月別アーカイブ: 2014年7月

「模倣(真似)の重要性」

「模倣(真似)の重要性」

以前であれば、プロのプレーを観るのに貴重な放送から録画して観ていました。
少なからず今のコーチ世代、30歳代以上の方は学生時代にそんな思い出があるのではないでしょうか?
どんなに良い指導を受けたり練習をしたとしても良いプレーを観ることは、上達するために欠かすことの出来ない必須条件とも言えます。
好きな選手がいて、プレーのみならずラケットやウェア等の道具にも憧れを持ち、少しでも近づきたいと思うことは上達への登竜門です。

昨今、民放では放送機会が減ってしまったものの、衛星やケーブル等なら観ることができて、何より無料動画サイトなら好きな選手を検索できてスローでフォームを細かく観ることも出来るようになっています。
間違いなく観るということに関しては環境が良くなっているはずです。
自主的な練習の中に、観るイメージトレーニングは含まれていますか?…

細かいことを言えば、成長期に身体に負荷のかかりすぎる打ち方や表面上だけの模倣は、故障の原因となりうることもあるので、模倣自体も注意をしなければならないこともあります。
しかし、それでも自分がプロになることを夢見て、同じプレーをイメージすることは、とても大切なことだと考えます。
是非、たくさんの選手を観て、視覚から様々なものを吸収して欲しいですね。

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 22:36 | コメントをどうぞ

「練習する環境をつくりだすことも大切な能力」

「練習する環境をつくりだすことも大切な能力」

テニスはテニスコートがあって初めて出来るスポーツです。
しかし、部活は勿論、プロであっても試合会場等では練習するのにコートに限りがあるものです。
限られた時間の中でオンコートでどれだけ有意義に活用出来るかは永遠の課題とも言え、逆に恵まれ過ぎた環境は、有り難みや工夫、集中力を鍛える機会を逸することもあるかも知れません。
また、コート外でもテニスの上達に意識を傾け、トレーニングや練習方法を模索したり、コート自体を自分自身で手配することは、とても良い人間育成の一環だと考えます。
どのスポーツにでも言えることですが、どんなに優秀な監督やコーチがいたとしてもコートやグラウンドの上で試合中には自分の判断が全てとなります。
自分自身で考え、判断する能力を培わなければ、いざという時に役に立ちません。

確かに人によって環境は異なり、比較すれば優劣がつくことは、明らかですが、シビアことにプロであれば「環境を整えることも仕事の一つ」と片付けられてしまいます。

間違いなく何でもお膳立てされて育ったプレーヤーより、練習する環境を自分で工夫したり、整えたプレーヤーのほうが試合でも良い判断が下せるはずです。
周りサポートや今ある環境に感謝しつつ、より環境を整えるように努力することの大切さをジュニアに伝えたいですね。

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 12:53 | コメントをどうぞ