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松岡修造が語る 全仏の見どころ

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グランドスラム第2戦の全仏オープンテニスが、現地5月27日に開幕する。日本からは、錦織圭(日本/日清食品)、杉田祐一(日本/三菱電機)、大坂なおみ(日本/日清食品)が出場を予定している。初夏のフランス・パリで開催される全仏オープンを前に、WOWOWテニス解説者の松岡修造(日本テニス協会強化副本部長)が、全仏の見どころ、錦織、大坂などについて話してくれた。


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3月には、大坂なおみが「プレミア・マンダトリー」のひとつ、インディアンウェルズで優勝する日本女子選手としては初の快挙を達成。続く4月には、手首の故障から復活を期す錦織圭が、マスターズ1000・モンテカルロ大会でラファエル・ナダル(スペイン)に敗れるも準優勝し、復活を印象付けた。このような背景から日本選手による男女アベック優勝という期待を抱きたくなるところだが、松岡は今年の全仏について「男子は赤土に関してだけいうと、(他の選手が)どうやってラファエル・ナダルを崩すかということだけです。僕が見ている限り、今のところ崩しようがないです」と、全仏10度の優勝を誇る絶対王者を倒すのは至難の業だと話す。

それでも、「崩せる人は誰なのかを考えた時に、お世辞でも何でもなく、可能性があるのはフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)と錦織圭です」と、2009年に全米オープンを制したアルゼンチン人と日本のエースを指名。錦織が勝つためには、「全仏までに体力面、精神面をしっかりあげてくるという限定的なものです。加えてフォアハンドの出来です。まだ(手首を)故障してから自分のものになっていないです。この前のマスターズ1000・モンテカルロは、決勝までいったものの、僕が見ていて決していい内容ではなかったと思います。良かった点は、どちらかというとループ系のボール。フォアは攻撃していなかったので、ミスは少なかったです。攻撃していたのは、バックハンド。ただ、圭本来の一番の良さであるフォアでの攻撃がなかったので相手が恐怖心を持つほど攻め込むことができていなかったので、フォアが入ってくれば、(ナダルに勝つ)可能性は十分あると思います」と錦織が勝つための条件を語ってくれた。

一方の大坂は、自己最高の世界ランキング21位(2018年5月21日時点)まで上昇している。松岡は、大坂の昨年と今年の違いについて、「コーチ、メンタル、トレーニングには違いなどはありますが、プレーが大きく変わったということではない。プレーが安定して、大事な場面でしっかりとポイントを取れるようになったということが変わってきた点だと思います。」と説明。気になる優勝の可能性については、「(これまでの)彼女の結果を見たときに、グランドスラムを勝てないという人はいない。負けようがない。もちろん厳しい解説者は、”メンタルが足りません”、”経験が足りません”と言うかもしれませんが、グランドスラムで彼女のいつものテニスをやれば負けようがない。まだまだアップダウンはあるけれど、それが大坂さんの良さ。波が少なくなってきたときに世界のトップが見える。(グランドスラムで)今年優勝するのは十分あり得る。(勝つことに)疑問を思わない」と太鼓判を押した。

全仏オープンは、四大大会では唯一クレーコートで行われる初夏のパリの風物詩的存在。松岡さんは、「映像ということで考えると(コートが)赤の部分。あとは音ですね。スライディングの滑る感覚とか。テレビを見るうえでは、全仏オープンが一番楽しい。音や滑る感覚が、選手の雰囲気や調子をすごく出してくるのでテレビ観戦でも十分に現地を感じることができます。だからこそ、僕が解説中継するときはそこに注目して伝えていきたいです」と大会の見どころを説明。自身も現役時代を含め現地に何度も足を運んでいるが、当時と変わったことを聞いてみると、「会場が思いっきり変わりました。すごく進化しています。各国が進化しているテニスコートを作っていますが、全仏には”おしゃれ感”があります。もっとも会場にいて楽しい雰囲気が全仏の良さです。全米オープンはどちらかというとコンサートのようなお祭り感があります。全仏期間中の2週間は、フランス人が自分たちのシーズンというか国技のように捉えているので、フランスの良さを感じられる時間だと思います」と話してくれた。

会場であるローランギャロスのサーフェスは赤土のクレーコート。球足が遅いのが特徴で、ロングラリーになりやすいため、技術に加えスタミナや精神力が勝負の鍵を握るといわれている。”クレーキング”ナダルを止める選手は現れるのか!?女子は混戦必至。昨年ノーシードから優勝を果たしたエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を中心に、ランキング1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)、2016年の覇者ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)らが女王の座を狙う。そしてなんといっても錦織圭、杉田祐一、大坂なおみら日本人選手の活躍にも期待したい。

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ダニエル太郎 全仏予選2回戦で敗退

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テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は23日、男子シングルス予選2回戦が行われ、予選第1シードのダニエル太郎は世界ランク220位のD・ノヴァーク(オーストリア)と対戦し、6-4, 1-6, 0-6の逆転負けを喫した。


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第1セット、両者ともにサービスキープに苦戦する展開の中、ダニエル太郎が3度のブレークに成功して先取。

第2セットは互いにサービスキープから始まるも、ダニエル太郎が第4ゲームでブレークを許すとここから10ゲーム連取を許し、試合時間1時間39分で敗れた。

この他の男子日本勢の予選1回戦結果は、初日に登場した添田豪がサンティラン アキラ(オーストラリア)に2-6, 2-6で敗退。

2日目に登場した内山靖崇はS・コズロフ(アメリカ)を6-4, 7-5のストレートで下し、予選2回戦に駒を進めている。

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最新日本ランキング一覧

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■一般男子シングルス(05月22日現在)

順位(前週) 名前(所属) 総ポイント(前週総ポイント)

1.(1) 錦織圭(日清食品) 513,000(564,000)
2.(2) 杉田祐一(三菱電機) 325,500(324,000)
3.(3) ダニエル太郎(エイブル) 210,300(210,300)
4.(4) 添田豪(GODAI) 117,600( 118,500)
5.(5) 伊藤竜馬(北日本物産) 109,900(109,900)
6.(6) 内山靖崇(北日本物産) 72,600(72,600)
7.(7) 高橋悠介(三菱電機) 69,880(68,080)
8.(13) 西岡良仁(ミキハウス) 62,100(37,200)
9.(8) 守屋宏紀(北日本物産) 54,000(59,400)
10.(10) 内田海智(富士薬品) 51,000(48,900)

11.(9) 江原弘泰(日清紡ホールディングス) 50,980(51,780)
12.(11) 徳田廉大(フリー) 47,160(41,760)
13.(12) 綿貫陽介(日清食品) 41,400(41,400)
14.(15) 福田創楽(イカイ) 30,800(30,500)
15.(14) 今井慎太郎(イカイ) 29,290(31,090)
16.(18) 越智真(江崎グリコ) 27,660(22,260)
17.(16) 関口周一(Team REC) 24,960(24,960)
18.(17) 竹内研人(北日本物産) 22,560(22,560)
19.(19) 望月勇希(中央大学) 15,376(15,576)
20.(21) 清水悠太(三菱電機) 13,780(12,540)


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■一般女子シングルス(05月22日現在)

順位(前週) 名前(所属) 総ポイント(前週総ポイント)

1.(1) 奈良くるみ(安藤証券) 226,200(226,200)
2.(2) 日比野菜緒(LuLuLun) 164,700(165,000)
3.(3) 加藤未唯(ザイマックス) 128,400(130,500)
4.(5) 今西美晴(島津製作所) 109,300(110,200)
5.(6) 穂積絵莉(橋本総業ホールディングス) 102,300(102,300)
6.(7) 波形純理(伊予銀行) 89,800(88,600)
7.(4) 土居美咲(ミキハウス) 77,700(113,400)
8.(8) 清水綾乃(Club MASA) 72,700(72,700)
9.(9) 日比万葉(グラムスリー) 66,600(69,000)
10.(10) 尾崎里紗(江崎グリコ) 62,700(68,400)

11.(14) 小堀桃子(橋本総業ホールディングス) 59,000(50,600)
12.(11) 加治遥(島津製作所) 57,230(58,730)
13.(12) 瀬間詠里花(橋本総業ホールディングス) 56,160(51,960)
14.(13) 美濃越舞(YCA) 53,160(51,060)
15.(15) 井上雅(テニスラウンジ) 46,260(47,460)
16.(17) 青山修子(近藤乳業) 40,500(39,900)
17.(16) 桑田寛子(島津製作所) 40,500(40,500)
18.(18) 澤柳璃子(フリー) 33,000(35,400)
19.(20) 岡村恭香(橋本総業ホールディングス) 31,700(31,700)
20.(21) 内島萌夏(昭和の森ジュニアテニススクール) 31,608(31,608)

■一般男子ダブルス(05月22日現在)

順位(前週) 名前(所属) 総ポイント(前週総ポイント)

1.(1) 内山靖崇(北日本物産) 207,600(207,600)
2.(2) 松井俊英(ASIA PARTNERSHIP FUND) 184,800(184,800)
3.(3) 今井慎太郎(イカイ) 75,695(77,495)
4.(4) 仁木拓人(三菱電機) 61,080(67,980)
5.(6) 片山翔(伊予銀行) 49,945(49,945)
6.(5) 添田豪(GODAI) 45,300(50,700)
7.(7) 吉備雄也(ノア・インドアステージ) 42,950(42,950)
8.(8) 内田海智(富士薬品) 41,700(41,700)
9.(9) 江原弘泰(日清紡ホールディングス) 41,500(41,620)
10.(10) 高橋悠介(三菱電機) 41,200(41,200)

11.(11) 福田創楽(イカイ) 38,950(38,950)
12.(12) 守谷総一郎(あきやま病院) 35,100(38,700)
13.(14) 徳田廉大(フリー) 29,800(28,900)
14.(13) 関口周一(Team REC) 29,780(29,780)
15.(15) 上杉海斗(江崎グリコ) 23,115(23,115)
16.(17) 竹島駿朗(Team REC) 21,690(20,890)
17.(16) 井藤祐一(ライフ・エヌ・ピー) 21,000(21,000)
18.(19) 伊藤竜馬(北日本物産) 19,200(19,200)
19.(20) 竹内研人(北日本物産) 18,880(18,880)
20.(28) 清水悠太(三菱電機) 18,710(14,110)

■一般女子ダブルス(05月22日現在)

順位(前週) 名前(所属) 総ポイント(前週総ポイント)

1.(1) 青山修子(近藤乳業) 833,100(830,400)
2.(2) 二宮真琴(橋本総業ホールディングス) 640,950(640,950)
3.(3) 日比野菜緒(LuLuLun) 496,500(532,200)
4.(4) 加藤未唯(ザイマックス) 472,650(484,650)
5.(5) 穂積絵莉(橋本総業ホールディングス) 414,600(429,300)
6.(6) 土居美咲(ミキハウス) 205,200(205,200)
7.(7) 藤原里華(北日本物産) 177,680(173,480)
8.(9) 小堀桃子(橋本総業ホールディングス) 151,180(152,980)
9.(8) 波形純理(伊予銀行) 147,300(171,000)
10.(10) 高畑寿弥(橋本総業ホールディングス) 108,920(128,420)

11.(11) 岡村恭香(橋本総業ホールディングス) 108,780(108,780)
12.(13) 清水綾乃(Club MASA) 107,200(98,800)
13.(12) 瀬間詠里花(橋本総業ホールディングス) 106,900(106,900)
14.(14) 奥野彩加(フリー) 104,100(95,700)
15.(15) 桑田寛子(島津製作所) 95,100(94,800)
16.(16) 大前綾希子(島津製作所) 84,930(84,930)
17.(17) 内藤祐希(TEAM YONEZAWA) 82,910(82,910)
18.(18) 今西美晴(島津製作所) 76,200(80,400)
19.(19) 村松千裕(グラムスリー) 72,600(72,600)
20.(20) 小関みちか(フリー) 70,000(70,000)

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春の九州学生決勝結果一覧

「平成30年度 九州学生春季テニス選手権大会」(福岡県糟屋郡・九州国際テニスクラブ/本戦5月15~20日)は最終日を迎え、男女単複の決勝が行われた。

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 男子シングルス決勝はノーシードから勝ち上がってきた相馬光志(福岡大学1年)が第6シードの林大地(鹿屋体育大学4年)を4-6 6-3 6-0で、男子ダブルス決勝は第2シードの上杉旬生/井上諒風(福岡大学4年/3年)が第3シードの宇野敦也/岡村浩太(鹿屋体育大学3年/3年)を6-4 6-3で破り、それぞれ優勝を果たした。

 女子は単複ともにトップ2シードの決勝となり、シングルスは第1シードの今村凪沙(鹿屋体育大学2年)が第2シードの英凪紗(鹿屋体育大学3年)を6-1 6-0で、ダブルスは第1シードの嶋田早貴/大田理紗子(福岡大学4年/3年)が第2シードの橋川紗也子(西南学院大学4年)/中村優里(熊本学園大学4年)を0-6 7-5 [10-6]で下してタイトルを獲得。今村は春季大会シングルス2連覇を達成した。


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※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

■男子シングルス決勝

○19相馬光志(福岡大学1年)4-6 6-3 6-0 ●49林大地(鹿屋体育大学4年)[6]

■女子シングルス決勝

○1今村凪沙(鹿屋体育大学2年)[1] 6-1 6-0 ●32英凪紗(鹿屋体育大学3年)[2]

■男子ダブルス決勝

○32上杉旬生/井上諒風(福岡大学4年/3年)[2] 6-4 6-3 ●9宇野敦也/岡村浩太(鹿屋体育大学3年/3年)[3]

■女子ダブルス決勝

○1嶋田早貴/大田理紗子(福岡大学4年/3年)[2] 0-6 7-5 [10-6] ●16橋川紗也子/中村優里(西南学院大学4年/熊本学園大学4年)[2]

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