「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 ローマ」(イタリア・ローマ/5月13~20日/クレーコート)の6日目、準々決勝でラファエル・ナダル(スペイン)がファビオ・フォニーニ(イタリア)と対戦。ナダルは4-6、6-1、6-2と1セットダウンからの逆転勝利でベスト4進出を決めた。試合時間は2時間14分。ナダルは準決勝で、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)とのBIG4対決に臨む。
ナダルとフォニーニの過去の直接対決は、ナダルの10勝3敗と大きな差があるが、クレーコートでフォニーニに2敗しており、今回も苦戦の場面があった。
第1セットでは、ナダルが第4ゲームでワンチャンスで先にブレークに成功するも、その後はチャンスを作れず、フォニーニに2つのブレークを含む5ゲーム連取を喫し、先行を許す。ファーストサーブでのポイント獲得率が58%とクレーコートのナダルとしては低めだった。
しかし、それ以降は持ち直していつもの強さを発揮。第2セット、第3セットともに一度もピンチを迎えることなく、それぞれ2度のブレークを成功させて勝利をつかんだ。
準決勝でナダルと対戦するジョコビッチは、準々決勝で錦織圭(日本/日清食品)を2-6、6-1、6-3で破っての勝ち上がり。またBIG4同士の対決は今シーズン初となる。