10月1日 火 くもり
予選MS85は大会本部にて10:30までに本人がサインして出席としますとあった。定刻までに6人全員サインイン、定刻過ぎるとOPの13.14.15番コートに対戦者の名前が書込まれていた。
1試合目が終わるのを待ってぼくたちはそれぞれのコートにて対戦。相手のT氏は75歳以上の時、東北ベテラン1回戦で対戦していた。その時は全日本のポイント稼ぎに遠路山形市まで出かけて、Cグレード大会初めて優勝で忘れられない。
彼のランキングは6人の中でトップだった。楽勝かと思いきやフースト51から54と追い上げられ危うかったが必死で頑張り何とか64でとりほっとする、セカンドは63で取り本戦行き決定した。
10月2日 水 小雨曇り
本戦1回戦相手は京都から 奥さん連れで来ていた。ファースト接戦で64でとるとセカンドの終盤、足が痛いのでリタイヤすると手と上げた。これが最後の大会ですと彼は余生を話してくれた。
彼とは春の九州毎日でも対戦していた。ぼくは1回戦勝利して2回戦は1シードの彼と初めての対戦をした。手ごわく思えたがファースト64で取りセカンドになると相手に元気がなくなっていた。61で取り気を良くしていると、彼が話しかけてきた。弟が亡くなったと知らせがあったと告げた。末期の弟がいて試合に出ることも躊躇していたと肩を落としていた。
10月3日 木 小雨
2回戦は室内4面のコートに85歳代のQFが2試合目に並んで入った。
相手は四シードで戦った2人とは違いキレのあるボールを打っていた。24とリードされセットを諦めかけたが、ねばっていると流れが変っていた。4464と気がつけばファースト取っていた。押されながらもセットを取ったぼくは困惑していた。
次を落としてもファイナルまで行けるとそんな弱気なことがよぎっていた。今年は3試合目でほとんど負けていたが、今回もその通りになっていた。気持ちはあったのだが、体力は限界に来ていたのだろう、相手の迫力に押されてセカンドは26、ファイナル10ポイントのタイブレークも4-10で敗退していた。彼は決勝戦で敗れていた。