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震災で壊滅した南阿蘇ペンション テインクナへ

金曜日 晴れ

日奈久の宿での娘との会話。ネットで探して日奈久温泉と決めたとき熊本近郊を調べて、北海道のうんぬんという南阿蘇のペンションも検討したという。
南阿蘇のペンション村は熊本地震の時甚大な被害をうけていて再起は無理だろうと、ニュースなどの報道で想像していたので、そのことを話すと、その変わった名前のペンションのことも言ったのだ。北海道の輝き「テインクナ」、まさかと驚いていた。

2015年熊本震災の前年、プレミアム旅行券「熊本をもっと楽しむ券」が発売されて購入していた。残った券を有効期限のぎりぎりに、ネットで探して阿蘇へ行ったとき何度か前を通った記憶のあるペンション村、北海道の輝き「テインクナ」へ申し込んだ。

「2015年10月15日 テインクナ ペンションで 南阿蘇」のブログにそのいきさつは書いていた。娘の勧めもあり迷っていたが、どうなっているか行ってみようと、「ペンション テインクナへ」へ申し込んでもらっていた。

一昨日、そのペンション村の「テインクナ」へ出かける。地震で崩落した阿蘇大橋も再建されて今年開通していたので、ちょうどいい機会でもあった。新大橋までの阿蘇路は道路も立派に改修されていて、スイスイといくことができた。右折して真新しい阿蘇大橋を渡ると高森までの一本道の道路が続いている。しばらく行き、この道だったっとた左折して阿蘇山道へ抜ける道を登って行く。この辺だったと、徐行して探すがペンション村と書いたあの坂道は見当たらなかった。

南阿蘇と書かれた住所をナビに打ち込むと、えらく離れた場所なので、電話番号を打ち込むと同じ辺を表すので、そこに向かってハンドルを切った。高森方面の道路を高森近くまで、登山道路を越えてから左手の山道へと案内があった。ペンションの案内がいくつかあって、細くなった道を山腹まで登るとペンションの案内板に名前があったのでほっとしていた。
先客は一組の夫婦そしてぼくたち。物静かなあの時のオーナーとおぼしき人が出迎えてくれた。雰囲気や料理は前回と同じフランス料理だった。サービスと出されたグランワイン一杯にアルコールに弱いぼくたちは酔いしれて、満腹になっていた。
翌朝はパン食を頂き9時過ぎに初冬を感じさせる宿を出発する。久しぶり南阿蘇をゆっくりと一周して昼過ぎには我が家にたどり着いていた。

詳しくは聞けなかったけど、その建物は知人から譲り受けたもので、3年前にオープンしたという。大変だっただろうなあと想像する。そこは同じようなペンション作りの建物が二棟あったが隣の建物は住宅に使っているという。ペンションの前にも木立に囲まれた和風の家があったが、消えかかった案内板には染色か何かをやっていたようで、会社と受け取れた。高く伸びた木立には「売り物」の札が見えた。

この南郷谷でも日奈久と同じようなことが起きているのだと思った。熊本地震で再建を残念した人たち、後継者がいなくて空き家になっているペンションもあるのだとも思った。

カテゴリー: 日記 | 投稿者ていちゃん 17:03 | コメントをどうぞ