2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、スポーツ体験への気運が高まるなか、東京・大井町に複合スポーツエンターテインメント施設『スポル品川大井町』が、8月11日にオープンする。人工ウェーブの発生するサーフィン施設をはじめ、テニスやバスケットボール、フットサルのコート、アーチェリーやボルダリングの施設など、約2万4000平方メートルの広大なスペースに8種類の競技を含む計13の施設が完備される。
屋内テニスコートと、さまざまなイベント開催を予定している多目的スタジオは、元プロテニス選手の伊達公子氏がプロデュース。そのほか、ソフトボールのバッティングセンター、テニスとスカッシュを融合した競技「パデル」のコート、アニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』とコラボしたキッズランドや、脱出アトラクション、運動後の疲れを癒やす酸素ルームなども備わっており、老若男女問わず気軽にスポーツに触れることができる。
営業時間は午前10時から午後11時まで。入場は無料、各施設利用は有料となる(料金は種目により異なる)。
9日、都内で行われたオープン記者発表会には、伊達氏をはじめ、プロサーファーの糟谷修自、前田マヒナ、元バスケットボール女子日本代表の原田裕花氏らが出席。司会はジョン・カビラが務めた。
東京五輪から正式種目に決定し、スポルの目玉として期待もかかるサーフィン。ドイツの世界的人工サーフィンブランド『citywave』がアジア初上陸し、初心者向けの小さな波から、プロも楽しめる本格的な波まで、自由自在に体験できる。糟谷は「まさか東京の屋外でサーフィンができるとは思ってなかった。どうやって波に乗っていいか分かりやすいと思うし、親も子どもが波に乗る姿が近くで見守れるので安心」と笑顔で語った。
スポルでは、世界屈指の名門クラブ・FCバルセロナのサッカースクール「バルサアカデミー」の開校も決定。スペシャルサポーターを務める伊達氏は「皆さんがチャレンジする場になってもらいたい。より多くの人にこの環境を利用してもらい、スポーツを通して人生を豊かにしてほしい」とアピールした。