日曜日 晴れ
全仏オープン、ノーシードチェコのクレイチコバはシード選手を撃破してきて初優勝。
準決勝戦、サカーリとの一戦が見ものであった。上半身の筋肉が盛り上がりゴムまりのように弾力性の体で、サービスからストロークと弾んでいた。
ファースト惜しくも57で落とすと、セカンドは先にワンブレーク、ドロップショットをあやうく鋭角にスライスすると、ぎりぎり線にかかっていた。ワンブレークしたサカーリの仁王のような形相がかっこよかった。セカンド64で取るとファイナルは大接戦、終盤流れはサカーリに、そしてマッチポイントが来ていた。ふらふらっと高く舞い上がったボール、クレイチコバは追いかけノーバンドで思い切りクロスへ打ち込んだ。
マッチポイントを逃れたクレイチコバに今度は流れは変わり、97でクレイチコバに勝利の女神は微笑んでいた。