金曜日
7時9分発博多空港行き高速バスへ定刻乗車。早朝はまだ薄暗い、そして寒いと起きてからようやく気づいた。 寒がりは下四枚上に六枚着込んでいた。
バスは順調に8時40分空港着、50分の博多の森行きバスは用足しの為9時10分に乗ると20分には博多の森バス停、1試合目の9時半には無理のようだ。受付してクラブハウスで一息入れていると9時半からの1試合がはじまっていた。ぼくは第二試合のNB10時だ。
9時半過ぎに対戦相手のT氏が向こうからやって来た。クラブハウスの玄関に出迎えると、例の泣き言がはじまっていた。たが今回は本当に思えた。風邪ひいて熱が出てのどがイガイガしてデホしようかと思っが、あんただから無理して出て来たと言うのだ。ティシュ箱取り出して鼻を何度もかむ。確かに顔色は元気がなかった。
先のことを考えれば無理をしなければいいのにとぼくは真剣に心配していた。たが彼がいない時、奥さんが気になる言葉をささやいたが、まさかと聞き流した。
しかし試合がはじまって暫くすると奥さんの言葉が現実を帯、病み上がりの彼に脅威感じ始めていた。
彼の体調を探るべきスタートとしてたやすく30となってサービス、キープすれば40、ベーグルでと思いきや簡単にブレークされた。彼のフォアーの強打が炸裂しだした。あっという間33に追い付かれていた。電話ぐちでは泣き言ばかり言っていたが上手になってミスもなくなっていた。(ここまでは携帯より)
44 54 64とようやくファーストをものにはしたが、内容はいただけなかった。彼とのフォアーの打ち合いは到底勝てず、ドロップを多発して成功させ、スライスで相手のリズムを崩したりしてようやくようやく取ることができた。
セカンドもまともに打ち合っては勝てないので、小細工で相手を崩して51まで行ったが、それから2ゲームを例のパワーで押し切られ53。嫌な予感はしたが相手のサービスを何とかしのいでようやくブレーク63でとり勝利することができた。
病み上がりの人にこれほど苦戦するとは、ぼくの足は限界に来ていたし時計を見ると12時半、試合は丁度10時に始まったので2時間半近く戦っていたのだ。セカンドで二時間半とは接戦を物語っている。
残念ながら勝負に勝ってテニスでは負けていた。反省反省。