マレー 親友ジョコ 連敗止める イタリア国際2016

A.マレー大変身  攻撃的になり、ジョコトの連敗止める
A.マレーとN.ジョコビッチは練習も良く一緒にする友達。
先日の試合でも、コーションを取られた、N.ジョコビッチをかばうシーンがあった。
でもN.ジョコビッチに連敗中。これは何とか修正しなくてはいけない。
A.マレー N.ジョコビッチに初めての完勝。
A.マレーが変わった。
 今までは、どちらかと言うと、守備的、
 良いものを持っていても、守りに入って、最後に反撃に出るテニス。
 僕は こんにゃくテニス と呼んでいた。
 

 全仏、前哨戦と言えるこのイタリア国際。
 トップシード  
 
 いくら N.ジョコビッチが前日の錦織戦で疲れていた
 
 A.マレーが準決勝を軽く勝ち上がったとしても、
 A.マレー、テニスの質が良かった。
A.マレー◎ 6-3 6-3 × N.ジョコビッチ
Murraynolescore

 
前は、N.ジョコビッチと長いラリー戦になっていたが、
 今回のA.マレーは、明らかに攻撃的。

 この試合に入る前に、A.モレスモとのコーチ契約を円満解消していた。
  
 関係ないだろけれど。
 A.マレーはコーチを良く変える。
 あれだけのトッププレーヤーでもコーチングは必要
 

 皆さんもコーチングで変わりますよ。  

 積極的攻める姿勢を見せたのは確か。
 N.ジョコビッチに普通では勝てないと、戦略を変えつつあることは確か。
 モンテカルロでナダル追い詰めながらクレーコートの感触 はつかんだ。
 

 直近のマドリッドオープンでN.ジョコビッチへの対策を考えた
 

 ラリーも、ただ返すだけではなく、N.ジョコビッチを揺さぶりながら、展開を作っていた。
 攻撃姿勢が一番顕著に見えたのはリターン。
 特にN.ジョコビッチの2ndサービスに対するリターン。
 1ポイントでもリードしたら、ベースラインの中に入り込み、打点はサービスラインとベースラインの中間位まで出て叩きに来た。
 これはサービスのコントロールの良いN.ジョコビッチにもプレッシャーがかかる、

セカンドサーブ、プレッシャーのかけ方。
 フォアに回り込むR.ナダル 
 フォアに回り込むR.フェデラー
  この二人のフォアの回り込みはハイリスク、ハイリターン。

 ベースラインに入る錦織圭 若手有望株のD.ティエム戦 から。

  
その点、A.マレーのこのリターンダッシュは効果的。
Murrayredashnole

 ベースラインに入るよと、相手にプレッシャーをかけ
 スプリットステップから前に踏み込む
 サービスが弾むので、自身もジャックナイフ。
 打ったらそのままリターンダッシュ。
  ジャックナイフの小史  
 リターンの攻撃の典型だ。

ジャックナイフのリターン
 相手の弾むサービスに有効。
 高い打点で叩ける
 しかも前に出やすい。
Murraybrejackknife

 これをいとも簡単にこなすのがキリオス。 近未来のテニス。
 攻撃型、キリオス、これでマナーが良ければいいのに。
 守備型、D.ティエム。
 

 試合の流れを全て象徴するようだったのが、マッチポイント。
 N.ジョコビッチが攻めて、攻めて、A.マレーを後ろに下げて、
 スマッシュ、そしてフィニッシュのアングルボレー。
 これをA.マレーは、完全に読み、走って、オープンコートにウィナー。
Murraynolemp

 N.ジョコビッチとA.マレーライバル関係 
 
  
 この積極性は今までのA.マレーには見られなかったことだ。

 少しはN.ジョコビッチにかわいそうな点もあった。それは
 雨で、観客席にも傘の花が開いた。
 クレーコートが滑らず、足が止まる。
 N.ジョコビッチは、2,3歩、脚が引っ掛かり、転倒しそうになった。
 それで主審に、危険だから試合を中断しないか、もちかけたが却下された。

 N.ジョコビッチのフットワーク、それはハードコートでもスライドさせるくらいのスライダーフットワーク
 

 これが引っかかってしまっては怖くて動けない。
 N.ジョコビッチ、A.マレー対戦史 

 ハイライト動画 

 試合のスタッツ。
Murraynolestats

 これで、全仏が面白くなる。
BigOneN.ジョコビッチにチャレンジする。
 クレーキング、ナダル。
 A.マレー
 R.フェデラー、  そして成長著しい、錦織圭。

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カテゴリー: ATP, クレーコート, ジョコビッチ, ストローク, データ分析, マスターズ, リターン, 作戦, 勝因, 戦略 | タグ: , , , , , , , | 投稿者tsukky 06:18 | コメントは受け付けていません。