「TEB BNP パリバ イスタンブール・オープン」(トルコ・イスタンブール/4月30日~5月6日/クレーコート)の3日目、2回戦でダニエル太郎(日本/エイブル)が第4シードのアルヤズ・ベデネ(スロベニア)と対戦。ダニエルは6-2、6-2のストレートで勝利し、ベスト8進出を果たした。試合時間は1時間20分。
両者の世界ランキングはダニエルが114位に対し、ベデネが63位と大きく格上だったが、ダニエルはものともしなかった。
第1セットでは得たチャンスを逃すことなく、2度のブレークを成功し先取すると、第2セットでも2度ブレークし勝利。ダニエルはサーブが安定しており、ファーストサーブでのポイント獲得率は81%を記録。格上のベデネにブレークのチャンスを2度しか与えず、いずれもセーブした。
またベデネのサーブを攻略し、第2セットではベデネのセカンドサーブのうち90%をダニエルは自分のポイントに結び付けた。
この勝利でダニエルはATPワールドツアーでは、2017年の「男子テニスATPワールドツアー250 エストリル」以来1年振りとなるベスト8進出を果たした。
ダニエルは準々決勝でロジェリオ・ドゥトラ シルバ(ブラジル)と対戦する。ドゥトラ シルバも第6シードのビクトル・トロイツキ(セルビア)に6-2、6-3と快勝しているが、世界ランキングは121位。ランキングが下の相手にしっかり勝利を収め、準決勝進出に期待したい。