男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は19日、シングルス準決勝が行われ、第1シードのR・ナダル(スペイン)が第11シードのN・ジョコビッチ(セルビア)を7-6 (7-4), 6-3で下し、4年ぶり10度目の決勝進出を果たした。
第1セット第6ゲームでナダルがラリーを制し、この試合両者を通じ初のブレークを奪うが、第9ゲーム、ナダルがサービスゲームをキープすればセットを獲得できる場面で、ジョコビッチがブレークを奪い返すことに成功する。
その後は互いにサービスキープをしタイブレークに突入。最後はリターンエースが決まり、ナダルが第1セットをものにした。
続く第2セットでは、第3ゲームでナダルがブレークに成功。第9ゲーム、ジョコビッチのサービスゲームだったが、最後はナダルのバックハンドが決まり、決勝進出を果たした。試合時間は1時間56分。
両者は51度目の対戦で、これまではナダルの24勝26敗。最後に対戦したのは昨年5月のムチュア・マドリッド・オープン準決勝で、その時はナダルがストレート勝ちしている。
世界ランク2位のナダルは5年ぶり8度目の優勝を目指して、第2シードのA・ズベレフ(ドイツ)と第4シードのM・チリッチ(クロアチア)の勝者と対戦する。
一方、3年ぶり5度目の優勝を目指していたジョコビッチは5年連続となる決勝進出とはならなかった。