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「友人、そしてライバルのロジャーへ。

この日が来なければ良かったのにと思う。

僕個人にとっても世界のスポーツ界にとっても悲しい日だ。

この数年間、コートの内外で多くの素晴らしい瞬間を

あなたと共有できたことは

喜びであると同時に光栄なことだった。

これから先も一緒に過ごす時間はたくさんある。

まだまだ一緒にやりたいことがたくさんある。

今は奥様のミルカ、子供たち、ご家族と一緒に

これからの人生を楽しんで欲しいと心から願っている。

ロンドンで会おう。」

2022年9月15日

スイスの偉大な英雄

ロジャー・フェデラーは

引退を表明した

私が初めてフェデラーを見たのは

2006年のウィンブルドンの決勝だった

華麗で美しいロジャー・フェデラーと

野性的で泥臭いラファエル・ナダル

二人の対戦が一番、好きだった

過去形なのが今はとても辛い

社交的で流暢なロジャー・フェデラーと

素朴で不器用なラファエル・ナダル

プレースタイルも性格も異なる二人

共通点は負けず嫌い

芝の王者、フェデラーになかなか勝てず

最初は憎いとさえ思ったものだ

「ナダルとフェデラー」

そんなタイトルの記事を

初めて書いたのは

今から12年も前のことだった

二人が戦えば全てがスーパープレーになる

レベルの高いテニスがそこにはある

質の高いラリーの応酬

フェデラーが拾い角度のあるボールを返す

ナダルも負けじと拾いまくる

見ている者に勇気と感動を与える

「ナダルとフェデラー」

二人にしか分からない空気感

二人が起こす化学反応

テニスというスポーツを使って

二人でミラクルを起こす

私の中では

ナダルが負けて許されるのは

ロジャー・フェデラーだけだった。

互いが互いを認め合い

フェデラーが居なければ

今のナダルはいなかった

その逆も然り

最大のライバルの存在が

上手く噛み合って

あそこまで二人を強くさせた

今月の23日～25日のレーバーカップを

引退の舞台に選んだフェデラー

ウィンブルドンで引退すると思っていた私は

余計に驚いた

一つの時代が終わりを告げる

フェデラーはナダルの道標だった

「引退」

それは誰もが通る道

最後に贅沢を夢見ていいのなら

もう一度、二人のダブルスが見たい

もっともっと贅沢が言えるなら

もう一度だけ

二人の対戦が見たかった・・・

VAMOS!! RAFA!!

　全米オープン　4回戦　

R・ナダル　　F・ティアフォー

　４－６、６－４、４－６、３－６　

ナダルがコートを去って行く

どんな理由があったとしても

負けるのはいつだって悲しい

それは大会8日目のデイセッション

セカンドウィークに突入したばかりの

4回戦の出来事だった

正直、ここで負けるとは思わなかった

思わなかったから余計に

気持ちの整理をつけるのに

時間が必要だった

4回戦、ナダルは2勝0敗だった

24歳、26位のティアフォーに負けた

ティアフォーの勢いを

押し戻すことが出来なかった

私たちの全米オープンは

終わりを告げた

ベスト4の椅子に座ったのは

ハチャノフ　

ルード

アルカラス

ティアフォー

ナダルが負けた時点で

興味は薄れたものの

未練があるのは悔しいからだ

ナダルのグランドスラムでの連勝は

２２でストップした

9月23日～レーバーカップが始まる

一応、ナダルの名前はあるが

もう少し様子を見よう

　ラファエル・ナダル　

様々な事を乗り越えて

まさに満身創痍のナダル

今年は全豪オープンで

優勝カップを掲げ

全仏オープンも優勝してみせた

ナダルと夢見る事は忘れたくはない

時間を忘れて

ナダルのテニスにのめり込む

生きていれば

苦の方が多いかもしれない

楽しみを見つけ精一杯、生きる。

たまには現実逃避もしたくなる

弱音を吐いては立ち上がる

そんな繰り返しでいいのかも。

自分らしさを忘れずに

もう少し、頑張ってみよう

VAMOS!! RAFA!!

　全米オープン　3回戦　

R・ナダル　　R・ガスケ

　６－０、６－１、７－５　

大会6日目、ナイトセッション

今日の相手はリシャール・ガスケ

91位のナダルと同じ年、１８３㎝

練習では鼻に絆創膏を貼っていたが

絆創膏は取れていたものの

まだ傷は痛々しかった

ガスケとは17戦17勝

18度目の対戦だった

ニューヨークは午後7時

気温は24度を指していた

ナダルからのサーブ

いきなり０－４０の大ピンチ

ワイドサーブ、ガスケのリターンが返らず、１５－４０

ラリーからガスケがネットで　３０－４０

（もう一本、凌いでくれ

ナダル、バックハンドのダウンザラインでＤ

ナダル、センターにサーブ、Ａｄナダル

ガスケがアウト、

重要な1ゲームをナダルがキープした

今日はパパと妹さんが観戦に来ていた

ナダルの大きな力になる

第1セットはＤも多かったが

ガスケ相手にベーグルを焼いた

第2セットもガスケは1ゲームしか取れなかった

38分で６－１とした

（もつれるな　このまま行け）

ナダルが動の天才なら

ガスケは静の天才だろう

ジュニアの頃はガスケの方が有望視されていた

第3セット、ガスケからのサーブ

いきなりナダルがブレークした

ガスケもギアを上げてきた

第4ゲームでブレークバックされてしまう

ナダルは冷静だった

17連勝中の強みだろうか。

負けるとは思わなかった

競ってもナダルが勝つと信じていた

第12ゲーム、ナダルのＳＦＭ

ナダル、痛恨のＤＦでファーストポイントがガスケ

今日はＤＦが8本あった

ガスケのバックハンドがアウト　１５－１５

ガスケが大きくアウト　３０－１５

ガスケがネットで４０－１５

ナダルにマッチポイントが来た

センターにサーブ、リターンがアウト

その瞬間、ナダルはガスケを撃破した

3年ぶり12度目のベスト１６進出を果たした

今大会、初めてのストレート勝利

この勢いのまま

ナダルには勝ち進んで行ってもらいたい

次の4回戦の相手はＦ・ティアフォー

シュワルツマンにストレートで勝って来た

ナダルも自信を持って

ナダルらしく戦って欲しい

負けるな　ナダル

VAMOS!! RAFA!!

　全米オープン　2回戦　

R・ナダル　　F・フォニーニ

　２－６、６－４、６－２、６－１　

今年最後のグランドスラムは

ニューヨークで行われる全米オープン

今日の相手は曲者のフォニーニ

18度目の対戦だった

ナダルからみて13勝4敗だったが

この4敗が強烈すぎて

全米オープンでは0勝1敗だった

試合前に左手の人差し指を怪我したという

心配な情報が入って来た

日本時間の午前10時45分頃～

ナダルが登場した

今日はナイトセッションの第2試合だ

またしても第1セットを２－６で落とした

第2セットはブレーク合戦になった

２－４になったときは

嫌な雰囲気になった

何処かでブレークバックしなければ

このセットも落とすことになる

嫌な汗が流れる

がんばれ

踏ん張れ

第7ゲームからナダルが挽回して

このセットを52分で奪い返した

ナダルが人差し指のＭＴＯを取ったり

フォニーニが右足のＭＴＯを取ったり

ナダルがラケットで鼻を切ってＭＴＯになったり

大変な試合になったが

最後にはナダルが勝つ

悪ければ悪いなりにプレーする

相手に隙を与えない

終始、ナダルは集中力を切らさずに

一球にかける思いで戦った

35歳のフォニーニを撃破した

ナダルは2時間42分で3回戦に進む

3回戦の相手はリシャール・ガスケ

91位のナダルの同期

ジュニア時代は苦い経験をした

　ラファエル・ナダル　

トニはバルセロナのファンで

ミゲルもバルセロナでプレーしたのに

なぜレアルを応援するのと問われたナダルは

こう答えている

「ハートはコントロール出来ないよ、no?」

そう心はコントロールできないもの

だから私たちは懸命に

ナダルを応援する

ナダルのあの笑顔が見たいから・・・

VAMOS!! RAFA!!

　全米オープン　1回戦　

R・ナダル　　R・ヒジカタ

　４－６、６－２、６－３、６－３　

ナダルが3年ぶりに

全米オープンに帰って来た

昨夜は楽しみすぎて

なかなか寝付けなかった

朝になるのが待ち遠しくて

クロワッサンとヨーグルトを食べた

今日のナダルの1回戦の相手は

リンキー・ヒジカタ、21歳、198位

「初戦は難しい。」

どの選手も口にする

ましてや初対決

ナダルは腹筋に不安がある

心配しないわけがない

ナダルのサーブで試合は始まった

ナイトセッションに登場したナダルのウェアは

日本語で言うあずき色にピンク

このウェアを着こなせるのはナダルしかいない

ラブゲームでキープした

が、ネットに果敢に出てくるヒジカタ

第1セットを落とした

さぁ～、ここからが本当の勝負だ

ペットボトルのキャップが上手く閉められない

ドキドキとするこの感じ

第2セットは６－２で奪い返した

開閉式の屋根がここで閉められた

インドアでボールの音も

ナダルの声もこもる

心配は尽きないが

「今出来ることをする。」

それがナダルの変わらぬ信念だから。

応援にも熱が入る

前哨戦では初戦で消えた

冷静さと高い集中力で

ナダルは今日も奮闘した

何があるか分からないのがテニス

懸命に応援した

見せ場は何といっても

第4セットの第8ゲームだっただろう

ナダルのサーブで０－４０の場面

ブレークされてしまうとヤキモキした

ヒジカタのリターンが返らず　１５－４０

ナダル渾身のドロップショットを使って　３０－４０

ヒジカタのショットがアウトでDに戻す

ナダル、ワイドサーブを使ってアドバンテージ、ナダル

ナダル、ラリーの中でネットのミス　Ｄ

ヒジカタがアウトして、ナダルにアドバンテージ

ナダルがウィナーを決めてキープした

０－４０の大ピンチを凌いだナダル

そして続く第9ゲームは

さらにもっと凄いゲームになった

7回目のD、5回目のマッチポイント

ナダルはフォアのダウンザラインで仕留めた

約3時間の初対戦はナダルに軍配があがった

この勢いを持って

ナダルよ、ニューヨークを楽しんでおくれ

2回戦の相手はもう決まっている

イタリアのファビオ・フォニーニ

タフで嫌な相手だが

ナダルを信じて応援するしかない

ネガティブなことは考えず

前向きにナダルを信じる

信じて応援する事しか出来ないから・・・

VAMOS!! RAFA!!

　シンシナティ　2回戦　

R・ナダル　　B・チョリッチ

　６－７（９）、６－４、３－６　

ナダルの復帰戦は黒星に終わった

シンシナティの風は

ナダルには厳しかった

怪我して復帰して

怪我して復帰の繰り返し・・・

落ち込んでいる暇もなく

約一週間後には

本番の全米オープンが開幕する

どうかナダルが楽しめます様に。

ただただ祈るばかりだ

　ラファエル・ナダル　

人生いろいろあるけど

希望は捨ててはいけない

最後まで諦めてはいけない

ナダルに教えられた教訓だ

目線を1ミリ上げるだけでいい

今後もマイペースで

もう少し頑張ってみよう

夏の終わりに

ナダルの優勝が見たい

全米オープンが楽しみだ

VAMOS!! RAFA!!

暑い夏・・・

エアコンのきいた部屋で見る

夏の甲子園が好きだ

プロ野球はそうでもないが

まだ粗削りな高校野球は

私がまだ高校生の時から見ている

金属バットの打球音

ブラスバンドが鳴り響く

浜風が吹く中

高校球児たちの汗と涙

自然と感動する

唇を噛みしめ涙して

甲子園を去る者

校歌を唄いあげ

誇らしげに勝利した者たち

夏の思い出の1ページ

青春っていいな～と感じる

さて、そんな中

モントリオールはベスト4が決まっている

カレーニョブスタ

エバンス

ルード

フルカチュ

応援していたメドベージェフは

只今絶好調のキリオスに負けている

モントリオールはこのまま見ずに

終わりそうだ

ナダルの居ない大会は

どうも食指が動かない

それが終わると

いよいよシンシナティが始まる

ナダルがウィンブルドン以来

約一か月ぶりに帰って来る

ドローも発表になった

ナダルは第2シードで出場する

初戦が予選勝者かチョリッチ

3回戦はアグートかセルンドロ

準々決勝はアリアシムかシナーか

準決勝でアルカラス、またはルード

決勝はメドベージェフ、チチパス

厳しいドローだけど

ここはまず初戦突破と行こう

2013年は決勝でイズナーを破り

優勝しているナダル

あの年も厳しいドローだった

準々決勝でフェデラーを破り

視界が広がった

準決勝ではベルディヒに７－５、７－６（４）

決勝のイズナー戦は

２つのタイブレークを制して優勝

そしてナダルはコートにぶっ倒れた

あの感動をもう一度

　ラファエル・ナダル　

うまく行くときも

うまくいかないときも

心は一つ

不安はあるけど

ナダルが頑張る姿が見られる

どうかシンシナティでは

やさしい風が吹きます様に・・・

VAMOS!! RAFA!!

https://youtu.be/V0h3Zcz2YjA

仕事が終わって

家事が終わって

ホッと一息をついて

そんな中

自分の時間を作るのは

なかなか難しいけれど

1時間でも2時間でも作れた時は

ナダルの動画を観ている事が多い

リフレッシュ出来るし

癒される時間だ

「また明日も頑張ろう」

そう素直に思える

ナダルに会えないときは

いつもそうして過ごしてきた

時間が経つのが遅くて

一日、一日が長く感じる

けれど時が止まる事はない

こうしている間も

1秒、1分、時間は進む

私の住む町は

ナダルの住む町より

7時間進んでいる

いつも7時間を逆算して過ごす

そういう癖がついてしまった

　ラファエル・ナダル　

私の唯一の自慢は

ラファエル・ナダルを知っている事だ

水を飲んだり

空気を吸ったり

食事をして

睡眠をとるように

ナダルのテニスの存在は

私にとっては

当たり前にそこにある

かけがえのない大事なもの

困るのは

ナダルの代わりがいないことだ

ナダルの魅力を知ってしまうと

他の誰かじゃ駄目なんだ

いつも言っているが

誰かがホームランを打っても

誰かがゴールを決めても

私の心は満たされない

2006年の初夏に初めて見た

ナダルのスーパープレーの数々を

追い求めて

あの笑顔が忘れられなくて

あっという間に

16年の月日が流れた

ナダルの負けた試合は

あまり見ないけれど

2006年のウィンブルドン決勝は

今でもたまに見る

私が初めてナダルに出会った

思い出のウィンブルドン

胸が熱くなるし

胸が苦しくなる

あの衝撃は今でも忘れない

忘れたくないから

今があるような気もする

ナダルに会いたくて

ナダルを活力に

モントリオールまであともう暫く・・・

VAMOS!! RAFA!!

https://youtu.be/q_tfc2lBA4g

あっという間に

3連休が終わった

親友に会ったり

部屋の模様替えをしたり

ドライブしたりして過ごした

ケガの多いナダルのファンをしていると

待つ時間も多くなる

ナダルに会えない日々は

本当につまらない

ナダルのテニスがない日常は

朝から晩まで平凡だ

興奮してドキドキすることもなければ

肩こりしながら

ハラハラすることもない

私にとってナダルのテニスは

なくてはならない

生活の一部だ

仕事でミスしても

嫌な事があったとしても

ナダルのテニスを見ていると

心がスカッとする

早くナダルに会いたい

海やゴルフのナダルもいいけど

やっぱりナダルには

テニスプレーヤーとして

いつまでも現役でいてもらいたい

スーツ姿のナダルもいいけど

やっぱりナダルには

一番似合うテニスウェアを着ていてもらいたい

ナダルのガッツポーズが早く見たい

　ラファエル・ナダル　

ナダルを待つ日々の中で

ナダルと夢見る事を

忘れたくはない

モントリオール

今はその大会まで

時間を早送りしたい気分だ

モントリオール

ナダルに会えるのを楽しみに

待っているところだ

VAMOS!! RAFA!!

　ウィンブルドン　準決勝　

R・ナダル　　N・キリオス

　nadal  (Ret)   

ナダルのウィンブルドンが終わった

準決勝でキリオスと対戦する予定だった

試合前にナダルは棄権した

今度は腹部の負傷だった

キリオスは不戦勝で決勝に進んだ

ニック・キリオス

今から8年前のウィンブルドン

当時19歳のキリオスは

4回戦でナダルと対戦した

結果は６－７（５）、７－５、６－７（５）、３－６

ナダルに黒星をつけた

忌々しい記憶が蘇る

その後、ナダルは

モントリオール、シンシナティ、

全米オープンを欠場している

2019年のウィンブルドン2回戦で

ナダルはキリオスに借りを返した

６－３、３－６、７－６（５）、７－６（３）

芝での対戦は1勝1敗だった

3度目の芝での対戦は叶わなかった

「みなさん、こんばんは。

残念ながらトーナメントを棄権しなければならない。

昨日も言ったけど腹部の痛みに悩まされている。

筋肉が切れているんだ。

1日中考えていたので、連絡するのが遅くなった。

今まで何度も非常に厳しい状況でもプレーを試みてきたけど

今度ばかりはプレーを続けたら

ケガが悪化することが目に見えている。

それが今言えること。とても残念だけどね。」

「この状況で2試合勝つのは無理と思って判断したんだ。

スピードを出してサーブが打てないだけでなく

サーブを打つための通常の動作ができない。

自分が2試合に勝つ事を想像してみて

目標を達成する為に必要なレベルでプレーする競争力が持てない。

そして事態を悪化させる可能性が高い状態で

試合に臨みたくはない。2週間ほど前までは

足のケガで自分のキャリアは非常に厳しいと考えていた。

今、その状況は良くなっている。

でも、それが僕のテニスキャリアをストップさせる最も危険な事なんだ。

いつも言っているように一番大切なのはタイトルよりも幸せだ。

ここにいるためにどれだけ努力してきたか、

みんなが知っているとしてもね。

でもリスクを冒してプレーして2か月、3ヶ月と

競技から離れるわけにはいかない。

もしそうなっていたら、僕が決めた事であり

それに耐えなければならない。

とても悲しいし、とても苦しいことになってしまった。」

　ラファエル・ナダル　

ナダルの決断は

間違ってはいない

正直、凄く残念だけど

ナダルが決めたこと

ナダルのウィンブルドンは

終わりを告げた

同時に私のウィンブルドンも終わった

終わった大会に未練はない

と、強がってみる

ただただ、無念だ

VAMOS!! RAFA!!