「練習する環境をつくりだすことも大切な能力」
テニスはテニスコートがあって初めて出来るスポーツです。
しかし、部活は勿論、プロであっても試合会場等では練習するのにコートに限りがあるものです。
限られた時間の中でオンコートでどれだけ有意義に活用出来るかは永遠の課題とも言え、逆に恵まれ過ぎた環境は、有り難みや工夫、集中力を鍛える機会を逸することもあるかも知れません。
また、コート外でもテニスの上達に意識を傾け、トレーニングや練習方法を模索したり、コート自体を自分自身で手配することは、とても良い人間育成の一環だと考えます。
どのスポーツにでも言えることですが、どんなに優秀な監督やコーチがいたとしてもコートやグラウンドの上で試合中には自分の判断が全てとなります。
自分自身で考え、判断する能力を培わなければ、いざという時に役に立ちません。
確かに人によって環境は異なり、比較すれば優劣がつくことは、明らかですが、シビアことにプロであれば「環境を整えることも仕事の一つ」と片付けられてしまいます。
間違いなく何でもお膳立てされて育ったプレーヤーより、練習する環境を自分で工夫したり、整えたプレーヤーのほうが試合でも良い判断が下せるはずです。
周りサポートや今ある環境に感謝しつつ、より環境を整えるように努力することの大切さをジュニアに伝えたいですね。