生産性を上げる方法とは

生産性を上げるためのツールといえばまず、アプリケーションなどのテクノロジー系ツールを思い描くだろう。残念ながらアプリケーションは、生産性を大きく向上させるための方法ではない。実際のところ、テクノロジーは時間を節約するよりも浪費する場合の方が多い。以下に、私がお勧めする13の生産性向上方法を紹介する。いずれも、テクノロジーは不能だ。

1. 戦略の明確化

思い描く大きな目標や、成功に向かって起こすべき行動に対する明確な考えを持つことは、生産性向上への第一歩となる。これには、自分がすべきでないことの把握も含まれる。真の戦略の明確化は、コンパスと同等の役割を持つツールで、進むべき方向に関する情報や指針を教えてくれる。つまり自分の北極星になるのだ。

しかし、戦略の明確化は、事業に関するものが全てではない。個人的な目標もまた重要だ。よって、雇用側は従業員の経歴以上のもの、従業員側は給料や肩書き以上のものを見据えるべきだ。

2. 「今」を見据えた明晰な思考

自分が何を、どんな方法で、どの程度、誰と共に、いつまでに達成しようとしているかを常に明確に把握していれば、生産性を最高に高めることができる。一瞬一瞬に明晰な思考を持っていれば、自信を持って仕事を始め、集中力を維持し、飛躍できる。

3. コミットすること

長期または短期の目標や、その目標の大きさにかかわらず、目標達成を気にかけなければ生産性は落ちる。目標達成を決意するか、代替案を見つけるかのどちらかだ。曖昧な態度や、努力するふりをするのは、大きな時間の無駄になる。

私は大学在学時、最終学年の秋学期を休んだ。休み明けに大学へ戻った時、あまりに多くのことが先延ばしされていたことにショックを受けた。私の新たなスタンスは、やるかやらないかのどちらかだった。その中間では意味がない。周辺をつつきまわして時間を無駄にするくらいだったら、その時間を使って遊ぶ方が良い。

4. 「ノー」という言葉

「ノー」は、先ほどの1と2に反する要望を断るために使うべき素晴らしい言葉だ。罪悪感を捨て、本当に重要なことに集中しよう。

5. 「ノー」と言う勇気

「ノー」という言葉は、使う勇気さえ持てれば素晴らしいツールとなる。自分の気を散らすものに対して「ノー」と言えないと、問題を自ら招いてしまう。人は時々、勇気や自信を持てないこともある。

 

気を散らすものは容赦なく「削除」

6. 削除ボタン

生産性が上がるかどうかは、削除ボタンを容赦なく迅速に使えるかどうかにかかっている。削除すべき良い例は、自分の戦略上の目標と関係のないメール、二度と見返す可能性のない書類、時間を無駄にするアプリケーション、生活を乱す雑務などだ。ボタンでなく資源ごみ入れやくずかごを必要とするものもあるが、私の言いたいことはもう分かってもらえただろう。

7. カレンダー

いわゆるToDoリストよりも、カレンダーの方がはるかに良い。一日のマスが小さいものを選べば、一日の内にできる量について自分をだまさずに済む。ToDoリストが問題なのは、現実とかけ離れていること。1日には24時間しかないことは誰にも変えられない事実だ。

8. 何も置かれていない広いテーブル

あなたのデスクには、過去のプロジェクトやこれからのプロジェクト、やるべき事や懸念事項が散乱している。紙の山が周囲の視界を遮り、パソコンの画面は開いたアプリケーションの数々で占領されている。生産性を高めたいなら、広いスペースを作り、現在進行中のプロジェクトに関連する必要最低限のものだけを置くべきだ。

9. 小型のメモ帳

作業スペースの横に、小さなメモ帳を置いておく。自分の気を散らすアイデアなどをここに書き留めることで、いったんそのことについて考えるのをやめて、後に取っておくことができる。

10. 消音機能など、自分の邪魔をさせない仕組み

生産性向上に集中力は欠かせない。思考を遮られるたびに、自分がどこにいたのかを思い出し、遅れを取り戻さなければならない。自分自身が原因となるものを含め、邪魔はできる限り避けること。携帯電話は片付け、通知機能はオフにすること。

11. しっかり睡眠を取る

ほとんどの人は睡眠時間が十分でない。恐らくあなたもそうだろう。睡眠不足のまませかせかと働くと、生産性が高まったと感じるかもしれないが、実際にはただ忙しいというだけ。睡眠は十分にとろう。

12. 定期的な運動と賢い食事

睡眠だけでは足りない。運動と食事も同じように重要だ。生産性が高いのは、次のどちらだろう? 無気力で、体が痛み、弱々しく、疲れ切った人か? それともエネルギッシュかつ健康で、熱意ある人か?

13. 規律

本格的に取り組む前に、その瞬間に関する明晰さを持つためには、規律が必要だ。今に関する明晰さがなければ、迷いが生まれ、手探りで当てずっぽうになってしまう。そうなると時間の無駄だ。

以上の13の方法を使い、明晰さやコミットする能力や集中力を得られれば、生産性を劇的に高めることができる。


カテゴリー: 15-0 NEWS, 話題のニュース | 投稿者オールサム | コメントは受け付けていません。