男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は14日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク24位の錦織圭が同33位のF・ロペス(スペイン)を7-6 (7-5), 6-4のストレートで破り、初戦突破を果たした。
この日、錦織は第1セットをタイブレークの末に先取。第2セットは第1ゲームでブレークに成功する好スタートを切ったが、第6ゲームでロペスにブレークバックを許しゲームカウント3-3に追いつかれる。
そして、第7ゲームで再びブレークチャンスを握った錦織は、ロペスのドロップショットに対して猛ダッシュでネットへ走り拾うも、ボールは2バウンドしたようにも見えるものだった。
しかしポイントは続行され、ロペスはスマッシュをミスして、このセット2度目のブレークを許した。錦織の拾ったボールが2バウンドしていたとロペスは主審へアピールし、怒りをあらわにした。
この様子はTENNIS TVのツイッターに掲載されている。
その後、集中力を切らさなかった錦織が1時間48分で勝利した。
2回戦で錦織は、世界ランク4位で第3シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。両者は5度目の対戦で、錦織の3勝1敗。昨年1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)決勝ではディミトロフにフルセットで敗れている。