土曜日
セレナは2回戦で2シードのコンタベイトを破って、それでも現役を捨てるの。負けず嫌いという彼女、それはアスリート全てにいえることだが、あえてそれを口にした。
セレナの3回戦の相手はトムヤノビッチ、彼女はランキング1位シフィオンテックの連勝にストップをかけたコルネをウインブルドンで破っていた。
3万人近く観衆を収容する会場は熱狂的な興奮に湧いてつぼと化していた。。地元セレナを応援する観衆の中に吸い込まれそうに乗り込んだトムヤノビッチ、強い気持ちのもちぬしに違いないと感じた。敵陣の中にただ一人で乗り込んだ女性に思えたが、弱音はおくびにも表さず自分のテニスで勝負していた。まけもとの思いでたんたんとしているように感じられた。
ファーストは75トムヤノビッチ、セカンドはセレナは闘志満々タイブレークとなって、後のないセレナが頑張り74でセレナがものにして、ファイナルの決戦へと、会場は大いに沸いたが、セカンドで頑張りすぎたあのか、じりじりとトムヤノビッチに追い詰められてセレナ15となっていた。
マッチポイントを取られてそれまでかと、会場は息を止めていたがジュースとなって息を吹き返し、マッチポイント、セットポイントを繰り返してまさに会場ははるつぼと化していた。セレナは驚異的な頑張りを見せた。自分にも応援してくれている観衆にも、その気持ちは痛いほど伝わってきた。 最後はセレナがネットしたのかな?
試合後の勝利者インタビューは引退するというセレナを先に行った。アメリカらしいやり方、「悲しみの涙じゃない」と言いながら、なみだを指で拭いながら、思いのたけを長々と話していた。努力をしてきたのだと、言うことは伝わってきた。