熊本地震の県民意識調査結果

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熊本地震に関する県民意識調査の結果というのが、地元紙に掲載された。

発生から2年となる4月の時点で復旧・復興を

「実感できている」「やや実感できている」

と答えた人は全体の62・3%に上った。

ただ、

「実感できていない」「あまり実感できない」

との回答も計20・5%あり、復旧・復興の実感に格差が生じている実態が浮かび上がったそうだ。

 実感できているとした最大の理由は

「公共施設の復旧」(36・8%)
「住宅・宅地再建」(36・1%)

の順で多く、やや実感できているとした人の回答も、

「公共施設の復旧」(41・4%)
「住宅・宅地再建」(25・0%)

が目立った。

 一方、実感できていない理由をみると、

「住宅・宅地再建」(32・9%)

が最も多く、

「地域の再生」(25・4%)
「暮らしの充実」(16・3%)
「心身の健康」(4・9%)

と続いたそうだ。

あまり実感できていないとした人では

「住宅・宅地再建」(51・0%)

が半数を超えた。

 熊本地震に関して、県に最も力を入れてほしい施策は、

全体の30・9%が「被災者支援」

と回答。以下、

「公共施設や道路の復旧」(19・4%)
「経済の再生」(10・5%)
「都市計画や街づくり」(9・7%)
「自治体への財政支援」(8・8%)
「防災強化」(8・5%)

の順。

 地域別でみても、県北、県央、県南で「被災者支援」を求める回答が3割超に上った。甚大な被害が出た益城町や南阿蘇村などが入る県北、県央では「公共施設や道路の復旧」も2割台で、他の地域より高かったとのことだ。


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