全米オープン 3回戦
R・ナダル L・メイヤー
6-7(3)、6-3、6-1、6-4
日本時間の深夜3時半すぎ~
外はまだ真っ暗
「このまま寝てしまえ~」
「起きてナダルを応援しなきゃ」
「あとで結果を見ればいいじゃん」
「起きなきゃナダルに会えない」
温もりのある布団のなかで
天使の声と悪魔の声が交差した
13時間のキツイ時差の中
今日は本当に眠かったが
悪魔の声には惑わされなかった
前の試合がもつれていたため
ナダルの登場はそれから約1時間半後だった
大会6日目 3度目の対戦だった
第1セット タイブレを落とす
チャンスがなかったわけではない
ことごとくブレークポイントを跳ね返され
メイヤー相手にセットを落としたのは
初めてだったから心臓がバクバクした
フラストレーションのたまるナダル
第2セット 第7ゲーム
14度目のブレークポイントで
やっとブレークに成功した
苦しい時間帯だった
ナダルにとってもファンにとっても・・・
ゲームの中で修正しながら
ファイトし続ける我らがチャンピオン
序盤から第2セット途中まで
泣きながら見ていた
今までの不安を一掃してくれるかのような
バックのクロスにフォアのダウンザライン
フィジカル、メンタルが安定してきた
ショットにキレも出てきた
ナダルの表情も落ち着いてきた
もう大丈夫
このままでは終わらない
いや、終われない
第3セットは圧倒的なテニスで
試合の主導権を握りなおした
簡単な試合など1つもない
第4セット 第1ゲームで
ナダルはブレークに成功した
エンジンは全開
第7ゲームでもブレークに成功したナダルは
第8ゲームでサービングフォーザマッチを迎える
が・・・ここで初めてのブレークを許してしまう
第10ゲーム メイヤーのボールがアウトして
ナダルは大きな逆転勝利をものにした
3時間越えのとてもスリリングな試合だった
ナダルの大きなVamooosが何度も出た
珍しくラケットにあたるナダルをみた
見ている者の魂を奪い
見終わったときはまるで
自分が戦っていたかのごとく
ぐったりしてしまった
でも良い試合だった
そう言えるのはナダルが勝ったからだ
やはり嬉し涙がでたけれど
次はサクッと勝ってもらいたい
4回戦の相手はA・ドルゴポロフ
危険な相手だ 侮れない選手だ
どうか次も勝てますように・・・
ラファエル・ナダル
昨日より今日
今日より明日
想いは大きくなるばかり・・・
VAMOS!! RAFA!!