【フランス・パリ30日発】テニスの全仏オープン女子シングルス2回戦で、世界ランキング20位の大坂なおみ(20=日清食品)は同51位ザリナ・ディアス(24=カザフスタン)を6―4、7―5のストレートで下し、3回戦に進出した。
第1セットの第2ゲームをブレークした大坂は第5ゲームでブレークを許したが、相手のミスに助けられて第10ゲームで相手のサーブを破り、このセットを奪った。第2セットは積極的に前に出るプレーを見せ、強烈なフォアを打ち込んだ。第11ゲームではバックから鋭いショットを連発。なかなかブレークは奪えなかったが、第12ゲームで食らいつくディアスを振り切ってブレークし、勝負を決めた。
全仏で2年ぶりに3回戦に進んだが、試合後の大坂は「疲れた。今日の試合はちょっと難しかった。私の体がちょっと重かった。あまり良くなかった」と不満げ。3回戦に向け「ちょっと速く動きたい」とさらにコンディションを上げることを誓った。
3月のBNPバリバ・オープンでツアー初Vを飾った大坂は、このままグランドスラムでも勢いに乗れるか。