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気持ち

 試合に勝てないんですと相談され技術的にはいくつか試合出れば何試合かは勝てそうに見えるときがあります。

本人は何かのショットが打てないから勝てない、何か技術的にダメな点があって勝てないと思っている場合があります。

そうじゃなくてファイトしてないからというケースで本人はわからない。
「真剣にやってます。」
「勝つ気でやってます。」

そんなことは当たり前です。

そうじゃなくて…

相手と戦ってるわけで相手の心も折らないといけません。
試合中は感情が動きます。

両選手が力を出し切っていい試合だったねなんて試合がプロじゃないんだからどれだけあるんでしょうか?
自分が負ける時はどうですか?

試合で、
この人強いな勝てないかも
やばい負けるかも
この人からゲーム取るのは大変だ
この人はあきらめてくれなそうだ
簡単にポイントくれないな
頑張ってもミスらないなやばい
超気合い入ってるじゃないか
試合慣れしてそうだ
見た目も強そうだ

いずれか思わせるだけで全然違ってくるし振る舞うことも大事です。
それだけで相手が大事なとこで固くなってミスしてくれることもあるし練習よりのびのび打てなくなるはず。

だけどさらさらプレーして覇気がないんじゃ相手にプレッシャーがかかりません。
これは経験のない人にはわからない。

そんな気合論とか気持ちの話ですかー?みたいな。

めちゃくちゃ大事ですよ。
戦わないと。

技術だけで勝てたら誰も苦労してないでしょう。
松岡の解説とかめちゃくちゃいい話一杯聞けて面白いですよ。

もちろん技術は大事だけど試合になったら持ってるもので戦わなきゃいけないわけですから。
別にカモンカモン叫びながら戦えと言ってるわけじゃない。
静かにして強い人もいます。
だけど静かにしててもファイターで負けず嫌いなはず。

内面の話をするのはこちらもすごく大変。
わかってくれない人もいるし怒る人もいる。

僕もアメリカのコーチに心をズタズタにされるほど言われました。
人は育ってきた環境とか教育とか性格とかのせいで弱点を持ってる場合があって、
言い訳する、すぐつらいことから逃げる、かっこつける、他人の評価ばかり気にする、何かのせいにする、うまくいかないといじける
、欲がなさ過ぎる、優しすぎるとかあります。
僕のアメリカのコーチは技術は教えてくれませんでしたが全部見透かしていました。

それを指摘された時辛くてクラブを飛び出してボロボロ泣きましたね。
バカだからひどいこと言われたという思いの方が強くて本気で直そうとしなかったんですね。
もっと本気で聞くべきでした。
コーチも簡単な気持ちで言ったんじゃないはず。
今だからわかるんですけど…。

まあ大人の生徒さんに僕が内面の弱点を指摘することはできない。
ジュニアならもちろんやるし先日も話したばかり。わかってくれるか微妙でしたが。
大人にあなたはこれがダメだからうまくなんないんだなんて言ったら即辞めるでしょうね。
まずわかってはもらえないでしょう。

生徒さんの為を思ったら言った方がいいのかなんだかなーって悩むこともある。
モヤモヤ〜お休みなさい。

カテゴリー: 日記 | 投稿者けんぱ 01:41 | コメントをどうぞ