「本当に海外で活躍する選手がいないとスポーツは盛り上がらないか?」
どのスポーツでも盛り上がらない理由のひとつとして、
「世界と対等のレベルに至っていない」
「世界で活躍する選手がいない」…
等が囁かれることがあります。
本当にそうでしょうか?
日本独自の競技であり、世界と比較することの少ない相撲でも、国内で大きな位置付けを確立しています。
野球であっても、今ではメジャーで活躍する選手がいるものの、以前から国内リーグで地域に根差しながら熱狂するファンも多いです。
レベルを高める努力は必要なものの、全てを世界と比べたり、世界基準でなければならないというわけではないはずです。
学生大会でも甲子園のようにプロレベルでなくても盛り上がり、観客は一喜一憂するものです。
もちろん母校の活躍が気になる卒業生や関係者の興味があっての話ですが、ある意味で本来のスポーツの楽しみ方と言えます。
逆にレベルにばかり依存したスポーツは、盛り上がりがプロ選手の活躍に大きく左右されることが多いです。
サッカーでもJリーグ発足時から地域に根差したり、活性化を目標に掲げています。
聞き流してしまいそうな決まり文句とも言える言葉かもしれませんが、本当に重要なことです。
極論、例え弱くてもチームに愛着があり人気があれば、素晴らしいチームと言えます。
テニスにおいて国内の大会を考えてみましょう。
厳しい言い方になってしまいますが、これだけ愛好者の多いスポーツにも関わらず、これだけ観客の少ないスポーツというのは珍しいのではないのでしょうか。
決して選手が観客を呼べないと非難するわけではありません。
試合も実際に目の当たりにすれば、素晴らしいプレーばかりです。
良い言い方ではありませんが、イケメンと言われるような選手も多数存在します。
最終的には、これだけのソフトが揃っているだけに、よりプロモーションする力が問われるとも言えます。
個人競技ゆえに、細分化したプロモーションはより難易度が高くなりますが、間違いなく今後の課題でもあります。
中学校のテニス事情と少し離れた内容ですが、錦織選手の活躍で注目度が高くなるものの、一過性の盛り上がりに対してでは、学校教育に関連した物事は反応し難いことは当然です。
国内での盛り上がりや、場合によっては中学校、高校、大学での盛り上がりこそ、部活動の位置付けに大きな影響を与える可能性が高くなります。
もっともっと国内を盛り上げたいですね。
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