「練習は復習よりも予習が大切」
決して復習することを否定するわけではありません。
勉強のように頭に記憶を定着させる為には、復習はとても大切なことです。
しかしながら、運動に関しては、身体に動きを定着させる為に反復練習を行う為、試合や練習後の反省会は大切なものの、それを練習に反映させる為には練習前の予習が必要となります。
授業後や早朝の練習の際に、漠然と練習を開始してしまうことは非常に勿体ないことです。
前回の練習時に反省したことがあるならば、まずそれらを思い出す必要があります。
仮に反省会を行っていないとしても、練習前に少し考える時間さえ設ければ、何を伸ばしたいや何を意識する等を整理して練習を行うことが出来ます。
最初は少し抵抗があるかもしれませんが、コートまでの道中や通学時間に当日の個人的な練習テーマを考えるような習慣化されることが理想です。
個人的な主観ではありますが、比較的復習を重んじる傾向があるように感じます。
練習後に、先輩や指導者がアドバイスや反省会をする光景を目にする一方で、練習前は自然と練習を始めることも多いです。
人の意識は曖昧なもので、前日のアドバイスや新たにチャレンジしようと思っていることでも翌日には薄れていることも多いものです。
したがって、練習する直前にもう一度思い出せるかどうかが、効率的な練習を行う「鍵」とも言えます。
これは練習直前に復習するとも言えます。
少し勉強になぞらえて「予習」「復習」という言葉を使いましたが、言葉の表現としては不適切かもしれません。
根本は何を意識するかを整理することが大切ということです。
方法としては色々あり、練習後に目標や反省点等をメモして、次回の練習直前に必ず読み返してから始めるのも良いでしょう。
徐々に各ショットを具体的に意識する準備をするようになれば、充実した練習の第一歩です。
些細なことかもしれませんが、参考にしてみて下さい。