カテゴリー別アーカイブ: 意外と知らないテニス

「この一球は絶対無二の一球なり」って?

「この一球は絶対無二の一球なり」って?

松岡修造選手がウィンブルドンでマッチポイントを握った場面で「この一球は絶対無二の一球なり」と自身に言い聞かせてサービスを放ちベスト8進出を決めたことで有名な言葉です。
最近では、テニスを取り上げたバラエティ番組等でも松岡選手がこの言葉を発することもあるので聞き覚えのある方も多いと思います。

この言葉は故福田雅之助氏が早稲田大学のOBとして部に贈った言葉の一部で全文は

この一球は絶対無二の一球なり
されば身心を挙げて一打すべし
この一球一打に技を磨き体力を鍛へ
精神力を養ふべきなり
この一打に今の自己を発揮すべし
これを庭球する心といふ
昭和49年6月 福田雅之助

幾多の日本テニスプレーヤーがこの言葉に感銘を受け勇気付けられた言葉です。
ちなみ故福田雅之助氏は全日本選手権の初代優勝者であり、渡米後、日本にイースタングリップを紹介した日本テニスにおいて大きな貢献をされた方です。

試合の時だけではなく、練習の時でもこの言葉を思い出したら勇気づけられるかも^^
暑くなってきたこの時期、この言葉を思い出して部活もがんばりましょう!

カテゴリー: 意外と知らないテニス | 投稿者juniortennis 12:24 | コメントをどうぞ

意外と知らないテニスの歴史vol.2

意外と知らないテニスの歴史
「テニスはフランス発祥!」

テニス=イギリス発祥というイメージが強いですが、実は13世紀にフランスで生まれたスポーツです。
諸説あり、紀元前15世紀の壁画で、エジプトで球を打ちあう人々を描かれたものが発見されていますが、直接的な祖先に当たるのはフランスで8世紀頃という説が有力です。。…
当初は、布の中に毛髪を入れてボールらしきものを打ったのがはじまりで、手が痛いことからグローブ、短いラケットというように徐々に発達した歴史があります。

16世紀にイギリスに渡り、ロイヤルテニス(王家のテニス)ということで今に近いテニスが出来上がりました。
最初にトーナメントとしてスタートしたのは1877年のウィンブルドン(全英選手権)で、その後、あの有名な4大大会は、1881年全米、1891年全仏、1905年全豪という経緯で創設されてきています。
つまりテニスはフランスで生まれ、イギリスで発達したスポーツともいえます。

カテゴリー: 意外と知らないテニス | 投稿者juniortennis 10:07 | コメントをどうぞ

意外と知らないテニスの歴史vol.1

意外と知らない日本テニスの歴史
「日本の五輪参加史上初メダルはテニス!」

日本がオリンピックで初めてメダルを獲ったスポーツはテニスです。
1920年アントワープの大会で熊谷選手が準優勝、柏尾選手と組んで参加したダブルスでも準優勝。…
この準優勝によって獲得した「2つの銀メダル」が日本初の五輪メダルです。

ちなみに1913年に慶応義塾大が硬式採用に踏み切り、軟式から硬式に転向して間もない熊谷選手が、国際交流の一環でマニラ東洋選手権に参加して準決勝まで進み、軟式の技術が硬式にも通用することを証明しました。その後、全国の主要校が硬式を採用して、本格的な硬式時代が始まったそうです。

2020年五輪の開催都市が東京に決まり、日本テニスの聖地とも言われる有明コロシアム・有明テニスの森も大幅な改修が予定されています。
子供たちに夢を与えるオリンピックだからこそ、中学校での硬式テニスの位置付けや創部に関しても、開催都市ならびに周辺都道府県の積極的な変革を期待せずにはいられません

カテゴリー: 意外と知らないテニス | 投稿者juniortennis 08:20 | コメントをどうぞ