土曜日
プロパイロツト付きデイズで、初めての福岡行きと決めていたが、早く目がさめると体調がおかしい、福岡までの運転に自信がゆらぎ、さっそくスマホで高速バスの時間を調べて6時13分で行こうと決心していた。
しかしソファーに座っていると考えが変わり、せっかくだから、せっかくのケイ、デイズを試さなければとデイズに変更していた。
途中雨に襲われるが、プロパイロットを作動させて余裕で博多の森コートへ到着すると、雨も上がり、1ラウンドが始まったところだった。クラブハウスに入るとテーブル、椅子は隅っこに押しやられ、コロナ対策のため座っての準備は出来なかった。
いつもの受付に行くと、オーダオブプレートの前にプログラムと参加賞が置かれて、各人で取っていってください、時間が来たらコートへ入ってください。ボールはコートに置いていますと、人と人との関わりをシャットアウトしていた。
1番コートの試合はNB時間より30分ほど早く終わるも、ローピンアンパイヤは無言、NB10時30分までまって自分たちで試合を始める。普段ならばローピングアンパイアが登場して、ルールの説明があってサイド決め5分間の練習、タイムと声がかかり試合を始める。
レシーブを取り試合開始、1ゲームの長かったこと、チャンスはあったが01、しかしコートチェンジしてぼくが何とかサービスをキープすると、それからはぼくのショットに相手は手こずり始め、11 21 32 42 52 53 63とファーストを取り順調に進むかに思えた。
ファーストはくもり空、セカンドになると日が差しはじめ、体が動かなくなっていた。サービスもまぶしく
サイドがあって入らなくなり、焦れば焦るほどミスも多くなっていた。完全に相手のペース、蒸し暑さにさらに体力を奪われ、朝の出来事が頭にかすめていた。16。
ファイナルは10ポイントのタイブレーク。セカンドのつづきかなとよぎっていた。ところが相手のサービスの1ポイント取り、最初のサービスでポイント20、次のポイントはネット際、ネットを超えれば100%ぼくのポイントだったのに、ネットして内側にポロリ落ちて21。 30になっていればと悔やまれた。これが結果的に勝敗の別れだったような気がした。
しかし、ぼくは優位に進めていて75とリードした。77 87 88 99 910 911。とファイナルを落として負けていた。勝てるチャンスがあったのに、自分のふがいなさにあきれて、サバサバしたものがあった。
あとで、更衣室で彼の体を見た時、こんな人に負けたのかとがっくりしていたが、老体鞭打って必死に頑張っていたのだと、自分の不甲斐なさを、あらためて認めざるを得なかった。
今日の敗退を糧にして9月を頑張ろう、10月を頑張ろうと慰めながらデイズを走らせていた。