たとえ明日世界が滅びようとも
今日私はりんごの木を植える
宗教改革で有名なマルティン・ルターの言葉ですね
数ある偉人の名言の中で
私が一番好きな言葉です
こんにちは
内藤です
いい言葉ですよね
いざそうなったら
本当にそのように行動できる自信など
これっぽっちもありませんが・・・
この言葉もいろいろ解釈がありますが
『希望』と捉える人が多いですね
絶望の中にあっても
希望を持って前を向くべきだ って感じ
私はそこまでの非日常なシーンやニュアンスではないような気がします
むしろもっと根っこの部分
『日常』
『強い前進』
そういうイメージです
何があってもただ淡々と日々自分のすべきことをする
この言葉に内在するメッセージは
『未来』 ではなくて
『今』 だと思うんです
・・・
あ、すみません
何やらアツく語りましたが
昨日のジュニア２でね
今期で退会するラストレッスンの子がいたんです
その子の取り組む姿勢を見て感心したんです
ただ普通にいつも通り
楽しく、そして一生懸命に取り組んでいたのです
日本人ってね
何かの最後って
「立つ鳥跡を濁さず」 的なことがよしとされるじゃないですか
きれいに一区切りを付ける
その子は違いました
明日からもうレッスンはないのですが
しっかりリンゴの木を植えていました
どうすればもっといいボールになるのか
ミスが減るのか
試合に勝てるのか
レッスン中もレッスン後も考えていました
もう明日からテニスはしないのに ですよ
普通の子はね
「あー、楽しかったー 今日でおしまいだー」
「何か寂しいな・・でもいい思い出になったな」
「一旦やめるけど、受験が終わったらまた来まーす」
等々・・
跡を濁さぬよう
そして、未来に目を向けているのです
今、リンゴの木を植える子なんてまずいませんよ
（今日のテニスの改善を考えるってことね）
私も出来ません
ついつい区切りを付けたくなるというか・・
飛び立つことが
跡を濁さずきれいに羽ばたくことが
輝かしい未来へ繋がるような気がしちゃうんですよね
ただ単に
今リンゴの木を植えることから逃げて
その場からいなくなろうとしているだけなのに・・
そういうことだと思うんです
ルターの言葉ね
逆境の中でなお抱く希望
ではなくて
ただ今を強く生きる
っていうことなのではないかと・・
そのジュニア２の子ね
ほんと頑張っていました
同じ小学校の同級生はフリーで通っている子が多くて
どんどん上手くなるんです
自分は塾とかであまり来れなくても
何とか喰らいついて
コーチの話も誰よりも聞いて
週１回６０分のレッスンで少しでも上達しようという
気持ちがすごい伝わってきました
これもなかなか出来ることではありません
言い訳しちゃいますよ
自分はあまり来れないから・・
来ても６０分で１２人いるし・・・
そんなことまるで考えもしていません
ただ純粋に、今出来ること、すべきことをしていました
素晴らしいですね
強い子です
親御さんがさぞ立派な方なんでしょうね
Ａ元さん・・
そう、エースＡ元のお子さんなんです
何と・・・
なぜか・・・
自分がしっかりしないと！って思うようになったんかな・・・
あ、いや
そういうわけで我々も今を強く前進するように過ごしましょう
過去は消えず
未来は読めず
不安がつきまとう
だけど明日を変えていくんなら今
今だけがここにある
うん、ほんとそうですね
コート脇にリンゴの木でも植えようかな
よろしく北川コーチ
あ、そうそう
本日放送予定だった
【大捕り物 網にかかった謎の生物 サメかＫ泉か】
は日程を変更してお送りします
それに伴い
【マジかＴ中 昼に舞うサタデーナイトフィーバー】
も日程を変更させて頂きます
それではまた
へばね～
