火曜日
場所は八幡の桃園庭球場、NB10時だったのに、ボードに名前がかからない、相手の選手の姿も見られない。
直前になって行くとボードの一番下にNB12時50分となっていたので、問いただすと雨のために変更になっているという。受付でそれを一言、言ってくれればと、不愉快になっていた。ぼくがプリントアウトしたのには10時になっているのに、直近に、NB12時50分と変更になっていると知らされたのだ。
雨で変更になっているかもしれないと、チェックしなかった自分にも落ち度があったかもしれないけれど、分かっていればもっとゆっくり出てくるかとができたと、気分な良くなかった。
対戦相手のmunemoto氏とは縁はあったけど、じっくりと戦ったことはなかった。2018年三年前のこの大会で、単複出場していてダブルスで足に痙攣がおきてばんざいした。その前に行われたシングルスが長引き影響を受けていたのだ。彼とのシングルスの決勝は棄権していた。
翌月の6月に行われた九州選手権では彼と対戦のチャンスがあったので、そこで頑張ればよいと考えていたのだった。そうして二回戦で彼と対戦していた。
30とリードしていけるかなと思っていた時に、左腕にすごい痛みが走った。棄権を申し入れたが、それからぼくは肩の痛みと戦いも治らず、今日まで続いていた。
あれからもう三年、munemoto氏もアキレス腱を切っていたらしく、復活してから間もないようだった。試合はスリーセットファイナル10ポイントのタイブレークが、降雨のため8ゲームに変更されていた。梅雨前線の影響で強風がまい、雨交じりの不安定な天気だったが、テニス進行は何とか行われていた。
三分間の練習で、練習し続けていた右腕でのサービスを打ってみたが、強風でコントロールできる状態ではないと直感して、今日はアンダーサービスで行くしかないと覚悟していた。
03とリードされてやばいと感じていたが、開き直っていろんなアンダーサービスを駆使して粘っていると33と並ぶことができた。それからは相手が先行する形で進んで78となっていた。あきらめかけたが粘って88、7ポイントタイブレークに突入する。
序盤ぼくが先行していたが、雑なプレーが続いて相手にリードをゆるして、その相手の流れを止めることができなかった。89で敗退。
ベンチに戻ると彼は、アンダーサービスに楽勝と感じていたらしく、苦戦を強いられたことに対して、ほめてくれたので、やさしいねーとつぶやいた。
6月の九州選手権、今度は初戦で対戦となっていたので、そこで頑張ればいいと考えていたが、まさかの九州選手権が中止になっていると彼から聞かされて、寝に身に水とぼやいていた。