金曜日
昨日今日と北九州に出向いて夕方帰ってくる。
昨日、朝方予報は外れて小雨が降りだしていた。予報を当てにすれば曇り昼から晴れであった。
玉名に出かける準備を整え終えると携帯が鳴った。やはりT氏だった。こちらは雨が降り出して予報では無理なようですから、中止したいと言う。ぼくはそちらから北九州へ向かいたいので、一様出かけますと言うと予報で止みそうにもないので中止しましょうとあえて言うので分かりましたと携帯を切った。
北九州市の友人宅にご機嫌伺いして翌日は近くのK市公民館でTs氏らとシングルスの練習をするというのが一連の予定だった。
最初の予定がなくなり夕方ご機嫌伺いにと思っていたので時間があまった。とりあえず植木から高速に乗って最初のサービスエリア―で車を止めて思案した。同じ北九州の町に一度訪れたいと思っていた友人がいた。
今日がそのチャンスかもしないと思い、電話を入れてみると在宅しており、待っています、何時ごろ言うので12時前には到着します。昼飯時だけどしゃないと電話を切った。それから明日練習するT氏に携帯して今日の予定を尋ねると1時から5時まで同じ場所で仲間とのダブルスの予定というので、事情を話すとぜひ立ち寄ってと言う。
これで夕方までの時間は埋まると、ルンルンで車を走らせた。古賀のインターで下りて3号線へ出てかなり進んで左へと海側へと進んだ。人口3、4万人小さな町でアップダウンの多い道中から少し登ったところに地震に強い立派ながっしりとした家があった。
縁側に通されて情報を交換した。さっそく食事に行こうと言う。何度も言う。1時にテニスの約束があるのでと断り、ここでの会話で十分だった。時間がなかったら近くのうどん屋に行こうと言う。うどん屋ならいいかと腰をあげると、奥さんが出てきて予約をしているでしょうと言う。予約をキャンセルさせるのも気の毒に思い、食事に出かけた。
乗せてもらった車は20年乗り続けているスカイラインであることが戻るときに説明を受けた。白い車、前からは車種が分からず外車かなと後ろに回るとスカイラインとあった。
2500のターボ―チャージャーでゴーンが日産を牛耳る前に生産された最後の車で愛着がありずっと乗り続けたいと言っていた。そういわれてみると、そんなふうに見えてきた。
ギアチェンジがシフトレバーだけでなく、指でシフトできるボタンが何か所かあるというのだ。丁寧に乗っているのか痛みはほとんど見受けられず内装はブラックで統一、彼の又一面を垣間見た。ボランテイアで小中学生の面倒を7~8年見続け、家庭菜園の畑を借り受け、樹木果物を育てる土地もあるという。絵画もやっていると言い、あらためて家に入り見せてもらった。目をこらすと彼のいろいろな絵が所狭しとかかげられているのに気が付いた。20人くらいのグループで月一回勉強会みたいなものもあるというから、かなり本格的かもしれない。絵心のないぼくには良し悪しはとんとわからないが、素人めから感心して見入っていた。
ぼくは厚かましくもテニス仲間に断りの携帯をして、瀟洒なところに案内されてごちそうさんになっていた。充実した老後を送っている彼に拍手を送りたい。そう思っていた。
今日は10時すぎにK市コートに到着、四人のはずが二人ダメになった。Ts氏とシングルス2セット、ホームコートの彼は強かった。ぼくはアウエイだがら言い訳して尻尾をまいて帰途についた。飯塚経由で同世代の棋士、加藤一二三、前NHK会長の出身地嘉麻市にいる旧友にも久しぶり逢って鳥栖から高速に乗った。
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