『幸せ革命』

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『幸せ革命』
時は、1954年3月19日の夜、突然に全身が圧迫されて苦しくて目覚めた、
その場所は母の体内だった、命の危機を感じ、何度もお腹を蹴ってもがいた
、ようやく落ち着いて来たのか?いつもの生活に戻れたって思ってたら、
意識が目覚めたまま母体で過ごす事になってしまった、

外の世界はいろんな音で怖い気がして、小さな宇宙の中で心地よく居たかったけど、
18日後についに、この世界に生まれて来た、

後で解った事ですけど、あの日父が結核で他界したと知った、
目覚めが早かったせいか?母の体内で生きてた事や、生まれて来ても、
赤ちゃんの時の記憶が未だに残る、生まれた後、ヒーローをお婆ちゃんに預け、
大黒柱になった母は働きに出ていった、揺り篭に乗せられ過ごした、

おしっこをしたら気持ち悪くて泣くとお婆ちゃんがオシメを変えにやって来る、
時々、従兄妹の子供が来て揺り篭を揺らすけど、これが気持ち悪くて胃がムカムカする、
この子が来るのが怖かった、またお酒臭い人が顔を近づけて来て、
何やら赤い冷たい物を持って来た事なども覚えている、

2歳の頃お母さんに、
『この消防車の玩具、お酒臭い叔父さんが持ってきてくれたんだよね。』って言ったら、
『何で解るの?だって叔父さんは、あなたが赤ちゃんの時、一度しか来てないんだよ、』
って聞いてきたので、母のお腹の中での出来事を話したら、
『あなたには、生まれる前から苦労をかけていたんだね~』と目に涙を浮かべていた。


カテゴリー: テニスコーチ, ヒーローテニススクール, 玉城 弘 | 投稿者ヒーロー 00:06 | コメントをどうぞ