もうウィンブルドンなどでお馴染みですね。
「ホークアイシステム」
「鋼の錬金術師」のリザ・ホークアイ中尉に冷たく睨まれながら
そのクーデレ(クール&デレ)ぶりを愉しむシステム
ではなく、
複数台のカメラの映像からボールの軌道を分析してCGで表示するシステムです。
トッププロは一球一打に大金が懸かっていますからね、あり得ない誤審で
人生を狂わされてしまう可能性を考えれば良いシステムでしょう。
ところで硬式テニスというスポーツ、アマチュアの大会ではほとんど審判が
つくことはありませんね。選手自身が判定する、いわゆるセルフジャッジです。
野球経験者の私からすると、これは驚きのシステムでした。野球でもし
ストライク/ボールの判定をバッターやキャッチャーが行うことになれば
大乱闘必至ですからね。どんな小さな大会でも必ず審判がつくのです。
ではなぜ硬式テニスでは審判が必要ないのか。
テニスは紳士淑女のスポーツであり、お互いの信頼関係で成り立っているので
ジャッジをごまかす人が存在しない
からです。
いや、いますよ。明らかにインなのに「アウト!」と言ってる人。
でも私も何度かミスジャッジしてしまった事があるし、
「よく見えなかったのかなー、仕方ない」で片付けます。
何度もそれを繰り返されるようだとさすがに頭にくるでしょうが、幸い
そのような相手に出会ったことはありません。
あきもっち、イケメン公務員H君、コージ君、ゲコちゃんなどはよく
「アウト!・・・いやインでした」と言ってくれるし、
札幌の大会では5-5 40-40から相手のショットを、私が「イン」と
コールしたのに「いや、アウトです」と言って、自分の負けを譲らない方も
いたくらいですよ(・∀・;)
そういう方達とはずっと一緒にテニスを楽しみたいと思いますね。
ジャッジをごまかして目先の1ポイントを奪って優勝しても、それはテニスが
強くなったことにはなりません。
だって、そんなのテニスじゃないもの。相手のボールがどこかでバウンドしたら
「アウト!」と言うだけの「テニスコートでテニスの道具を使っている
テニスっぽい何か」でしかありませんからね。
私はテニスが強くなりたいのであって、そんな訳のわからん作業に興味は
ありません。
「ボールの毛が1本ラインに
触れたかもしれないと思ったらイン」
私の師匠の言葉です。
テニスプレイヤーには、ジャッジをごまかす人など世界に一人も存在
しないのですよ。
つまり何が言いたいかというと
ホークアイ中尉マジ天使ってことですよ。