士)なんや、平次か。誰や、このデブ、知ってんのか？
話に工藤平次が入ってきました。

工藤平次が話を始めました。
工藤平次)コイツは、帝丹学園高等部でアメフト部一番の漢である北沢航(きたざわこう)だよ。
北沢航)彼が、チェンさんですか？
大博士)北沢、いや、そのデブ、有名なんか？平次。
工藤平次)帝丹学園には野球部もサッカー部も無い代わりにアメフト部があるんだ。俺はそこでは裏方役だったけど、帝丹アメフト部の漢といえば俺らの代では北沢だったんだ。
大博士)フーン、ポジションはどこやねん。アメフトはかじったことないからわからへんねん。
北沢航)僕は帝丹学園中等部でタッチフットやってて、高等部に上がってからアメフトに転向したけど、まぁアメフト部では最初からOL(オフェンスライン)だったよ。
大博士)OL…そうやから、デブやったんか。
工藤平次)しかも北沢は2年からアメフト部の漢の象徴である73番をつけていたんだ。
北沢航)そう。最初の頃はOLでもいろいろやってたけど、2年になるちょっと前に監督から“今期から卒業まで1本目の左タックルは北沢で行く”って言われたんだ。で、高校、大学、そして今の草リーグでも僕のポジションは左タックルなんだ。
工藤平次)帝丹学園アメフト部の左タックルは漢の象徴、中でも1本目の左タックルの背番号は73番で漢の中の漢がつける特別な背番号なんだ。
大博士)フーン、ワシはアメフトは知らんが、かなり有名やったんやな。
北沢航)高校大学と女からはモテなかったけど(苦笑)、大学でも最終的に1本目まで行けたのは“僕たちOLの5人が頑張るんだ”って言う意識が高かったからなんだ。
工藤平次)さすが、漢だ。

こうして日々世界征服に向けて突き進むDチーム。そんな中、チームの行く末に難題が待ち受けていた。果たして、Dチームの運命は？
ミスターTでした

ミスターTです。

Dチームが一条ルビィを呼び出しました。
大博士)お前が、一条ルビィ改めかげろうのルビィか。
一条ルビィ)何よ。そんなの、知らないわ。
大博士)とぼけてるんやないで！皆、行くぞ！
一条ルビィ)しょうがないわね！受けて立つわ！
こうして一条ルビィに攻撃を仕掛けたDチーム。しかし終始Dチームは押され気味です。

一条ルビィ)これで世界征服だなんて、100万年早いわよ！
ふと見ると、Dチームの全員が倒れていました。
一条ルビィ)2秒もかからないであたし1人にみんな負けるなんて、よほどのポンコツ集団ね。何度でもあたしに負けてお縄にかかるがいいわ。
そう吐き捨てるように言って、一条ルビィは姿を消しました。

一条ルビィが姿を消してしばらくして、大博士が立ち上がりましたが、すでにフラフラでグロッキー状態です。
大博士)なんだ。一条、おい、皆！うぅ…
忍び1人の前に大惨敗を喫してしまったDチーム。果たして世界征服の行方はどうなってしまうのか？

ミスターTでした

ミスターTです。

仲間たち)一条ルビィ、か。
大博士)なんか、もう、一条のアラ探してくれへんか？
前回やってきた謎のウサギ、一条ルビィについて話をしています。
カイル)なんか、手がかりがあればいいけど。
ジーパン)聞いてないな、一条なんて苗字。この付近にはいないからな。
カイト)うーん、思い当たるフシがないよ。
コロッソ)手がかりが全くないから、余計怖いよ。
すると、工藤平次が話を始めました。
工藤平次)一条かどうかは定かではないけど、ルビィという奴がいるのは思い当たるフシがあるよ。
イソップ)えっ、じゃあ、一条ルビィは偽名なのか？
マーロウ)なんか知らないけど、似たような名前は聞いたことがあります。
のみもんた)まさか？あの…
北野四郎)多分な、平次の情報ならハズレはないはずだから。
大博士)誰や、その似たような奴は。
工藤平次)確か、名前はかげろうのルビィという奴だ。
ジャッカル)かげろう…なんか、聞いたような気がするな。
熊谷暁)確かに、平次が仕入れたのだから間違いない。
渥美寅次郎)なんか、他にもいたような気が…
ゴメス)そうそう。確かにかげろう以外にもいるみたいだ。
大博士)えっ、じゃあ、一条いう名前は？
ジェット中嶋)間違いなく偽名かもな。
マッコイ阪上)さては！あの組織では？
宇野波之進)なんだ。その組織は？
工藤平次)恐らく、忍びの組織・櫻組ではないでしょうか？
天道予知未)それは言えてます。
サモハン)櫻組…確か！
チゲ&カルビ)あの組織は、過去に幾つもの悪の組織を潰してきた忍びの組織の中でもエリート集団やないか！
大博士)オイ、それはなんや。
アドルフ猪俣)まさかとは思うが、櫻組に目をつけられたとは。
バッカス北城)じゃあ、一条ルビィは？
アントン)櫻組の構成員の可能性大です。
工藤平次)どうします？
大博士)一条、徹底的に潰すしかないやろ。行くぞ！
仲間たち)オウ！
こうして一条ルビィを倒す為、そして世界征服に少しでも近づく為に戦うことを掲げたDチーム。果たして、Dチームの運命は？

ミスターTでした

ミスターTです。

カイル)誰だね、君は？
カイルが謎のウサギにこう言いました。するとウサギはこう言いました。

？(ウサギ))あたしは一条ルビィよ。あなたは確か名前はカイルでしたね？
カイル)おい、なんで僕の名前を知っているのですか？
天道予知未)おい、まさか？
そこへ天道予知未がやってきました。

一条ルビィ)あなたね？天道予知未は。
カイル)予知未さん、その、ルビィとどういうつながりがあるのさ？
天道予知未)知らないよ。第一、僕はその一条ルビィなんてのと面識はないんだ。
大博士)何や！予知未！カイル！騒々しいわ！
大博士がこう言いながら話に入ってきました。

大博士)一条ルビィやと⁈ワシはアンタみたいな奴は嫌いやねん。
すると、一条ルビィはこう言いました。
一条ルビィ)あなたね、チェン・ホイミン。ここの黒幕は。
カイル)おい、どういうことなのさ。
天道予知未)知らないよ。
大博士)なんやと！人の家に忍び込んできやがった上にこんなこと言うやなんて、アンタ一体何者やん？
一条ルビィ)それは言えないわ。じゃあね。
一条ルビィはこう言いながら姿を消しました。

大博士)一条ルビィ、誰や、それ。
カイル)全く、僕には見当もつかない人だよ。
すると、天道予知未がこう言いました。
天道予知未)おそらく、愛と正義の影で動いている忍びの組織ではないでしょうか？
大博士・カイル)忍びの組織？
天道予知未)多分、愛と正義からなんらかの命を受けて動いているようだ。
カイル)じゃあ、そのルビィというのは…
天道予知未)間違いない。裏で愛と正義が僕たちを狙っているみたいだ。
大博士)オウ、その一条ルビィを潰して愛と正義を引っ張り出してやろうや。
こうして、謎の忍び・一条ルビィを倒すことを掲げたDチーム。しかし、この後予期せぬ事態を招くこととなる。果たして…

ミスターTでした

ミスターTです。
久々の特攻野郎Dチーム、早速始めましょう。

マーロウ)なんだい、また麻雀に誘うつもりかい？
？1(子犬))いや、そうじゃないんだ。
？2(ペンギン))うん、実はね…
すると大博士がこう言いました。

大博士)マーロウはん、誰や、コイツは？

マーロウ)子犬は熊谷暁(くまがいあきら)で、ペンギンは北野四郎(きたのしろう)と言って、共に僕の麻雀仲間なんだ。
熊谷暁)おい、そういえば、あいつは？
北野四郎)あー、何処だろ？
その時。
？3(子猫))バーロー。俺を呼んだか？

子猫が言いました。
？3)俺は帝丹学園高等部3年2組、人呼んで名探偵の…
マーロウ)思い出した！工藤平次(くどうへいじ)だ！
工藤平次は残念そうに言いました。
工藤平次)そうだよ。名探偵の工藤平次さ。って俺の名前を知ってんだよ、万年居候の下仁田さん。
マーロウ)まぁ確かに居候中だけどさ。なんだい？急に。また麻雀か？
そこへ天道予知未がやってきて、こう言いました。

天道予知未)なるほど。工藤平次、北野四郎に熊谷暁…やはりお尋ね者のようだね。
工藤平次)お尋ね者⁈なんだよ、俺たちは帝丹学園高等部の生徒だぜ。
大博士)じゃ、北野も熊谷も、天下の超難関校で知られる、あの帝丹の…
工藤平次)そう。クラスは北野は3組で熊谷は1組で違うけど、帝丹学園高等部の3年なのは同じさ。
マーロウ)ところで話を戻すけど、お尋ね者ってどういうことなのさ。
天道予知未が言いました。
天道予知未)工藤平次、キミはある人から命を狙われているみたいだね。北野四郎と熊谷暁もそうみたいだ。
工藤平次)なんでわかるんだ。
マーロウ)平次、天道予知未は近未来の預言者らしい。心して聞きな。
工藤平次)天道…
天道予知未)なるほど。3人は愛と正義の一件で嗅ぎ回っているみたいだけど、ある日何者かが仕組んだ罠によって小動物の姿にされたみたいだな。
大博士)えっ、じゃ…
天道予知未)やはりか。ウチらと同じ匂いがしたとはな。
マーロウ)どうします、チェンさん。
大博士)やるしかないやろ。やるしか…
こうして新たな戦いへと身を投じたDチーム。しかし、その前に難敵が立ちはだかる。

ミスターTでした

ミスターTです。

カイトとゴメス、そして謎の生物が話し込んでいます。
そこへ大博士がやってきました。

大博士)あーもう！なんかワシムカムカしよんねん。ってなんや、コイツ(謎の生物)は？
カイト)大博士さん、彼(謎の生物)は今朝家の前にいたんだ。
ゴメス)チェンさん、彼(謎の生物)が『今日からお世話になります』って言っていたよ。手紙があるから読んでよ。
大博士)手紙、やと？見してみぃ。ふむふむ、『下仁田葱彦様　この子をよろしくお願いします、名前はまだありません』か。あいにくマーロウは来てないけど、また捨て子か。もう…
カイト)どう？
ゴメス)チェンさんの渋い目を見てごらんよ。
？(謎の生物))彼が、チェンさん？
謎の生物が口を開きました。

大博士)うーん、にしてもなぁ。
何か引っかかっている様子の大博士。
大博士)オイ、ゴメス、ハゲタカ。コイツは海に返してやれ。ん？コイツは…
？)どうしたの？チェンさん？
急に大博士が手紙を見直しました。
大博士)これは、サバーク博士の弟子であるジョージ君の研究所で作られたアンドロイドじゃないか？
カイト)えっ？サバーク博士は弟子を取ってたっけ？
ゴメス)思い出した！生涯で1人だけ弟子を取っていたような気がする。確か、名前はジョージさんだった。
大博士)ジョージ君は、サバーク博士の最後の野望である愛と正義によって壊された世界を180度変えるを受け継いで活動していたみたいやけど、皮肉にも愛と正義によって倒されたらしいねん。どれどれ、名前はカイルか。
カイル)チェンさん…
大博士)カイル、もう心配すんなや。必ず2人の夢は叶うから。

こうしてカイルが新たに仲間入りしたDチーム。世界征服への道のりはまだまだ続く。

ミスターTでした

ミスターTです。

今回のDチームは、前回の続きです。

それから数日後、Dチームの全員が集められました。

大博士)予知未！今日呼び出した理由がわからへんのか？
天道予知未)なんだよ。急に。
大博士)もう裏とってんねん。お前がワシらDチームの裏切り者だってな。
イソップ)全くだ。
マーロウ)見損なったよ。
アントン)同感だな。
天道予知未)そんな！みんなして…
大博士)この場で堂々と吐きゃええんや。お前が裏切り者だって認めりゃそれでええんや。
鬼神達)そうだ！認めなよ！
宇野波之進)チームを裏切るとは、とんでもない。
チゲ&カルビ)世界征服のためなら、認めた方がええんとちゃうん？
ジーパン)そうですよ。まさか、まだシラを切るつもりですか？
渥美寅次郎)シラを切るなど女々しい！恥を知りなさい！
大博士)ほら、さっさと言いなはれや。
その時、その集まりを遠回しに見ていたのみもんたが言いました。

のみもんた)皆！予知未が裏切り者だって証拠はあるのか？恥を知るべきなのはホンコンの方じゃないのか？
ジェット中嶋)…そうだよなぁ。
カイト)どこまでが真相か、わからなくなってしまったよ。
大博士)黙れ！予知未、まだシラを切るんか？
天道予知未)冗談抜きで僕は大博士さんを裏切るなんてしないさ。
マッコイ阪上)じゃ、今日なんで問い詰められてるか、わかるの？
アドルフ猪俣)予知未の行動がどうも胡散臭いって噂なんだよ！
バッカス北城)謝る謝らないよりもまず自覚してよ！
大博士)もうそろそろ我慢の限界やぞ。早よ認めんかい！
コロッソ)そうだよ。君はとんでもないことをしたんだよ。
サモハン)もうそろそろいいだろう。
すると、予知未が話を始めました。
天道予知未)たしかに僕は、愛と正義に支配された近未来から来たんだ。未来は変えられると証明するために来たんだ。だけど、気付いてしまったんだ。愛と正義を倒して未来を変えるのは難しいということに、僕は気付いてしまったんだ。
大博士)そうか…やっぱり予知未は裏切り者だったのか。
天道予知未)本当にごめん。
大博士)最期に言い訳することはないんか？
天道予知未)言い訳抜きで言わせてほしい。僕は、今度の時空のひずみにのって帰る予定だ。ただ、それまで、下働きでも良いから、ここに残りたいんだ。頼む、なんとかして！
大博士)この馬鹿野郎！この期に及んで虫が良すぎる話しやがって！おい、やっちまえ！
すると、のみもんたがこう言いました。
のみもんた)もうよせ。許してやれ。ホンコン、近未来から恨まれる存在になりたいのか？
黙り込む大博士とメンバー。
大博士)…わかった。今回だけは許してやろう。ただし、次ワシらを裏切ることしたら、タダじゃ済まないからな。覚悟しいや。
仲間たち)ハァ、やれやれ。
こうしてなんとかDチームに残った予知未。しかし、彼らにとってこれは試練の一つに過ぎなかった。続く

ミスターTでした