みなさんは夢に出てくるほど悔しい試合をしたことがあるでしょうか。
緊張して実力を出せなかったり、限界まで練習して臨んだのに勝てなかったり、
圧倒的に勝っていたのに逆転されたり、あと一歩で優勝を逃したり。
私は夢を見ない体質なので、文字通り「夢に出てくる」わけではありませんが
先月の北北海道選手権ダブルス第1試合、Y木沢さん・S木プロとの一戦は
事あるごとに何度も何度も思い出して、そのたびに悔しくなります。
それも思い出す場面は同じ。
ファイナルセット6-5、Y木沢さんのサーブで0-30。
これを取ればマッチポイント、あと2ポイントで勝利。
1stサーブは8割以上の確率で打ってきているセンターにフラット系だろう、
これを回り込みフォアで足元に打ち込んで一気に有利な状況を作ってやる!
予想通りセンターにフラット!これをフォアで・・・と回り込んだものの、
予想以上にコースが厳しくラケットの根元に当たってリターンミス。
楽にポイントを与えてしまい、ここからタイブレークの末逆転されたのです。
やっちまった・・・好調だったロブリターンなら・・・
この日何度も成功していたバックハンドの突き球なら・・・
何度も何度もこの選択を後悔して、違う選択肢を採った場合を脳内で
シミュレートしました。
ロブリターンがうまく上がればY木沢さんがカバーするだろう、ストロークで
Y木沢さんに2~3回ほどローボレーさせた後クロスにトップスピンロブかな・・・
バックハンドの突き球がうまく足元に入ればY原さんが決めてくれるか、
クロスでボレー対ストロークの打ち合いになり、タイミングを測ってストレートに
トップスピンロブか・・・
いずれにしてもリターン一発で有利な状況を作り出そうとしたのが失敗でした。
でもこれは「やってしまった失敗」ですからね。
もしY木沢さんのサーブがもう少し甘いコースに入っていたら違う結果に
なったでしょうし、ロブリターンを選択して失敗していたら
「やらなかった失敗」になってしまいます。
成功と失敗は紙一重。後悔も反省も乗り越えて、次の戦いに臨みましょうかね!