能登和倉国際女子オープンテニスをやらせて頂くようになってから、友達の若村麻由美さんが近くの能登演劇堂に時々出演していることは知っていましたが、なかなか時間が合わず、いつも残念に思っていました。
今回、私の仕事が午前に終わり、麻由美ちゃんの舞台が午後に始まるという絶妙のタイミングでした。
能登演劇堂は、何か後ろの壁が全部開いて、仲代達矢さんが本物の馬に乗って外の自然の中から舞台に入ってくるという話を聞いたことがあり、是非一度行ってみたかったのです。
今回は松本隆さんの詞を若村麻由美さんが朗読する企画なので、後ろの壁は開けないのかな?と思っていた矢先、開きました。
暗かった舞台の向こうに、風に揺れる緑の木々が現れ、眩しく輝きました。その中央に若村麻由美さん。
それはそれは迫力ある美しい構図でした。
「風のコトダマII」は素晴らしいものでした。それにプラスで、生まれて初めて見た舞台の奥から現れた自然の山に、心の底から感動しました。
すごいことを考えたものですね。佐藤直子