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　全仏オープン　1回戦　

R・ナダル　　J・トンプソン

　６－２、６－２、６－２　

「ラッファエール・ナダ～ル～～」

105勝3敗という驚異的な

成績を引っ下げてナダルが

ローランギャロスのコートに帰って来た

レモンイエローとモスグリーンの

真新しいウェアに身を包み

ナダルが登場したのは

日本時間の22時45分頃～

初戦の相手はジョーダン・トンプソン

オーストラリアの82位、28歳の選手だ

1勝0敗で迎えた2度目の対戦だった

今のナダルにとっては

すべてが挑戦だった

応援する私も

油断なんかしていられない

ナダルの細かい動作が気になる

喜んだり心配になったり忙しい

けれどナダルのウェアの胸には

「V」のマークがある

「Victory」と「Vamos」の「V」だと

私は信じている

最初から最後まで

ナダルのペースで試合は進んだ

主導権は常に

ナダルの手の内にあった

成すすべがないトンプソン

観客席にボールを打ち込んで

警告を受ける

引き付けてウィナーを取るナダル

我慢できないイライラのトンプソン

ラケットを叩きつける

ブレークした後はキープをして

はじめてそのブレークが活きる

41分で先取したナダルは

第2セットも39分で取った

第3セット、５－２として

第8ゲーム、課題のサービングフォーザマッチが来た

ファーストポイントはナダル

トンプソンにリターンウィナーを決められて１５－１５

トンプソンがアウト、３０－１５

今度はナダルのボールがアウト、３０－３０

ナダルがボレーを鮮やかに決めて４０－３０

さぁ～、マッチポイントが来た

トンプソンがネットして

2時間2分の攻防が終わった

スコアボードには２と６の

数字しかなかった

それだけナダルが圧倒した証拠だ

無事に終わってホッとした

めちゃくちゃ嬉しい

2回戦の相手が決まった

地元フランスのムーテ

ワウリンカを破ってきた

どんな展開になるか

想像もつかないが

ナダルの底力を信じている

ナダルの挑戦が始まった

どんな結果が待っているのだろうか。

ナダルがテニスを楽しめたら

他に何も望まない

それで結果がついてくれば

御の字だろう。

ナダル、どうか負けないで

VAMOS!! RAFA!!

私たちは奇跡を信じるしかなかった

疲労骨折に足の怪我

まさに満身創痍のナダル

今シーズンはメルボルンで優勝し

続く全豪オープンでも優勝を飾り

アカプルコでも優勝してみせた

２０連勝という記録も残した

そのツケが今来ているとしたら

それはあまりにも大きな代償だ

それでも私は信じたい

諦めてしまう前に

何が出来るかを

考える事くらいは出来る

そんな中、ドローが発表になった

１R　トンプソン

２R　ワウリンカ　ムーテ

３R　ファンデザンスフルプ

４R　アリアシム

QF　ジョコビッチ

SF　ズべレフ　アルカラス

F　　チチパス　メドベージェフ

泣いても笑っても

7度勝ち続けなければ

優勝はない

全仏オープンでは105勝3敗

13度の優勝を誇るナダル

「僕たちの世代はいずれ去って行き

新しい世代がまた出てくる。

来年、勝てるかどうかは分からない。」

2014年の全仏オープン後は

このように発言していたナダル

努力、謙虚、夢に希望

ナダルを連想させる言葉の数々

努力し続けることは

一番、難しいことなのに

ストイックに努力し続ける

相手の心を折るような

タフなその精神力で

スーパーショットを打ちまくる

そんなナダルの魂のテニスには

ナダルの哲学がある

「僕にとってはローランギャロスのタイトルを

狙える立場にいる事が大切なんだ。

ここで何回連続だとか何回の優勝だとか

そういった数字には全然、興味がない。」

　ラファエル・ナダル　

ドキドキが止まらない

いつも以上に

不安や心配が尽きない

それでも私は奇跡を信じる

諦めるわけにはいかない

ナダルの底力を信じて・・・

VAMOS!! RAFA!!

　ローマ　3回戦　

R・ナダル　　D・シャポバロフ

　６－１、５－７、２－６　

日本時間の深夜2時ウォークオン予定

しかしナダルが登場したのは2時50分過ぎ～

コート整備が行われて

遅延のアナウンスがあった

何かあったのだろうか。

第13シードのシャポバロフ、23歳、16位

仮眠を取って深夜1時に起きた

濃い目のコーヒーを淹れた

今年の全豪オープンでは

フルセットまでもつれ込んだ

今日も接戦になるんだろうか。

不安や心配は尽きない

レフティー同士の一戦だった

早めにチャンスを活かしたい

第2ゲームでブレークポイントが来たが

あーん　ブレーク出来ず

チェッ　思わず舌打ちした

その後は順調に5ゲーム連取で

42分で６－１と圧倒したナダル

ところが第2セットは1時間16分で

シャポバロフに追いつかれる

2本立て続けにDFを犯したのが効いた

過去の事は悔やんでも仕方がない

第3セット、目の前の一戦に集中してね

しかしナダルは下を向き

タオル置き場に手をついて

苦しそうにしている

さぁ～、声出して行こう

どこか痛むのか

足の具合が悪そうだ

全仏オープン前だ

無理は禁物

棄権しても構わない

それでもナダルはコートに立ち続けた

最後まで戦った

敗北が近づいていた

最後に意地を見せたが叶わず

それは納得の敗退だった

試合の途中から

自らを鼓舞することを止めた

それだけ足の具合が悪くて

集中できなかったのだろう

古い機械を動かすことには

苦労がともなう

それにしても悲しき敗退だ

ベスト8に進めなかった

全仏オープンという名の

信号機には

「黄信号」が灯った

前哨戦で優勝できなくとも

2020年のように

全仏では優勝を飾っている

私は信じている

諦めたらそこで終わりだから

ナダルの底力を信じる

全仏オープンまで

あと一週間と少し

ナダルの早い回復と

自信を取り戻して

戦ってくれることを祈って・・・

VAMOS!! RAFA!!

　ローマ　2回戦　

R・ナダル　　J・イズナー

　６－３、６－１　

マドリードからイタリアに舞台を移して

ナダルのローマでの戦いが始まった

今日は慌ただしい一日だった

19時過ぎに家に着いた

部屋着に着替え

メイクを落として

さぁ～、応援体制バッチリだ

19時55分頃～ナダルの登場だ

初戦の相手はイズナー

27位、37歳、208㎝

ナダルから見て7勝1敗

早めにこの強烈なサーブを

破らなければ勝ち目はない

ローマは午後1時を回ったところ

「ここは要注意よ、ナダル」

「よしよし　凌げ」

「DFするなよ。」

「あちゃ～　DFかよ。」

そんな気がしたよ

「よし　しのいだ、さすがナダル。」

ブレークして楽になりたい

「よし　ブレークした。」

心の声と漏れる声とで

一人、興奮しながら

今夜も観戦中

第2セットもブレークスタート

幸先の良いスタートだ

今日はサクッと終わりたい

「ナダル、終わらせてね。」

「ブレークバックされるなよ。」

このままキープね

もう一つブレークに成功

「よし、よし　貯金は多い方がいい。」

５－１、イズナーのサーブで

ナダルにマッチポイント

フォアのダウンザラインで決めた～

さすが、ナダル

超～、かっこいい

髪を切ってリフレッシュしたナダル

1時間16分で3回戦に進んだ

3回戦の相手はシャポバロフ

去年はここで負けかけた

結局、３－６、６－４、７－６（３）で

ナダルが大逆転した

明日は帰宅が遅くなるので

私的にはもう少し

遅い時間帯に始まって欲しい

ナダル、負けるな

ローマにかける想いよ、届け

VAMOS!! RAFA!!

　マドリード　準々決勝　

R・ナダル　　C・アルカラス

　２－６、６－１、３－６　

ナダルがコートを去って行く

それは負けた事を意味する

悲しくて辛い瞬間だ

19歳になったばかりのアルカラス

すでにランキングは9位

肋骨の疲労骨折から復帰して3戦目

ナダルは若い力を

跳ね除ける事は出来なかった

第2セットの第3ゲームで

アルカラスが転倒して

右足を治療したり

観客の一人が倒れて

試合が中断になったりした

第3セット、

ここからが本当の戦いだった

ナダル本来の戦いが出来ず残念だ

全仏オープンは

ジョコビッチ、チチパス、ズべレフ

そこにアルカラスも加わったのは

確かな事実だった

今のナダルにとって

警戒しなきゃいけない選手は

他にもいる

成長著しいアルカラスの勢いを

病み上がりのナダルは

止める事が出来なかった

そんなアルカラスは

ジョコビッチをも倒して

決勝へ進出した

決勝の相手はズべレフ

　ラファエル・ナダル　

ローマでは、どんな戦いが

待っているだろうか

難なく勝てるとは思っていない

けど、ナダルがクレーコートに

立つだけでワクワクする

新しい世代も出てきて

厳しい状況でも

ナダルは真摯にテニスに向き合い

答えを探してくれるはず

それがラファエル・ナダルだ

VAMOS!! RAFA!!

　マドリード　3回戦　

R・ナダル　　D・ゴファン

　６－３、５－７、７－６（９）　

現地16時20分頃～

軽く右手を上げてナダルの登場だ

ベルギーのゴファン、31歳、60位

試合前のこのドキドキ感がたまらない

試合後はナダルが嬉しい勝利を

もたらしてくれる事を祈るばかりだ

ゴファンとは4勝2敗だが

クレーコートでゴファンに負けた事がない

それは嬉しい材料だった

ナダルのセンターへのエースで試合は始まった

先にブレークされたときは

正直、焦ったが

すぐにブレークバックに成功した

早くもタイムバイオレーションを取られ

ナダルがサーブを打つ度に緊張していた

今日はバックハンドの精度がいい

ナダルの一番の強みはフォアハンドだ

フォアの逆クロスは最大の武器だった

第1セットを46分で先取して

第2セットもナダルにマッチポイントが来た

そこからゴファンの反撃にあい

ゲームは振り出しに戻った

いやぁ～、手こずった

ゴファンを倒すのに3時間8分を要した

負けてしまうのかと思った

ナダルの調子が良ければ

６－３、６－４で勝てた試合だ

昨日に続きＳＦＭでブレークされた

こういう所がまだ試合勘が戻っていないのだろう

踏ん張りどころで踏ん張って

闘志を前面に出して戦うナダル

負けて欲しくなかった

第3セットはタイブレに突入した

ゴファンに4度のマッチポイントが行った

それを全て凌いで凌いで

ハラハラしたけど

結局、最後にはナダルが勝つ

さすがクレーキングだ

ナダルは激闘を制し

ベスト８に進出した

準々決勝の相手はまだ決まっていない

ノリーかアルカラス

どちらが来ても厄介でタフな相手だ

だけど、私は信じている

諦めたらそこで終わりだから

ナダルの闘志あふれる姿がまた見たい

クレーコートで勇ましく戦っている

ナダルにまた会えるのが楽しみだ

ナダルが勝ち続ければ嬉しい

生活にも張りが出る

ナダルが頑張っている姿をみて

平凡な日常にも活気が出る

ナダルは私の夢と希望だから。

明日、明日も勝利日記が書きたい

ナダル、負けるな

VAMOS!! RAFA!!

　マドリード　2回戦　

R・ナダル　　M・ケツマノビッチ

　６－１、７－６（４）　

季節はクレーシーズンに突入していた

モンテカルロとバルセロナを

ナダルは欠場せざるを得なかった

そしてマドリードで復帰が決まった時は

不安もあったし心配もした

毎度のことながら初戦は緊張する

ましてや3月20日以来の公式戦だ

セルビアのケツマノビッチ　32位の22歳

ナダルの復帰戦には厳しい相手だった

肋骨の疲労骨折からの復帰で

心配しないわけがない

ケツマノビッチとは

2年前のアカプルコで

一度だけ対戦したことがある

６－２、７－５で1時間35分で

ナダルが勝利していた

舞台はマドリード

マノーロ・サンタナ　スタジアム

日本時間の23時10分頃～

ブルー系のウェアを身に包み

ナダルが登場した

いつものナダルのルーティンが懐かしかった

そして恋しかった

ナダルへの声援も大きい

それだけ皆がナダルの

帰りを待っていた

観客の惜しみない拍手が

ナダルを後押しする

やっぱりナダルには華がある

人を惹きつける魅力がある

クレーコートでは特に

ラファエル・ナダルの存在感は

計り知れないほどだ

第1セットでのナダルのプレーぶりは

復帰したてとは思えない

自然に涙がこぼれていた

水を得た魚のように

コートの上でのナダルは

生き生きとしていた

ナダルのファイティングスピリットは健在だ

ナダルの大きな背中が逞しい

いつでも冷静で

テニスに向き合う姿勢が好きだ

1ポイントの大切さを大事に

懸命にプレーするナダルが好きだ

あとはスタミナが持つか心配だった

やはりナダルのテニスはワクワクする

第2セットでハラハラな展開になったけど

試合を積めば勘も戻って来る

最後はワイドにエースを決めて

（どうやらアウトだったらしいが）

ナダルは3回戦へ進んだ

3回戦の相手はゴファン

また厳しい相手だが

ナダルを信じて

応援するのみだ

久しぶりの夜更かしだけど

ナダルがストレートで勝ってくれて

嬉しい夜更かしになった

心配や不安は

ナダルが打ち消してくれる

ナダル～、おかえりなさい

そして初戦突破、おめでとう

私にとっては

水や酸素と同じくらい

ナダルは元気の源だから。

VAMOS!! RAFA!!

肋骨の疲労骨折が判明してから

今日で約一か月が経っていた

それでもナダルが練習再開から

約一週間が過ぎていた

改めてナダルの回復力には驚く

ナダルには焦らずゆっくり

治してもらいたい

半面、早く会いたい気持ちで

揺れている・・・

モンテカルロはチチパスが優勝した

そしてバルセロナ、

決勝に進んだのはアルカラスとＰ・Ｃ・ブスタ

スペイン対決となった

来月の22日からは

全仏オープンが始まる

ナダルは果たして間に合うのだろうか。

焦っているのは私の方だ

どうしてもナダルがいないと

食指が動かずに

テニスから離れてしまう

私はナダルのテニスが好きなんだ

ナダルが居ない間は

ナダルの動画ばかりを見て

寂しさを紛らわす

万全の形じゃなければ

全仏オープンでは戦えない

勝負の世界は

それほど甘くはない

分かっているからこそ焦る

ナダルよ、ナダル

どうかどうか

ナダルが万全になりますように。

去年の借りを返しに

ナダルが万全の形で

戦えます様に・・・

　ラファエル・ナダル　

今まで君には

沢山の感動を貰ってきた

もしもまた贅沢な

わがままを言えるのならば

今年も全仏オープンで

戦うナダルの姿が見たい

クレーコートで躍動するナダルが見たい

そしてもっともっと言えば

14度目の優勝を狙って欲しい

それが新たな夢であり

目標の一つでもある

ナダルよ、ナダル

君を思うと胸が苦しい

けど、これは好きな痛みなんだ

ナダルに早く会いたい

VAMOS!! RAFA!!

出会いと別れの季節

春がやって来た

それでも少しも

ソワソワしない理由は

ナダルが疲労骨折の為に

ツアーから離脱しているからだ

今、開催されているマイアミも

まだ一度も観戦していない

2004年のマイアミの3回戦で

当時17歳のナダルは

世界1位のフェデラーと初対戦した

そしてガッツ溢れるプレーを見せて

６－３、６－３で勝利している

ナダルが大金星をあげた瞬間だ

ナダルは言う

「僕はフェデラーほど器用じゃない。

彼は僕よりずっと上手くやっている。」

「彼に勝つ為に僕は常に成長しなければならなかった。

彼は最高の選手なのに更に進化していった。

それはとても難しいことだ。」

そしてまたフェデラーも言う

「ナダルは進化した。上手くなった。

彼とプレーすることで僕のレベルも確実に上がった。」

最高のライバル

ナダルとフェデラー

あと何度、

この二人の対戦が

見られるだろうか・・・

　ラファエル・ナダル　

どんなに寝不足でも

ナダルの試合だけは

必ずライブで観戦し

応援していたい

私のバイタリティーは

ナダルへの思いと比例する

ナダルのテニスは

元気をくれる

衝撃的なナダルとの出会い

数々の思い出

君への恋心は

日々、大きくなるばかり。

ナダルには底知れない

無限の可能性がある

何よりもナダルのテニスは

強く美しい

酷だけどテニスには

勝者がいて敗者がいる

ナダルにはいつまでも

輝いていてもらいたい

「良い時もあれば悪い時もある。

でも、人生は続く。僕のキャリアもね。

流れを変える為、これ以上に練習を重ね進み続けるだけさ。

2009年に負けた時も終わりじゃなかった。

2015年にも負けたけど終わりじゃない。

これまでよりも努力をしてもっと強くなって戻って来るよ。

敗北は敵ではない。

敗北を怖れる心が敵なんだ。」

ナダルの言葉が身に沁みる

また強くなって帰っておいで

やっぱり君は私のヒーローだから。

VAMOS!! RAFA!!

　インディアンウェルズ　決勝　

R・ナダル　　T・フリッツ

　３－６、６－７（５）　

グランドスラムに次ぐ大きな大会

インディアンウェルズ、最終日

万全ではないナダルが

決勝の舞台に立っていた

簡単には諦めたくはない

悪ければ悪いなりに

努力をし続けるナダル

見ているのが辛い

それでもコートに立ち続ける

いくつもの逆境を乗り越えてきた

今、出来ることをするのみ

頑張れ、がんばれ、ガンバレ

無我夢中で応援していた

優勝には届かなかった

決勝で負けるって

こんなに辛い事だったんだ

ナダルの快進撃で

そんなこと忘れていた

最後までファイトし続けた

一生、勝ち続ける事なんて不可能だ

いつかは負ける

連勝記録は２０で止まった

連勝記録とか

マスターズ１０００の勝利数とか

ナダルはそんな記録よりも

情熱を持って

1ポイント、1ポイントを

大事に戦う事の方が

大切なのだろう

そんな記録、

もうどうでもいい

早くナダルが元気になってくれた方が

私はうれしい

しかし、この半端のない喪失感

一夜明けた今でも

悔しさはなくならない

この悔しさを糧に

ナダルにはクレーシーズンで

借りを返してもらおう

今は、そう言うのが精一杯だ

VAMOS!! RAFA!!