月曜日
寒い寒い冷蔵庫の中を思わせる一日だった。
早朝行われていたメンフィス・オープン(アメリカ)シングルス決勝戦の録画を午前中見る。
錦織VSフリッツ。若干18歳のフリッツ(アメリカ)は主催者推薦(WC)で出場していた。第2シードのジョンソンを破って勢いに乗るアメリカ期待のニューウエーブに思えた。身長も十分にありエースを量産するサービスを持ち、ストロークも安定していた。練習では勝ったことがないと圭に言わしめるほどの急成長の若者に対して錦織圭がどんなテニスをするか興味津々で見つめていた。
1ゲーム目の圭のサービスはいきなりブレークされた。若者は最初からトップギアに入っていたのに対して圭は動きもぎこちなくミスを連発していた。03 13 33と徐々に調子を取り戻し後半ワンブレークすると64で圭が取る。
セカンドは互いにキープして進んだ。若者は昨年全米ジュニアーのチャンピオンとなって頭角を現しているらしく、簡単に圭の軍門に下る気配を感じなかったが、ワンブレークされてから圭の余裕のプレーに脱帽の気配を感じ始めた。53で相手のサービスのブレークチャンスを3度あったが必死の抵抗に遭い54。圭のサービスフォーセットを迎えた。力を抜いたコントロールサービスで労せずウイニングショットはフォアーのエアーケイで恰好よく締め切った。
64 64で危なげなく勝利することができた。そして四連覇を達成した瞬間でもあった。